アントン・シガー。劇中、彼の背景説明が一切ないまま、有無を言わさぬ暴力の物語が進行し、観客を言いしれぬ恐怖へと誘う。
彼がどこから来て、どこへ向かおうとしているのか、結局最後まで、観客には一切明かされないのである。
ボディブローのようにジワジワと効いてくる映画だ。
”一般人”には理解し難いメンタリティと哲学を持った犯罪者への恐怖は現実世界も同じ。「殺すのは誰でも良かった」「殺した . . . 本文を読む
アタック25予選会参加顛末記でも書きましたが、今やテレビではクイズ番組が花盛り。と言っても一般視聴者参加型ではなく、タレント同士で競い合うもの。どの番組もだいたい顔ぶれは同じなので、”クイズタレント”なる者が存在するのでしょう。昔で言えば辰巳琢郎やラサール石井(最近「タイムショック」スペシャルで両者が顔を合わせていたような…?)。
目新しさとしては、従来の博識ぶりを問うものの対極にある、「いか . . . 本文を読む