Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

交通~空と陸とのスピード勝負

2010-10-20 23:46:33 | インポート

コナサン、ミンバンワ!曇り空の一日となった当地名古屋。まあ「秋雨」と言う言葉もある位だから、これはこれで良いのかも知れないが、それにしても受難だったのが、奄美群島の各位。特に大島南部にては記録的な大雨によるダメージが大きく、残念ながら犠牲をも生じてしまった。まずは一言、心よりのお見舞いを申し上げる次第。

さてこの所、今年末より来春にかけ開通が予定される、東北・九州新幹線の運転計画が公表された様だ。開通は東北新幹線の八戸~新青森間が先行しこの12/4(土)の予定。当面は、現状同線最速の「はやて」号により東京より3時間20分程度で結び、来年3月途中を目途に、更に速い「はやぶさ」号を登場させ、同区間をほぼ3時間強で結ぶ計画とか。この「はやぶさ」号向けの新車は既に先行車が登場、目下新青森までをも含む東北新幹線全線にて走行試験を敢行中で、先般米合衆国のA・シュワルツェネッガー カリフォルニア州知事が試乗されたのは有名な所だろう。この東京~青森間、東北新幹線開通前の昭和後期までは、在来線特急でも8時間以上を要したのだから、正に隔世の感がある。

一方の九州新幹線も、熊本の新八代~鹿児島中央間が2004=平成16年春に先行開通。当初は、政治的な先行では?と物議を醸した事もある。博多南~新八代間も遅れはしたものの来年3月中旬に開通の運びとなった様だ。やはり、現在は走行試験中。とりあえずは新大阪~熊本・鹿児島中央間で直通運転が行われ、新大阪以東は未定だが、将来的には当地名古屋までが直通エリアに考えられている様だ。新大阪よりの最短所要時間は熊本が約3時間、鹿児島中央までが約4時間弱が予定されている模様。熊本までは、国内航空と互角の競争力があるとされている様だ。

路線延長と安全を確保しつつ、高速化を志向する新幹線。対する国内航空各社も、心中穏やかではないだろう。先日の報道にて取り上げていたが、欧州にて既に一般化している格安航空会社が、我国でも誕生する気配である。格安航空会社は、低い費用で旅客輸送を行うのでローコスト・キャリアと呼ばれている由。つまり、大手航空なら複数ある飛行機の機種をなるべく一種に絞り込んで、客室も座席間隔を支障ない範囲で狭めて定員を増やし、中・小型機でも輸送力を確保する。機内の飲食サービスもできるだけ簡素化し(全て有料とする会社もある)、地上職の方々も、できるだけ複数の職務を兼任して人件費などのコストを圧縮する。更に座席予約についても、従来からある早割などを徹底し、直前で空席率が大きければ値引き販売をも認めるなど、機動的な営業対応を行うなど。こうして、我国でも大手航空の系列ながら、近く格安航空会社が発足しそうな気配である。明日は、いよいよ東京羽田空港が拡張を終え、本格国際空港へと返り咲く。世界の、特にアジアの格安航空会社は羽田進出を切望していると言われ、たとえ一部でも実現すれば、過剰と言われる我国地方空港の利用向上も望めるし、外国より地方への直通実現の可能性もあろう。元気のない地方活性化の一助として、行う価値はあると思う。

反日行動が顕在化している中華人民共和国にも格安航空会社はある様だし、沖縄尖閣の帰属を巡って態度を硬化させ、大学生中心とは言えど、所詮は中央政府筋が主導する「官製デモ」を繰り返す同国当局にしても、こうした航空界の動きに無関心ではいないだろう。我国への乗り入れがプラスと見るや、掌を返す可能性は大きいだろう。こうした動きも十分意識してこれからを走り抜ける必要のある新幹線。さて、この空と陸の勝負、どうなるかとくと拝見してみたい。

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