Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

時効問題より見た、日本国憲法の矛盾点 続き

2009-07-21 23:57:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!又もやいつもの夜のご挨拶に戻ってしまいましたが、どうかお赦しを。

今日は、国会衆議院が解散されました。日本国憲法第7条の規定によるもので、これから来月末8/30(日)の総選挙へ向け、各政党の候補各位はご自分の選挙区へお帰りになり、選挙対策にお力を尽くす訳ですね。ここは与野党の別なく、暑い時期故健康には留意の上、万全の態勢にて乗りきって下されたい所です。それと共に有権者たる我々も、政権交代の可能性を孕んだ選挙だけに棄権などと言う安易な選択はせず、期日前投票を利用してでも自らの強い意思を表すべきでしょう。

今夜は、これから衆院選の話題なども増える事が考えられますので、先日法務省より発表された、凶悪事件の公訴時効に関する改廃についての見解について、少し触れて参りたく思います。
報道などでご存じの様に、殺人などの凶悪事件を初めとする刑事案件は、刑事訴訟法による長短様々の公訴時効が設定されています。この時効期限を過ぎると、事件の容疑者が確保されても刑事裁判を受ける責任が免ぜられ、犯行の事実があっても事実上無罪となってしまいます。

時効制度は、1890=明治23年頃フランス共和国の法制に倣って制定され、殺人など凶悪事件の時効は当初10年だった由。その後20世紀初頭の1908=明治41年に15年に延長されたものの、その後何とほぼ1世紀もの間、何らの見直しも行われる事なく放置されたまま効力を持ち続ける事となりました。正直これは、怠慢と申して良いと思います。
この1世紀の間に、我国の犯罪事情は当然の事ながら大きく変化、特に戦後に至っては米合衆国による個人の自由主義や性善説などが不健全な形で持ち込まれ、日本人の精神構造を歪めて行く結果となります。
それに伴って犯罪もより凶悪化、深刻化し、殺人事件の容疑者が特定できるのに捕捉できないまま時効を迎えたり、甚だしくは時効制度を知った上で被害者の殺害に及び、時効成立後に容疑者出頭などと言った屈辱的な事例もある様であります。又、今世紀に入り、我国に入った外国人による凶悪事件が大きく増えている事実にも留意すべきでしょう。

被害者軽視のやり切れない情勢が遺族の方々の声となり、ようやく時効制度は若干見直され2005=平成17年に最長25年に延長はされたものの、それ以前の事件に遡っては適用されず、抜本的な改善には程遠いのが現状の様です。これは日本国憲法第37条の刑事被告人の権利規定により、被告にとって不利益な処分を一方的に禁止しているのが理由の様ですが、もう良い加減にこの規定は見直されて良いと強く思うのであります。

法務省は従来、時効制度の一理由につき「被害者やその遺族の処罰感情が薄れる為」を挙げていましたが、随分と杜撰な見解であると思いますね。時効存続派と言われる日本弁護士連合会の一部勢力などは表向き「時効撤廃は、被告人の反証の機会を散逸させ、結果として冤罪を増やす可能性がある」を理由にしている様ですが、日進月歩で冤罪低減にも貢献する警察の捜査技術の向上を一顧だにしない、一方的な見解との印象を受けますね。
何よりも、処罰感情が薄れるとの旧来の法務省見解に悪乗りし、良い様に利用している印象を強く受ける。それが見直しにて不都合になるから、騒ぎ立てているだけとの感じがするんですよ。それと、容疑者が外国人だった場合はどうするのか。対処を少しでも誤れば、我国の尊厳を大きく落としめ、賤しめる言わば「売国奴」の誹りを免れ得ないと思うのですが。

確かに、一足飛びに凶悪事件の公訴時効廃止に踏み切るのは無理があるかも知れないし、一旦は更なる時効延長、例えば最長40~50年に延ばす措置を経てからの廃止でも良いかも知れない。しかしながら、時効廃止への道筋を後退させるべきではないのも事実。何の落ち度もない、無辜の犠牲者の魂に応える為にも、廃止へ向けた国民的取り組みを力強く推し進めるべきでしょう。
最後に、刑事被告人の権利をも含め、日本国憲法は個人の人権思潮が過剰にして偏重されている。
外交評論家、副島隆彦(そえじま・たかひこ)さんも問題にされていましたが、人権対社会正義の健全な整合化も、これからの祖国日本の大きな課題でありましょう。

