「子供たちの好きな食べ物」の上位にオムライスがあった。
それからカレーライス、ハンバーグ、チャーハン、ラーメンなどが並んでいる。
何だか自分の好みとあまり違わないな、ということに気づき、やや焦った。
どこかで「老人の好きな食べ物」なんていう調査がないだろうか。
永谷園の目覚ましお茶漬け、お粥かおじや、ネギのヌタ、月見うどん、などと勝手に想像してみる。
昔の自分は「腹減ったらカツ丼」だった。
昼飯に、カツ丼にラーメンなんて軽く食っていた。
今でもカツ丼尊敬の道を走っている。
さすがに今はカツ丼とラーメンの両方食いはしない(できない)。
プラス100円の大盛り、なんてのも遠慮する。
知らない食堂に入るのも躊躇するし、ファーストフードのウェイトレスの早口で何を言っているのかわからない店は、怖くて入れない。
いかにも店構えからして古くて不味そうな店がいい。
店の人の言っている言葉をすぐ理解できる店がいいのである。