コロナ禍で温泉の立ち寄りも控えていたが、黒部市生地の気になっていた生地温泉「たなかや」さんに寄ってみた。
こちらは、上杉謙信が発見したとされる鉱泉を沸かしたものといい、明治44年より湯治宿として温泉宿を営んできたのだそうだ。戦国武将、上杉謙信も、この源泉を使用して病を癒したという。
敷地内には冬二の詩碑があった。
ふるさとにて
ほしがれひをやくにほひがする
ふるさとのさびしいひるめし時だ
板屋根に
石をのせた家々
ほそぼそと ほしがれひをやくにほひがする
ふるさとのさびしいひるめし時だ
がらんとしたしろい街道を
山の雪売りが ひとりあるいてゐる
さて入館。日帰り入浴は700円。さっそく入浴!
大変眺めのいい浴室。外が寒かったせいか、ほどよく熱めに感じたが、心地よい湯温であった。
黒部市生地は名水の里として知られている。この生地温泉にも清水があると聞いていたが、今まで訪ねる機会がなかった。今回、ようやく訪ねることができた。それは浴室の入り口に水場が造られていた。
石臼のような感じになっていた。静かに水が湧いているのが分かる。ようやく生地温泉の清水に会えた!
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