P.S 先月、栃木県在住で、1990=平成2年の幼女殺害事件容疑にて冤罪被害を受け、十数年の長きに亘り獄中生活を余議なくされた元男性被告だった方も「真犯人探しは、最早時効成立の為叶わない。現行の時効制度は、立場を違えても弊害の大きなものである」とのコメントをしていらっしゃいます。最早被害者に留まらず、加害者にとっても現行の時効制度が不利益なものになり下がっている事を示す、有力な証言であると考えます。*(日本)*
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山の悲劇は、なぜ起きたか

2009-07-18 12:50:00 | インポート
今日はHAKASEです。昨日来久しぶりの梅雨空、そして今日はこれ又久しぶりで、まともな出だしのご挨拶となりました。苦笑
南九州や関東の一部など、我国本土でも梅雨明けした地方がある様ですが、当地東海の梅雨明けはもう少し先でしょうか。ただ、例年より降雨が少ないのは事実で、後1回位は昨日の様な調子の雨の1日があって良いと思いますね、

さて一昨日、北海道の大雪山系にて、登山中の方々が荒天のため遭難、計10名の方々が落命されたのはご存じかと思います。
夏山とは言え、想像を超える天候と気温の激変、それに対する装備の不足や登山各位の年齢の高さや登山ガイドの方の経験不足などが重なり、残念ながら最悪の結末を迎えてしまいました。まずは一言、犠牲各位のご冥福をお祈りすると共に、主催の旅行業関係各位の責任を明らかにする様願いたい所です。

北海道の夏山・・・そこは「一日の内に四季がある」程天気の変動の激しい所の様です。
大雪山系に赴かれた方々は、その多くが私より先輩格の50~60代。登山自体のご経験はそれぞれにお持ちの様で、それに見合った装備や準備も必要な事は、相当にご理解になっていた事が想像されます。そこの所は、過日も記した記憶がありますが20代の頃の夏、都市の街歩きの服装で3000m超の高山の頂に登ってしまうと言う、してはならない暴挙を犯した私よりは聡明だったと思います。あの時は中腹へ戻ってから、待機していた観光バスの車掌の方に、(暗に)「それってNGでは?」との反応をされた事からも今更の様に理解でき、天候が安定していて見通しも利いていた、正に幸運としか申し様のない状況だったからこそ無事帰れたのだと思っています。

顧みるに、一昨日の大雪山系は大荒れの天候だった様ですね。ご参加の方々の予想を超える大雨、強風、低温が重なり体温を奪う、所謂「低体温症」が多くの方々を襲い、意識や身体機能を大きく損ねた為に被害が大きくなってしまった模様。又、ガイドの方々が、この地域の案内に慣れていなかった様であるのも不運でした。
ただ、自力で動ける方々が、余りまとまらずに別個にてバラバラに行動されていたのには、やや疑問が残ります。二重遭難を防ぐ意味があったのかも知れませんが、もう少しまとまり、2つ位のグループで最後まで行動すれば、あるいは被害を軽減できたかも、とも愚考している所。それと日程が許す様であれば、1日待てば天気の状況が変わり、安全に登山できる可能性があった様です。

とまれ、各位十分と思われる準備や装備の上で行動されていた以上、登山自体を無謀と揶揄する事は許されず、見ている我々は、この事故から又一つ、山を目指す時の教訓や注意点を謙虚に学ぶ必要があるかと思います。
晴れていても、1時間もしない内に雨となったり、所謂ガスと呼ばれる濃霧の為に、視界を奪われ動けなくなる事も多い様です。交通安全や防犯防災でもそうですが、こうした事例や他の方々の経験を学び吸収して参る事が、次の悲劇を防ぐ手立てにも繋がるものと信じたいですね。

正に「前車の覆るは 後車の戒め」と言う事であろうと強く思います。*(山)*
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「真夏の厠(トイレ)」物語Ⅹ

2009-07-18 00:54:39 | 日記・エッセイ・コラム

コナサン、ミンバンワ!昨日はほぼ1日雨模様。ようやく梅雨らしい日になった。南九州や関東の一部は梅雨明けしたものの、当地の降水量は、まだ平年より少なめだろう。こんな調子で後1回は降ってくれないと、真夏の水がまだ不安な所ではある。

