他者の援助を受けないで生活できる健康寿命や平均寿命まで、残された時間は少ない。
あっという間に年月は経つだろう。
どんなふうに歳をとっていきたいか
と尋ねられたら、希望としては病気とは無縁で元気溌剌と過ごしていきたいのではあるが、そううまくはいかないのが人生というものである。
そうなりたくないと思う方向に進む場合もある。
若くても将来はどうなるかはわからないし、それは中高年でも同じなのだけれど、日に日に人生の最期が近づいているのは間違いないのだ。
自分は基本的に将来に対して夢や憧れなど持たず、ただ目の前の選択肢を次々に選んできた。
それは今でも同じである。
老後の生活費について何千万必要などといわれたり、一方で生活ランクを上げると元に戻れないという人もいるが、そのあたりは順応性があると思うので収入が減っても、それなりに生活できると思う。
自分が気持ちよく暮らしていくには、やはり健康でなければならない。
加齢によって様々な出来事が起こるだろうが、そのつど対処していく。
それでも体調が悪くなってしまったら仕方ないし、受け入れて暮らすしかないのだ。
とにかく自分のこれから先がどうなるのか、誰にもわからない。
推測だが、自分はこうなりたいと頑なに考え、また努力してしまう人が、そうならなかった場合に、絶望してしまうのではないだろうか。
若いうちならともかく、中高年はすべて「ほどほど」にしておいたほうがいい。
中には目標に向かって突っ走って成功する人もいるが、そういう人はほんの一握りである。
個人的希望とすれば、のんびりとゆるく過ごし、そのまま高齢者枠にゆるゆると入っていきたいものである。