2016=平成28年7月も、拙ブログを宜しくお願い致します。今日の当地愛知は梅雨の中休み。昼頃から、梅雨明け後を予感させる様な暑さに見舞われている所。再び雨がちの天気に戻りそうなのは仕方がない事だが、歴史上屈指の猛暑が予想される由なので、それは今から覚悟した方が良さそうだ。
さて本題。掲示板2ちゃんねるの記事ではないが「そうだ!選挙行こう」と言う事で、俺の親族の一人が、今年から新たに選挙権を得る事になった。大学受験準備とも重なって大変だろうが、今回は、その親族(仮名で「Y」と言う)宛ての体裁で記させて頂こうと思う。主なテーマは、勿論間近の参院選についてであります。
Y君、今年は来春の大学受験準備で大変な所だろうと思います。俺は、自らの大学進学準備が思うに任せなかったのと、拙両親(君のお祖父さんとお祖母さんね)も俺の進路を適正に理解していなかった為、その事からの、決して気分の良くない行き違いとかもありました。同じ不愉快を君に味わって欲しくない想いから、俺は君の進路に細かく言及するのを控えて来ました。これは、君が成人しても変わらない思考的立場・スタンスにして行かなければと思っている所。ここでは、大学などの進路問題を君と君の両親に委ねるとして、もう一つの問題、選挙権の話をさせて下さい。
恐らくは、君の生涯初めての選挙になると心得ます。「選挙に行く」と言うのは形を変えて「我国の政治に参加する」と言う事ですね。だから、選挙権の事を「参政権」と言う場合もあるんですよ。初めはピンと来ないかもだが、齢を重ねて世の中の事が分って来ると、選挙の大切さも理解できると思うのです。ですから最初は、投票所の様子と雰囲気を掴む為だけでも良い。とりあえず、投票には行って欲しいと思うのです。自慢ではないけど、俺はこれまで、一度も棄権した事はありません。
まだ分り難いとは思いますが、今度の参院選は「小選挙区比例代表制」と言って、全国各地の選挙区から選ばれる議員分と、政党の規模毎に当選議員の数を比例して分ける所の、二枚の投票用紙に書き込む必要があります。前者の選挙区分は候補の方の氏名を、比例代表分は政党や団体名を、正確に記して投票する事が、公職選挙法で決められています。これは、国会議員に立候補する人物に、選挙の不正を行わせない様に規制して、公正で堂々としたフェアな選挙にする事が主な目的ですが、もう一方で、我々有権者に向かっても、同じ目的の為に、きちんと投票用紙に記す事を求めている訳です。それが行われなければ、その投票は無効とされてしまいます。
次に、これは君の信念にもよる事ですから、どうこうあるべきとは言いませんが、特に比例代表の政党や団体の名を記す時は、その政党などが何を考え、何を目指しているかを自分なりに捉えて考え、支持する所を記す様にして下さい。国民市民の多くは、多数派である与党 自由民主・公明の両党連立を支持し、このどちらかを用紙に記す事になるかと思います。勿論これは多数意見であって、君が違和感を覚えるならこれ以外の政党や団体の名を記しても良いのですが。
ただ、これまでの政策の実績は、与党が諸野党を上回り、与党の失態と言えば、内閣の一員だった一部議員の政治資金の不適切とか、公的年金資金の運用失敗からの数兆円に及ぶ損失発覚など、そして今年あった在沖縄米軍関係者の凶悪事件への対応などの問題がありましょう。これは押さえておいて良いポイントかも知れません。
対する野党。与党が政治生命を賭けた経済政策、決して順調に推移した訳でないのは分りますが、与党を超える優れた政策を持って打ち出せる力があるとは思えません。方向性の異なる民進、日共、社民、小沢生活の各党が、特に経済、社会保障、国防安保のそれぞれに難しい分野で、いつの時も足並みを揃え、手を携えて難局に立ち向かって行く強い信念と実行力があるとは到底思えないのです。近づく参院選だけを視野に入れた「とりあえず連携」に終わる恐れも大きいのです。
沖縄尖閣や朝鮮半島情勢の我国への脅威の度合いなどで、野党各党間の温度差は相当に大きく、ここの所はしっかりと見て行く必要があるでしょう。特に日本共産党の「朝鮮半島に大きな脅威はない」との嘘見解は、絶対に許せない不公正さが付き纏います。実際「北」は日本海へ向け、今年だけでも数回もの弾道ミサイル発射実験を繰り返しています。嘘を言っているのは明白。又、社民党も似た様なもので、戦前の対中韓歴史問題は声高に非難しておきながら、戦後に起きた、日本人拉致事件には黙秘する不誠実な姿勢ばかりが目につきます。こう言う嘘の多い政党は、俺だったら絶対に支持しませんが、この連中、情報宣伝が大変に上手く、聞き手を巧みに脅して来る場合もあるので要注意です。実際に、学校などでの安全保障関連法廃止署名活動などで、この手段が使われたと言う話も聞きました。
Y君、この様に、政党や団体の主張も、あくまで主観ですから、最後は君自身の判断で、投票する個人候補、そして政党とか団体を選ぶ事になります。これは、選挙の報道を伝えるメディアも同じで、偏っていない所など一社もありません。だから勉強の折で大変でしょうが、できれば新聞、最低でもTVやネットの情報に目を通し、最初で慣れないのは分りますが、自分で考えて選ぶ習慣を手にする良い機会だと思って、臨んでくれればとも思う次第。この習慣を身につければ、やがてこれからの君の人生に、多少でもプラスとなる事がある様に思うからです。投票に行くか行かないか、それも君次第です。ですが、投票所に足を運べば、きっと何かが見えて来るはずであるのも事実です。
長くなってもいけません。今夏は暑そうですから、健康安全には留意して下さい。後、無理はしなくていい。俺も大きな事は言えません。今回画像は、岐阜県瑞浪市付近のJR中央線貨物便の様子。初めて、知友から頂いた画像を載せます。提供のA/Denka様、有難うございます。紹介中の渡辺貞夫さんの楽曲、今回は「ステップ・アウト・オン・ザ・ストリート(Step Out On The Street)」下記アドから視聴できます。