Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

「露見した出鱈目」2題

2008-06-08 00:54:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!
昨日の当地名古屋とその周辺は梅雨の合間の晴天でしたが、日付の変わる辺りから時雨れて来ています。梅雨本来の空模様でしょうか。この時期を彩る紫陽花も見頃を迎えている様です。今日々中辺り見物に参ろうか、とも思います。「雨こそ紫陽花」と言う見方もある程ですから。

①さて先月来、当地西郊の四日市にある化学メーカーI産業が、軍事にも使用可能な有毒物質ホスゲンを届け出を要する数量を大きく超えて無断で製造保有したかどで、三重県警察本部より捜査を受けた様です。
1920=大正11年大阪にて創業した同社は我国有数の化学製品生産で知られる一方で複数の環境汚染事件に関与した事でも知られており、今回の一件は大きなものだけでも3回目であるとされます。一部社員の独断によるものとは到底思われず、上部も知っていての組織ぐるみだった疑いが強まっています。

地元四日市の住民各位は、I産業の工場操業の停止を強く望んでいるとされ、私も当然の事と強く思います。
思えば同社は昭和40年代の高度成長期に生産廃棄物の管理不良により所謂四日市公害を生じた大きな一因を負っており、その時の教訓が全く生かされていないのではとの感が強くありますね。近年もフェロシルトと呼ばれる廃棄物の不法投棄に関与した疑いがある様です。

その様な悪しき体質が改善されないのであれば、長年の拠点四日市よりの撤退をも含めて今後の対策を真剣に考えるべきでしょう。1度ならずも2度3度と裏切られた地元各位の信頼は、もう回復できないと言い切っても良いのではと思います。I産業側は生産効率と収益性より拠点の移転に消極的であるとされますが、それよりも地域の信頼と社会的責任が優先されるべきと強く思います。今日明日は難しいとしても、四日市の拠点はもう移転を真剣に考えるべきでしょう。又、国を初め行政側の姿勢も甘い印象はありますね。ここは毅然とした姿勢にて対処を願いたい所ですが・・・

②その行政省庁にも見逃せない出鱈目の事実が発覚しました。先日より報道にて取り上げられている、各関係機関の深夜退庁に用いられるタクシー運賃の事実上の払い戻しの実態です。
財務省や国土交通省、厚生労働省などを中心に分かっているだけで数百件に達し、事実上公費より拠出されるタクシー運賃相当額が事実上棒引きの形で払い戻されていた由。明らかに旅客運送法規違反であるとされます。中には車中にて酒類や食品の提供を受けたり、現金では足がつく事を嫌ってか、商品券などの金券によるケースも少なくなかった様です。こちらも言葉を失う呆れた実態であります。最早法律の立案制定に当たる省庁が自ら背いていては(予算編成などの忙しい時期にはタクシー利用自体はやむを得ないとしても)国民的不信と反感を買う事は必至でしょう。
福田政権は断固たる姿勢にて処分を行う意向の様ですが、それこそ見せしめ位の厳しい対応をしなければ、国民に対する示しがつかないと強く思いますね。
思えば安部前政権の末期に相次いだ閣僚の不祥事は、霞が関の官僚勢力が情報を流したのが一因ではとの見方がされた時期がありましたが、事実とすれば今度はその官僚勢力が自らポロを出した事になり、これは対応を誤ると福田政権、ひいては政権党の今後に大きな暗雲を落とす事となりかねず、早ければ年内、遅くとも来年には必ず行われるとされる衆議院選挙にも大きなダメージとなる事が予想される所です。*(日本)*
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