Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

道路橋は なぜ壊れるか

2007-12-12 00:37:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

今年は一向に減る気配のない事件事故や政界の不祥事と共に、主要道路の橋の損傷が目立った年でもありました。きっかけは我が居所よりそう遠くない国道23号線、所謂「名四国道」の木曽川大橋の上部トラスの鉄骨の破断。
こうした不具合はすぐ西側の「揖斐・長良川大橋」でも発見され、1ヶ月以上に亘り片側2車線の一方を規制しての修繕工事が施された様です。
又今日の報道によると、西隣の三重県下にても国道25号線、所謂「名阪国道」にて橋の不具合が見つかった様です。

全国の主要な国道、そして県道にても、橋の損傷は多い様です。その多くは前述の2国道の様に、通行料を徴収しない一般の主要道路だけに普段の交通量も多く、1度問題が起きれば重大な影響を及ぼします。
壊れる橋の多くは昭和中期の所謂高度成長時代の竣工。従って築後約40年前後を経て耐用年数も迫ったものが多く、更新又は大幅改修を要する橋も相当な数に上る様です。

これらの橋が完成した昭和中期はまだ自動車の数も少なく、通行容量にも余裕がありましたが昭和の終わりから平成に入る頃には自動車通行量は飛躍的に増大、特に橋にての渋滞が目立つ様になり、これによる重量負担が増えて、鉄骨などの橋の構成材に建設当時の予想を超える負荷がかかる様になって行った様です。
又、それより影響が小さいかも知れませんが1994=平成6年暮れに貨物用大型トラックの総重量規制が20tから25tへと緩和され、相当に数の多い大型トラックの路面への負荷が増した事も原因ではとの見解もあり、こうした事共が道路橋の疲弊の一因であるとの見解にも接しております。財政の厳しい折ではありますが、早急な改修にての安全確保が絶対不可欠でしょう。

それにしても昨今何かと批判の多い、道路特定財源の使途に不透明な点が多いのも事実です。自動車自体とその燃料のガソリンに課される道路特定財源。高い暫定税率の問題もですが、地方の余り需要も見込めない様な高速道路の新規建設や怪しげなゴルフ場周辺道路の整備に充てる金があるなら、損傷を抱え疲弊の進む主要道路橋の大改修に回すべきでしょう。
既に一部の橋では落下事故も起きており、増え続ける交通量の為に橋にかかるストレスへの対策は最早「待ったなし」の状況だと思われます。
又、その事への対策の必要性を明白な根拠を挙げて強く訴えれば、多くのユーザー各位の理解と支持を得る事はできると強く思いますが・・・。*(注意)*
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