はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

美術も音楽もバロックが好き♪

2019年02月27日 | 文化・芸術(展覧会&講演会)
昨日の午後はひとりで「バッハ・オルガン名曲選~アレシュ・バールタ オルガン・リサイタル」に行って来ました。

場所は横浜みなとみらいホール。

著名なオルガニストの巧みな演奏により、舞台奥中央に鎮座し正にホールの顔とも言えるパイプオルガン「ルーシー」がそのパフォーマンスを最大限に発揮して、バッハ音楽の荘厳な世界を表現してみせました。

その圧倒的スケール感はコンサートホールの天井を突き抜けて、壮大な宇宙空間へと私を誘うかのよう‥

そして奏でる楽曲の風格と相まって、舞台の奥でルーシーは神々しく輝き、見惚れるほど美しかった。

作曲家バッハと奏者バールタと楽器ルーシーの三位一体のみわざに、正に心が洗われるようでした。


本来のパイプオルガンの活躍の場所は教会だと思いますが、かなり以前に観光で訪れた英国バースの大聖堂で、たまたまその演奏を耳にしたことがあります。

大聖堂内に響き渡るその音色は厳粛で、たまたま訪れただけの観光客であった私にさえ、敬虔の念を覚えさせる迫力がありました。

やはりパイプオルガンの本領は、教会堂でミサ曲を奏でる時に発揮されるものなのかもしれません。コンサートホールでの演奏は、パイプオルガンの魅力を人々に気付かせる入り口に過ぎない。機会があれば是非、教会堂でパイプオルガンの響きを堪能したいですね。

そう言えばつい最近、テレビで長崎の隠れキリシタンの特集があり、幕府の凄まじい弾圧にも屈せずに信者が決死の思いで信仰に邁進した姿が紹介されていました。その中で金属パイプの代わりに竹筒を使った信者手製のパイプオルガンの演奏も披露され、パイプオルガンとキリスト教信仰との深い関わりに、改めて胸を衝かれた気がしました。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 酸味の効いた簡単スープ | トップ | 今日も横浜MM散歩 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。