線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

湯宿温泉共同浴場巡り

2015年07月03日 22時55分50秒 | 温泉
 群馬県みなかみ町の湯宿温泉。開湯は1200年前と伝わる名湯。 かつて、越後まで向かう三国街道の宿場町で、温泉街の中は、石畳の狭い道が続いている。素朴で小ぢんまりとした温泉街ではあるが、4か所の共同浴場がある。外来の受付は16:00~21:30位とのこと。管理人はおらず、鍵であけて入る。入浴料は100円程度の協力金を箱に入れる。

本来は地元の方々のためのお風呂。せっかく湯宿に来たので、4つ巡ってみることにする。宿泊したお宿・金田屋さんで鍵をお借りし、下駄を履いてカランコロンと出かける。


 まず「小滝の湯」。

 4か所の中ではもっとも小さめな浴室。脱衣所と浴室がいっしょになっている湯屋だ。

 中に入ると、おじいさんが入っておられた。平気な感じで入浴しておられる。

 長細く、小ぢんまりとした浴槽。渋温泉などで見かけた感じを思い出した。自分も早速入ってみる。

 おお…結構、熱めだな。


 続いて「竹の湯」。

 建物は大き目で立派な感じ。自分が訪ねたときは、誰もおられなかった。夜であったので、暗がりの中を電気をつけ、入室。早速入ってみる。

 いや~熱い!熱い!熱い!これは入れないな。清潔感漂うタイル張りの浴室。湯船には、熱いお湯がなみなみと注がれていた。

 自分が上がったところで、地元の方が入ってこられた。平気そうな感じで入浴。さすがだ。


 次は「松の湯」。

 「竹の湯」を出たあとに探したが、夜の暗がりでは気づかず、うろうろしてしまった。住宅地の路地を入っていくとたどり着く。

 浴室はやはり脱衣所と一緒、長細い湯船は「小滝の湯」に似た感じ。

 ここでも、おじいさんが上がるところだった。すると、
「いい時に来たね。ちょうどいい湯加減にしておいたよ」
とのこと。いくらか水で調整。確かに、湯加減はちょうどよかった!

 最後は「窪湯」。

 温泉街の真ん中あたりで、湯屋の広さは4か所の中で最大。自分が入ったときは、誰もおられなかった。

 やはり、やや熱めのお湯ではあるものの、湯船も広い分、適温で入れた。しかし、熱々としたお湯が注がれていた。


 こうして、ちょっと無理しながらも(笑)、4か所を巡ってみた。熱いお湯がぜいたくに使われている浴場は、どこも大事にされている様子がうかがわれた。温泉好きにはディープな場所の1つであろう。気持ちのいい温泉街だ。

コメント
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