Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

この発信は「反立憲的主張」ではないのか

2021-07-22 22:20:44 | 国際・政治

全くもう「勝手にやってくれ!」とでも申したくなる気分だ。流行続く、中国大陸他由来の新型コロナ・ウィルス感染症禍の折ながら 明日いよいよ東京五輪開会式に漕ぎ着ける訳だが、当初はボイコットも噂された 大韓民国選手団が独自の給食施設を立上げ、我国内の 特に福島県とその近隣産の食材を忌避して選手団向けの食事を供する予定だとか。

当該国選手団内輪の問題につき 踏み込みは控える・・というよりそんな事をするのは無意味にも感じるのだが、一方で我国・・特に先の東日本大震災被災地への貶め的意図も感じられはする所。ここは 特に被災地の各位は、必要な主張は躊躇なくなされるべきだろう。又 ここまでの挙に出る位なら、大韓民国は初めから今回大会選手団を送らない「ボイコット」の選択をして頂いて構わなかったと拙者などは思う所だ。

開会式の運営面については、又も見苦しい解任劇が見られた。演出統括を担うショー・ディレクターに任ぜられていた人物が、以前の芸人時代に 先の大戦下・独国で生じたユダヤ民族の大量虐殺を揶揄する言動があったとかで、在米ユダヤ系人権組織から強い糾弾を受け 解任に至った件。先日あった、開会式向け楽曲の一部を担っていたミュージシャン辞任劇と似た背景があった可能性を感じる。何よりも、そうした履歴を僅かな努力で発見し 重要な担当をさせない有益な忌避だってできたはずだ。黙っておれば、同じ失敗を繰り返すという事か。

こうした問題の多い人選は、五輪及び障碍五輪に関する人権意識に乏しい人物が選ばれない様に対策をする意識に欠け、大会本来の平和及び人権重視志向を理解しない為に生ずるものであり、五輪組織委による 事前の教育啓蒙が欠けていた為に問題化したのではないか。芸術や芸能面では才気があるのかも知れないが、この様な「人としての常識」に欠ける様な人物を易々と起用する様では、組織としての統御力・ガヴァナンスが「ポンコツレベルまでに」欠けているといえるのではないか。前述感染症も再び広がりつつある折でもあり、こんな態勢で五輪開催の難局に立ち向かえるのか、やや不安な所でもある。

本題です。こうした五輪組織委の様な「ポンコツ的不良」は、野党側も露呈している。衆議でもある第一野党・立憲民主党幹部が、明日予定の五輪開会式に関し「天皇陛下に開会中止宣言を願うべき」という意を SNS発信、当然ながら 一時問題化した様だ。以下 昨日付にてこの問題を取り上げた数少ない主要報道メディア、産経新聞ネット記事を引用して みて参りたい。

「立民、川内氏『陛下が開会式で「中止」宣言を』投稿」

立憲民主党・政調会長代行の川内博史衆議が 7/21、自身のツィッターに 天皇陛下が臨席される東京五輪の開会式に関し「陛下が開会式で『大会の中止』を宣言されるしか、最早止める手立ては無い」と投稿した。投稿はその後、削除された。

加藤勝信・官房長官は 7/21の記者会見で、川内氏の投稿について問われ「国会議員の個々の発言について、政府としてのコメントはこれまでも差し控えている」と述べた。

「五輪中止」は一定の政治判断を伴うことになるが、日本国憲法第 4条は天皇について「国政に関する権能をを有しない」としている。立民は 東京五輪の中止や再延期を主張している。

川内氏は投稿を削除した後、ツィッターで「このまま五輪に入ることは、国民にとっても世界中から集まる選手・役員等関係者にとっても 感染が拡大し引き起こすだけだと、皆分かっているだろう。(菅)総理も内心では心配なはずだ。しかし、誰も止められない。この状況は異常な状況なのだ、ということを言いたかったのです」と釈明した。(引用ここまで)

確かに一面では「異常な状況」かも知れないが、それに留意するとしても 立憲民主党は現憲法の規定を尊重し、それに従った言行に徹するのが党是のはずだろう。川内衆議の前掲投稿は、明らかに天皇陛下の政治利用と受け取られても仕方のない内容だ。それも今秋以降に行われる衆院選など、自勢力の為の政局利用の面が強いだろう。川内衆議は「投稿を削除」したからといって、その文責から逃れられる訳ではない。立憲民主党は、心あるなら 川内衆議の処分に動くべきだ。

前述の新型感染症流行の影響懸念はもっともながら、やはり政局向けの 政府与党貶めの側面は付き纏う。公党幹部といえど、発言や SNS発言は基本自由だろうが 憲法上不適切はないか位の検証位は必要なはずだ。それができなければ、これまでより左派容共的な政治勢力となる事を、有権者の前に明らかにする位はすべきではないのか。支持が集まるか否かは別として。

今回画像は 昨日の日中 JR名古屋駅西方で目撃した、頻繁に往来する列車の合間に 目視で線路や地上設備の様子を巡回監視する鉄道会社員各位の様子を。普段は乗車中ぼんやりと窓外に目をやったり、沿線で写真撮りに興じる身にも、鉄道の安全は こうした不断の努力の上に成り立つ事を、改めて感じた次第。以下に 関連記事をリンク致します。(私的憂国の書様) 立民・川内の「開会式で『大会中止』宣言を陛下に求める」という反立憲主義 | 私的憂国の書 (fc2.com)

コメント (2)
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