スーパーやホームセンターなどで買い物をすると、レジで「ポイントカードはお持ちではないですか」と聞かれる。
それに対して持っていないと答えると「失礼いたしました」と謝るようになった。
そういわれると「いえいえ、どういたしまして」と言いたくなるのだが、しつこくその場で勧められるのも、何度か経験した。
そのたびに「結構です」と断ると、「どうしてですか、持っていたほうがポイントがついて割引になるし、絶対お得なのに」という顔をされたりする。
だいたい高齢初心者ジジの場合、自分が興味のある分野での買い物以外、ポイントカードの類を持ちたがらない。
反面ウチの同居ババはポイントカード、あるいはスタンプの類を50枚は持っている。
財布はカードでパンパンに膨らみ、それだけではすべて収まらないので、カード専用の入れ物を持ち歩いている。
店側からすれば、客を自分の店に引き付けておく大事なアイテムなのだろうが、枚数が多くなりすぎると管理できなくなる。
レジで、どのカードを出していいのか分からなくなって、まるでトランプのババ抜きをするみたいにカードを広げている高齢のババを見かけたことがある。
はっきりと店名が書いてあるのならよくわかるが、最近のモノはお洒落に作ってあるものも多いので、高齢者にはわかりにくいだろう。
それでも使いたい人は使えばいい。
しかし、結局お得なようで店の商法に乗せられているポイントカードはもういらない。
別に割引がなくても何とも思わない。
自分が納得して代価を払えばそれでいいのである。
ザクロがまた一輪の花が咲かせた
こんな花一輪でも、日々の暮らしの中で探し出せば心が弾む。
アタクシのささやかな人生の中の、ほんの小さなヨロコビなのであります。