さて、今年の梅雨の低能読物「真夏の厠」物語もそろそろ終盤に向かおうかと思う。ドジな猿が、服用の薬を紛失した辺りより・・・。

猿「さてと、吉備団子を仕込んだ所で失くしたのかな。一度見て来ようかな。」

雉「エテ公が薬探しとる間に、拙者は先程行きそびれた厠へ・・・。しかし待てよ!おいエテ公!あの置き去りのウ〇コ付き褌はどうなったんや?」

猿「おお、そうだそうだ忘れていた。あれを片付けんと、特に雉助から文句が出るからなあ。」

雉「分っとるんやったら、さっさと始末をせいや!」

猿「ああ、分った分った。今からやるよ。ただその前に、吉備団子を各位にお出しせんと~・・」

青鬼「しかしエテ殿。貴方の薬が団子に混じってるなんて事はないかな?その事がはっきりしてからお出しした方が良いのでは?」

猿「するってぇと、拙者が毒見をしてからの方が良いって訳やね。」

犬「まあ、そんなとこやろう。お前の毒見じゃ、余り正確な所は期待できんだろうが。失笑」

猿「まあ良いや。それじゃ毒見はやるから、その前に厠の片をつけて来らぁ。」

厠へ向かった猿を見届けて偽!桃太郎。「お~い、ちょっとちょっと皆の衆!」

雉+犬+赤+青「はいはい、集まります。何でしょうお館。」

偽!桃「あのさあ、厠のエテ公に絡んで、ちょいと賭けをしよう思うんやが、皆乗らねえか?」

赤鬼「賭けですか。余り気は進まんが、額が小さけりゃ考えても良いですよ。」

青鬼「拙者は異議ありません。お館のご判断でって事で。それを尊重するだけです。」

犬「副頭領殿に同意です。俺も少額なら乗りますよ。」

雉「まあ多数意見に同意です。ちょっとならお付き合いしましょう。」

偽!桃「よしゃ!話は決まった。掃除を終わって厠から出たエテ公が、手を洗うか否かで決めるんや。」

赤鬼「ハハハ、又不潔ネタですな。何となく想像はついておったけど・・・。」

青鬼「まあ賭けられる方も悪いのやろうけど。所で額は?」

犬「まあ争いになるのも何やから、銅銭1個でどうですか?」

雉「拙方も資金難につき、その辺にしてくれれば・・・。」

赤鬼「それじゃ、銅銭1個って事で。」

偽!桃「よーし、これで額は決定やな。それじゃ今度は、手を洗うか否かで賭けを決めようぜ。俺は洗う方に賭けるわな。」

赤鬼「拙者は敢えて、洗わぬ方でやってみますわ。」

犬「俺も洗わぬ方に賭けますわ。」

青鬼「拙者は、洗う方に賭けてみます。」

雉「拙者、エテ公一つまみの品性に賭ける意味で、洗う方を!」

偽!桃「おK。それで決まりや。次はエテが厠から出て来るのを待つだけや。果たして、ど~うなるか?」

皆の会話が終わらない内に、ウ〇コ付褌を入れているらしい紙袋を抱えた猿が厠より出て来た。この後果たして手を洗うか、洗わないか・・・。(以下次号)

016

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

改正臓器移植法成立に思う事

2009-07-15 23:58:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

遂に、九州と本州の一部にて梅雨が明け始めました。当地東海はもう少し先の様ですが、毎年悩まされる酷暑ももうすぐ。健康留意は勿論ですが、降雨量が明らかに少ないだけに、渇水が懸念される所でもありますね。梅雨明けまでに、(水害にならぬ程度にて)一度は本気の雨を望みたい所であるのも事実です。

さて先日は、国会の衆参両院本会議にて、難病に苦しむ子供への臓器移植の道を開く、改正臓器移植法が賛成多数にて可決成立を見ました。
脳死段階での、これまで不可とされた15歳未満の子供にも臓器移植を可能とする為の法制で、今後厚生労働省によって、移植に関する具体的な細目の規定作りを経て施行される事となります。
臓器移植を待つ子供の患者は、現在我国内に10000人以上と言われ、従来可能な方は、欧米先進国にて移植手術を受けていらした訳ですが、今年になって国際保健機構WHOが、臓器移植目的での海外渡航を禁止する方針を打ち出した事もあって、国内での移植を可能にする動きが続いていたと言う事でしょう。

