Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

石破政権、今回米大統領選結果との向き合いは?

2024-11-07 14:01:44 | 国際・政治
昨年来折々話題ともなった、米合衆国大統領選挙が先日投開票。かねての有力な見方通り D・トランプ前大統領が 今回不出馬宣言の J・バイデン現大統領の後を襲って立候補の K・ハリス副大統領を抑え 第47代大統領選出と相成った。まずはこの結果を尊重し、前大統領への祝意と 惜敗も健闘の副大統領への労いの意も表したい。

まぁ お祝いムードもこの辺か。この先 我国に対しても諸々の難題が突き付けられる事ともなるだろう。トランプ前、そして次期大統領の大きな一信条は「America First(米合衆国第一主義)」。

かねて中国大陸を初め 他の諸国向けにも米国向け輸出関税引き上げを公言済みだし、輸出依存の高い我国諸産業にとっても 一つ障壁が上がる可能性は高い。インフレ懸念からの 米国内金利高止まりも大きく解消する訳ではなさそうで、そこからの日本円為替安傾向もまだ続きそうだ。直近では 1ドル=154円台前半で推移の模様。

余談レベルかもだが、かねて我らが日本製鉄が計画中の 米国老舗鉄鋼メーカー「USスチール」の買収話も、事によっては頓挫しかねないのではないか。かねての米国鉄鋼労組の意向に加え、少なくとも大統領選までは 両候補とバイデン現大統領も悉く反対の表明であった。トランプ次期大統領は特にその傾向が強く、日鉄はどうしても実現の必要あるなら ここは大きく覚悟を新たにした方が良さそうだ。

これまでの経緯をざっと見してきた所では、事はただの企業合併話に留まらず 米国の「誇りある」鉄鋼文化にも関わる問題であり、米国民の同文化へのプライドにも踏み込む格好になると共に そこからの政治問題にもなっている所があるからだ。

もう一つ、経済分野と共に 我々日本人が関心を持たざるを得ないのが 安全保障問題だろう。かねてよりの日米同盟を維持発展させてきた努力は評価する者だが、トランプ米次期政権は 我国に対しても更なる負担を求めてくるのはほぼ間違いないのではないか。

具体的には 我国防衛予算の国内総生産 GDP比 2%超の確実な達成と、日米同盟における双務性を更に広げる事だろう。既に防衛力増強と、いずれの時期かでの防衛増税の方向性が 岸田前政権下で示されてはいるが、石破政権がどう向き合うのか、国民向けの明解な方向性を 速やかに示して頂きたいものだ。

それが不十分であれば、トランプ米次期政権は納得しない事だろう。防衛増税が「直ぐは無理」は理解するが、石破政権はそうした事も対米的に強くかつ分かり易い説明を行う必要があろう。

2016=平成 28年終盤、トランプ前政権成立時の故・安倍元総理の反応は早かった。そのまぁ適切でスピード感ある対応が、トランプ前政権との関係を概ね良好な状態とする事ができていたと拙者などは記憶する者だ。

果たして当時の安倍政権より明らかに安定を欠く石破政権に、トランプ米次期政権と良好な関係を築けるのだろうか?安倍元総理程にはできないとの想像はつくが、せめて大きなダメージを生じたり 日米関係に影を落とす様な風情にだけはしないで頂きたいものだ。

石破総理は、安保政策には長じられているはずだ。そうである以上 頻度的には少ないかもだが、トランプ次期大統領と会談の折には 我国側にとっても日米同盟のあり方など諸政策をより有効なものとなる様、尽力を願いたいもの。

又 進行中の英・伊両国との次期戦闘機開発が我国にとり有用で、かつ日米同盟への貢献も望める所なども、説得力を以ての説明で 米側理解が得られる様にして頂きたい所だ。今回画像も振り返り恐縮。当地東郊・豊橋と隣県静岡の境に近い JR東海道本線を首都圏へと東上の 東京メトロ・地下鉄新車編成送り込みの様子を。先導する JR貨物のディーゼル機関車は、現在は次期型と交代の模様。以下に 関連記事をリンク致します。「私的憂国の書様」
コメント (2)
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