個人的な災害復旧

広島、島根、鳥取県は連日熱中症警告アラーム発令中。

ましてや鳥取はコロナ対策で飲食店の酒類提供8時まで時短要請中。

世間でいうオリンピックで浮かれていられる状況ではない。

そしてメッチャ暑い一日でしたが…

当たり前のことですが、水は高いところから低い所へ流れる。

土砂も容赦なく、想像を絶するほどのパワーで流れ下る。

幸いにして連休だったので、先日の豪雨被害の爪痕の復旧工事をした。

あまりに暑いので写真は割合します。

涼しくなった夕刻に向け、我が田に水を引く水路の復旧工事。

昔は耕作者仲間が５人ほどいたが、今では自分以外すべてが耕作放棄者。

なので一人でやるしかないのです。

と言っても全ては人力。

高齢者の仲間入りしたジジには、いささかこたえる重労働。

まさかこんなところまで土砂がきたのかぁ～。

と思いつつ、汗だくになりながら復旧作業に取り組む。

このたびの連休は、オリンピックムードを吹き飛ばす、災害復旧への道のりになるのかなぁ。

でも、少しだけでも同居ババと一緒に遊びにも出たいなぁ。

などと思案している夜でした。

梅干し

梅干しは、かつてはゴハンのおかずの総元締めとして隠然たる地位にあった。

おかずばかりではなく、疲労回復、食あたり防止、保健衛生、医療関係に至るまで少なからず関与していた。

しかし近年、定年退職間近の人々のように、その肩書は一つ一つ減っている。

個人の年間消費量も、ひところに比べると著しく減っていねはずだ。

特に昔風の、口が曲がって思わず目をつぶってしまうほどの、酸っぱくてしょっぱい梅干しの消費量は減っている。

梅干し入りのおにぎりは、かろうじて残存しているが、日の丸弁当は絶滅した。

一度絶滅したものの再現は難しい。

動物でも文化でも何でもそうだ。

しかし日の丸弁当の再現は実に簡単だ。

弁当箱にゴハンを入れて、その真ん中に梅干しを置けばすぐ再現できる。

昔の人は、これだけでお昼を過ごしたのである。

たった一個の梅干しで、一回の食事を完了することが果たして可能だろうか。

梅の土用干し　　　　　　　　　　

梅干しの、製造過程の途中であります。