「脳死は人の死」と言う事の結論は、実はまだ出ていない様に思われます。その事から、子供の臓器移植に道を開く事に反対する向きもあったのは事実です。しかしながら、前述した多くの方々が待期を余儀なくされている事と、その前途有望な命を救う為、海外への移植渡航の望みが断たれる可能性のある事を考えれば、国内での移植に道を開く事は必要だし、妥当な判断だったと私は思います。勿論、人命に関わるだけにその手術は慎重万全が期されるべきであるし、臓器摘出の時期も見極められるべきでしょう。ただ、世界的にも移植が進んでいる折でもあり、又、社会問題でもある臓器売買防止の為に海外渡航禁止の方向となるのが止むを得ない事を考えると、ここは是非国内での対応を強く望みたい。その事が、真に医療福祉の精神にも叶うものであると愚考する次第でありますが、皆様はどうお感じでしょうか?*(日本)*
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「真夏の厠(トイレ)」物語Ⅸ

2009-07-13 01:24:40 | 日記・エッセイ・コラム

コナサン、ミンバンワ!昨日までの土・日曜日も、又もや梅雨の中休みモードと言った感じだった。梅雨前線は確かに南方にいるので、最低1回は梅雨空に戻る事は間違いないのだが、雨量が少ないと、続く真夏の渇水に繋がる心配もあり、悩ましい所ではある。

さて、今回の梅雨特集読物「真夏の厠」シリーズだが、登場連中は今、暫しの休憩中である。偽!桃太郎の義理の両親をも招いての茶話会の準備もあり、猿と青鬼は吉備団子作りの準備中。偽!桃太郎と赤鬼が茶を立てる態勢に。残る犬と雉が、その他の諸事をこなして行くと言う具合である。

赤鬼「さてさて、各位準備は済んだ様やな。親御様も、ようこそこちらへ。」

義父母「有難う。一服頂戴しますわな。」

偽!桃「では赤どん。茶話の席ではあるが、さっきの続きを願おうか。」

赤鬼「仕方がないな。では続けます。厠の中には良く、漫画とか芸能の雑誌の類も置き去りにされてますな。」

猿「まあ漫画と言えば、成人向18禁のが多そうですね。笑」

犬「エテ公こそ、漫画のタイトル知っとるやろ。例えば『漫画ユー〇ピア』とかその類似品の『漫画エ〇トピア」とかさ・・・失笑」

雉「後、『漫画ロー〇ンス』とか『漫画ラブ〇ンチ』てな本もある様だな。」これも失笑

青鬼「芸能誌やとやはり『A芸能』かな。後は『週刊大〇』とか『週刊J話』辺りですかね。」これ又失笑

義父「いやいや、スポーツ紙だって負けとらんぞ。『東〇スポーツ』なんかは、中程の「男セン」で結構刺激の強い記事載せとるし、『スポーツ・〇ポン』辺りも中々やな。」

義母「それと版の小さい『日刊ゲ〇ダイ』とか『日刊フ〇』も結構な記事が出る事あるよね。」

赤鬼「あー、いやいや・・・まさか親御様よりそんなネタが出るとは思いませなんだ。苦笑 それにしても、良くご存じで。」

義父「まあ驚くな。こう見えても、毎朝こう言う新聞や雑誌をチェックに行くんや。」

義理の両親以外の全員「いや~これは新鮮な驚きです!」

そうこうする内に、茶の準備が整い、猿と青鬼が完成した吉備団子を持って来る。「各位、お待たせしました!」

偽!桃「本当に、厠に置き去りにされる読物は、スポーツ新聞も雑誌も、ろくな物がない様な気がするな。紙がなかったら、それで尻でも拭きたくなる様な。笑」

猿「まず、お館のお話は事実に近いでしょうね。特に公共施設の中の、共用トイレが酷そうです。」

犬「ハハ、エテ公に『ひどい』と言われれば、もう終わりだろうな。笑」

雉「その通り!」これも笑。

猿「それは良いけど、俺の使っとる薬が見当たらんな。」

赤鬼「それはどう言うものかな?その辺で簡単に手に入るものかな?

猿「そのお話はこの場ではちと拙いので、次回話させて頂きたいがよろしいか?」

猿以外の全員」「良いでしょう。笑」(以下次回)

011

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする