安来のテイクアウト専門店、「ランチハウス クックロード」の日替わり魚弁当 520円也
コンビニ弁当みたいに、漬物や梅干までが温かくないのが嬉しい。
魚弁当だけあってメインは塩サバと塩鮭。
キクラゲとナスの中華風炒め、マカロニサラダにスペースの関係でご飯の上にのっただし巻き卵が嬉しいおかずの数々。
陸上に住んでいるのに、海に住んでる者の名を借りているキクラゲのコリコリ感がなんだか懐かしい。
鶏唐揚げ弁当やミックス弁当などいろいろな弁当があって価格もリーズナブル。
別に野菜サラダの単品メニューなども人気商品。
土曜出勤の昼飯でした。
料理の匂いには派手な匂いと地味な匂いがある。
カレーライスは派手な匂い。
目玉焼きは地味な匂い、地味で目立たないが実力者の匂い。
我々は普段、目玉焼きの匂いに特に注目することはない。
目玉焼きを作りながら、目玉焼きを食べながら、「目玉焼きはいい匂いだな」と思いつつも、そのことに気づかないでいた。
目玉焼きは、その形にばかり目がいって匂いのほうに関心が向かなかったせいかもしれない。
焼きあがったときの理想の形は、まん丸の白身の中央にまん丸の黄身。
日の丸の旗の四角を丸にし、まん中の赤丸を黄色にしたやつ。
だが焼きあがった目玉焼きは、どこの国の国旗にも似ていない。
周辺ぐじゃぐじゃ、まん中の黄身よろよろ。
ま、こんなもんだろ、と思いつつ火を止め皿に移す。
そして目玉焼きと向き合う。
つくづく見る。
そのときしみじみと思うのは、目玉焼きっていい匂いだなぁ。
この思いが目玉焼きを美味しくさせるのである。
