山陽道福山SAあたりでは、まったく雨は降っていなかった…
ここでゆっくりしていたのがいけなかった。
尾道道へと進路を北へ変えたら、途端に雲行きが怪しくなってきた。
まるで雨雲の中に突入する感覚。
飛行機でもそんな感覚があったりしますが、高速道路走行中にそんな疑似体験。
30メートル先が豪雨で白っぽくなって、ほとんど見えない。
時間雨量がいかほどか分からないが、バケツをひっくり返すほど、というか滝の流れのような雨量。
恐怖を感じるほどであります。
このまま三途の川を渡るのも嫌なので、減速してそろりそろりと走る。
電光掲示板には松江道通行止めの表示が。
よって三次東JCTで降ろされる。
東へ向かう中国道は庄原~東城間通行止めなので、米子道経由で帰るルートはダメ。
下道で帰るルートも、R54やR314など各地で寸断されて通行止めでダメダメ。
かなりヤバイ状況になりましたが、最終的には浜田道経由で何とか帰宅。
3時間ばかしの大回りコースでしたが、やっぱりお家に帰るとホッとする。
無事帰れて何よりでした。
それよりなにより今回は自宅が浸水しなくて良かった。
自宅は時間雨量が短時間で猛烈になると排水が追いつかず浸水しますが、長く降り続くタイプの雨だと以外にも浸水しないのであります。
なので今回はギリギリセーフ。
我が家の上流部には高速道路が開通したり、工業団地や住宅団地ができたりして開発が進みました。
そして自然のダム湖としての水田は、ほとんど作付けされずに荒廃しています。
こんな状況で水害など防げるはずもなく、自然災害というのではなく、人災といっても過言ではない。
などと思うのですが…
いかがなものですかねぇ。