Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

自由民主党「二階時代」の終わり

2021-10-01 10:26:57 | 国際・政治

この 10月も、拙ブログを宜しくお願い致します。自民党新総裁に選ばれた、岸田体制の構築が進んでいる様だ。つい先程 自民党四役が固まった様で、注目の党幹事長に 甘利 明・党税制調査会長、党政務調査会長に既報の 高市早苗・前総務相、党総務会長に 福田達夫・党国際局次長(衆議)、党選挙対策委員長に 遠藤利明・元五輪(及び障碍五輪) 担当相の名が見られる。

引き続き 流行拡大の懸念が残る、中国大陸他由来の新型コロナ・ウィルス感染症対策と その関連での大きく傷んだ経済や教育、文化の復興策などで 大きくは態勢を変えずに臨む事が望ましいだけに、岸田新総裁には 続く組閣を含めて堅実で賢明な対応を願いたい所だ。

ただ、どうしても必要な変革を避けてはならないのも事実。自民党内に留まらず、我国の針路やあり様にも良くも悪しくも影響してきた 二階俊博・前党幹事長の影響力低下が明かになってきている様だ。よく批判される「強い媚中志向」もさる事ながら、高齢に達した同氏への「時代からの引導渡し」の意味もある様に思うのだが。以下、今朝の 読売新聞ネット記事を引用して、みて参りたい。

「総裁選で割れた二階派『党四役」逃す・・・政局の主導権握れなかった二階氏」

自民党の 二階幹事長率いる二階派( 47人) は、9/30 に顔ぶれが固まった党新執行部で「党四役」ポストを逃した。二階氏は幹事長を務めた 5年間、党総裁選や人事のたびに党内の影響力を高めてきた。今回の総裁選では 派としての支持候補の絞り込みもできず、存在感を示せなかった。

「大きな行事が終わった。衆院選で 全員当選できるよう頑張ろう」

二階氏は 9/30、東京都内で開かれた二階派の会合で、所属議員をこう鼓舞した。同派会長代行の 河野建夫・元官房長官も「今回は 皆さん色々な考えがあったと思う。岸田総裁は ノーサイドと言われた。一致結束していこう」と呼びかけた。

二階氏は 2016=平成 28年 8月に幹事長就任後、政局の節目で主導権を握ってきた。2017=同 29年 2月には 当時の安倍首相の党総裁連続 3選の支持をいち早く打ち出し、流れを作った。総裁の連続 3選を可能にする党則改正も、二階氏が主導したものだ。昨年の 安倍氏退陣表明後も、内閣官房長官だった 菅(すが) 氏支持を打ち出し、菅政権誕生を引っ張った。

だが 今回は、二階氏は守勢に回った観もある。

8/26に いち早く出馬表明した岸田氏は、党役員の任期を「 1期 1年、連続 3期まで」とする改革案を打ち出し、菅首相が二階氏の交代を決断する引き金となった。二階派内では、岸田氏に対し「二階氏への露骨な攻撃だ」(党幹部)と反発が広がった。

菅氏の退陣表明後、二階氏は当初 石破 茂・元党幹事長と面会を重ねるなど、岸田氏の対抗馬として 石破氏を支持する選択肢もちらつかせていた。だが 肝心の石破氏が出馬せず、二階派として推す候補が不在のまま 総裁選を迎えた。

二階派は 4人の立候補者のうち、岸田氏以外の 河野太郎・規制改革相、髙市早苗・前総務相、野田聖子・党幹事長代行の 3陣営に推薦人を出し、自主投票を決めた。

決戦投票では 派として結束する方針だったがまとまりきれず、一部の議員は最後に岸田氏に回ったものの すでに細田派や麻生派、竹下派のベテランが岸田氏支持を打ち出し、岸田総裁誕生の流れはできていた。10/4 には 新内閣の発足を迎えるが、二階派からは「この 5年間のような人事での優遇は もう期待できない」(党中堅)と悲観的な声も漏れている。(引用ここまで)

先日の党総裁選、二階派が初回投票だけでも「自主投票」となったのは 確かに今までに見られなかった事象であり、見方を変えれば「ようやく」自民の党内民主主義が機能し始めた観がなくもなかったと感じる者だ。まぁ、今までが二階前幹事長の「威光と存在」に寄りかかる党関係が少なくなかった事の証左でもあろう。

だが「強い力」はいつまでも続く訳ではない。二階前幹事長が それに一定でも近い力を手にしていたとしても、いつかは低下してくる事だろう。もう一つは、こういう「ポスト二階」ともいえる事態を想定した 後継者の育成を怠っていたのではないかとの疑念だ。冒頭でも少し触れたが、二階前幹事長とその周辺は 中国大陸に弱腰な「媚中志向」が強い。

昨年初 中国大陸で最初の前述感染症が初期の流行に入って 同国の医療危機が表面化した折「友好国の有事だから」と、本来我国での流行に備えるべきマスクや医療防護服多数を、ほぼ品薄になるまで中国大陸宛て送ってしまい、我国の医療危機を招く一因となったは有名な話ではないか。この時最大の協力者が、政局では二階前幹事長と「ズブズブの間柄」だった 小池百合子・東京都知事だった事も忘れてはなるまいて。記すべきではないかもだが、その折の 中国大陸からの答礼が必ずしも十分とはいえなかった事も記しておこうか。

こういう問題は 二階前幹事長の思考も又、当地の河村たかし・名古屋市長に似た「平時脳だけ」の人物だった事を露呈しているとも愚考する者だ。加えて 80歳超の高齢。もう政治家としても人物としても、とうに「賞味期限切れ」だろう。民間主要企業の「相談役」に当たる立場位は良いが、もう我国政治の、そして政権与党の中枢からは速やかにご退場を願いたいものだ。勿論 政務や党務の引継ぎ期間もそれなりに必要だろうから、それまで否定する者ではないが。

最後に 野党・・それも特定野党側の不良姿勢に一言。どの党幹部の言かは もうアホらしくて挙げる気にもなれないが「自民党は変わらないし、変われない」とは自勢力の「変われなさ」を棚に上げてよくも言えたものだ。二階派の今回動向から 自民党の「党内民主主義」は曲がりなりにも機能する事が分ったし、決して「変わらない、変われない」訳ではない。

特定野党は、自勢力に不都合な所には目を瞑る事がはっきりした。そしてその事を「絶対の正義」みたく言い立て、書き立てる左傾メディアのクズぶりも相変わらずだ。何度でも主張する。こんな風が変わらなければ「いつまでも どこまでも、マスコミはマスゴミ」のままだろう。今回画像も「少し前」で恐縮。計画中の「リニア中央新幹線」受け入れ工事が進む JR名古屋駅構内の様子を。進入は、北陸・金沢からの上り特急「しらさぎ」。

コメント (4)
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