線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

梅雨晴れ間の木曽路

2011年06月04日 22時00分59秒 | 日々雑感
梅雨に突入した信州だが、今日は久しぶりの晴れ間。気まぐれにちょっと木曽まで行ってみた。
 
松本廻りで、奈良井川沿いの堤防道路を南下し、塩尻へ。よく分からない道を進むと、旧中山道・洗馬宿にたどり着く。これなら間違いなく木曽へ行けそう…と進むと、いつの間にか国道19号線に合流。

塩尻市に合併した旧楢川村を通ると何だか賑わっている。何と「木曽漆器祭り」だった。
漆器は…なかなか手が出ないな…と素通り。

さて木祖村に差し掛かると、行ってみたい場所が。薮原宿だ。
国道を行くと、素通りしがちなこの宿場。初めて行ってみた。奈良井宿みたいな華やかさはないが、かつての宿場町と今住んでいる雰囲気とがよくマッチしている。
通りには水場もあった。


薮原というと木曽の名酒「木曾路」の蔵元・湯川酒造が思い浮かんだ。通りを行くと、すぐに目に入った。

古い宿場街にマッチした、趣のある佇まいだった。


さて、更に南下。木曽郡木曽町となった木曽福島宿に差し掛かる。
この時期の木曽路といえば「ほうば巻き」だ。やはり木曽路は「ほうば巻き祭り」らしく、あちおちに幟が立っていた。
木曽福島の街道沿いを行くと、「田ぐち」さんが目に入り、立ち寄る。すごい混雑。そして「ただ今蒸しておりますので、10分ほどお待ち下さい」とのこと。さすがシーズンだ。

さて「ほうば巻き」を買うことが出来たので、もう少し南下、上松町を過ぎ、大桑村へ。
ここにも趣のある宿場・須原宿に行ってみる。


ここは「水舟の里」と書いてあるが、家々の軒先に、木造の水を貯める船状の水槽がおかれており、そこには山の清水が並々とあふれ出ている。何ともいい雰囲気。

ここ須原といえば、民謡《須原ばねそ》の里でもある。

木曽路は《木曽節》が有名で、各地で歌われているが、須原ではこの唄がよく知られているのだ。

この民謡碑のあるのが、須原の古刹、臨済宗定勝寺。ここは本堂、庫裡、山門が重要文化財である。ここで御朱印をお願いし、内部の拝観をさせていただく。
今日は25度を超える夏日であったが、風通しのいい建物の内部は、とても気持ちよかった。

庭園もきれい、本堂までの廊下は「鶯張り」で、何とも典雅な雰囲気。

ゆったりとした時間を過ごし、帰ることにした。
往路は松本経由だったので、復路は権兵衛峠越えに伊那経由で行くことに。

民謡《伊那節》の歌詞に、
♪木曽へ木曽へと つけ出す米は 伊那や高遠の 御蔵米
というものがある。

木曽と伊那をつなぐこの道は、今では簡単に通れるが、かつては悪路であったようだ。馬子達が唄を歌いながら、米などの物資を運んだのだ。

しかし木曽と伊那とはかなり雰囲気のちがいを感じる。信州も広いものだ。
コメント
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