突発的な緊急事態になったときのために、自分が望む治療方法や入院する際に必要なものを準備したり、死後の手続きを依頼している人もいると聞く。
何かあったとき、訳がわからないまま、自分の望まないようなことをされるのはやっぱり嫌だ。
どのようなことを書き残すのか?
例えば本籍、家族、銀行口座、クレジットカード関係、保険、借金、資産などはまぁそれはそうだろうなとは納得できる。
だが今は時代を反映して、インターネットショッピングのパスワードなども含まれている。
スマホやパソコンなどの、あれやこれや全てを思い出して書きだせるか自信がない。
他にも、自分の意志が伝えられないほどのダメージを受けたとき、どのような治療を希望するか、など人が一人亡くなるのは大変なんだなぁ、と改めて驚く。
これと遺言書はまた別である。
なんと面倒くさい。
自分は外ネコのように、「あら、最近見かけなくなったね」というふうに、サラリとこの世からいなくなりたいものだが、人間というのは何かと重いものを背負って生きている。
少しうんざりするのである。