はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

初めてのLA(3)~旅程の立て方

2009年09月29日 | LA旅行(2009年初秋)
ホテル近くを走るHarbor FWYの夕方の風景。渋滞している。
旅程を立てる

 今回は基本的にエアライン(今回は大韓航空直行便指定。安いツアーは出発間際まで利用エアラインが確定しなかったり、乗り継ぎ便の場合があるので、その点では良かった)とホテルを確保しただけのフリープラン。しかし有り難いことに、空港、ホテル間の送迎とLA到着日に空港から直行の形で約5時間の市内観光も付いていた。つまり正味3日半の滞在の内、半日はツアーに組み込まれた市内観光でLAの主な観光地を巡ることができるので、後は翌日からの3日間についてだけ、自分の目的に適った旅程を考えれば良いのだ。

 実際、市内観光はLAに到着してすぐの観光だったので、LA観光の全体像を旅行の初日に大雑把に捉えることができて良かったと思う。LAには現地時間午前9時前に到着。最初の訪問地サンタモニカの目映いばかりの陽光sunは、時差ボケ(何せ着いた時刻は日本時間の深夜)の頭を覚醒させるbikkuriのにかなり役立った。

 タイトルを「旅程の立て方」としたが、別にこれからLAを旅行しようとしている人に上から目線で指南しているわけではなく、「自分はこんな風に旅程を立ててみた」と言っているだけで、その内容がもし誰かのお役に立てるのなら嬉しい限りだ。

 さて、今回の旅行はLA行きを決めた時点で「どこに行きたいのか」が明確だったので、LA入り前にある程度仕込んで行った。今は便利なネット時代。現地の旅行社とのやりとりもメールで可能だ。できるだけ日程に余裕を持って旅行社とコンタクトすれば安全確実に現地での足を確保できる。旅行前ギリギリになって予約をしようとすると電話でなければ受け付けて貰えなかったり、キャンセル時にキャンセル料が発生したりするようだ。移動の足の確保は、車の運転に自信のある人にはレンタカーを利用すれば良い話なので、ここに書いてある内容は、あくまでもレンタカーを利用せずにLAを楽しむ方法である。

 今回利用した現地の旅行会社は日系のelephantエレファントツアー社。似た内容のツアーでも、ツアー会社によって料金が違うが、それはツアー時間の長さの違いであったり、ツアー料金にサービスチャージが込みか、そうでないかの違いであったりする。価格を単純比較するのではなく、ツアー時間の長さやホテル送迎の有無、リコンファームの要不要等、細かくチェックする必要があると思う。日系は日本語で対応してくれる分割高かもしれないが、きめ細かなサービスは日本人ならではである。業者間の競争が激しいのか、今回利用してみると誠心誠意サービスに努めているように見えた。

 実はホテル、空港間の送迎と初日の半日市内観光は、今回のツアーを催行した日本の旅行社が委託した別の日系旅行社だったのだが、半日観光を担当してくれたガイドさんが車中でしきりにオプショナルツアーを勧めて来た。しかし、我が家は出発前に既に手配は済ませている。ツアーの途中でガイドさんに気分を害されてはマズイと思ったので返答は曖昧にするしかなく、道中これには困ってしまったhekomi前述のように、今や便利なネット時代。限られた日数のツアーの場合、多くの人は出発前に予め旅程を組んでしまい、現地に着いてからオプショナルツアーを申し込む、と言ったような悠長なことはあまりしないと思うのだが…

 旅行前の仕込みは以下のように行った。

昼のグリフィス天文台外観 
 ネットやガイドブック等で仕入れた情報をもとに、訪ねると決めた場所は3カ所。「ゲッティ美術館(Getty Center)」「ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド(Universal Studios Hollywood、以下USH)」「グリフィス天文台(Griffith Observatory)」。

 そこで、移動の足を持たない我が家は、まず公共交通機関でのアクセスを検討した。すると、ゲッティ美術館は前述のようにバス利用が可能と言っても時間がかかりすぎるので、現地の日系旅行社の定額シャトルタクシー(ワゴン車で、「相乗りタクシー」と言った趣。利用者の数により車の種類も変わるらしい。距離による定額制なので、途中で渋滞に嵌っても課金を気にする必要がない。因みに、ダウンタウンのホテル、ゲッティ間を往復で料金は120$/台<4人まで>)を利用することにした。グリフィス天文台へは夜間に行くので、既成のオプショナルツアー(グリフィス天文台とショッピングモール、ホテルの送迎、ディスカウント・クーポン利用で59$/人)を利用することにした。おしなべて価格が高いと思われるかもしれないが、日数が限られたツアーで、できるだけ観光を充実させたいのならば、「時間をお金で買う」と言う考え方で、こうしたサービスを利用するのが合理的ではないか?

  問題はUSH。当初はこれもオプショナルツアー(1dayチケットとホテル、USH間の送迎、ディスカウント・クーポン利用で89$/人)を頼んだが、滞在ホテルが確定した時点(出発の1週間前)で、メトロライン(地下鉄)を使って乗り換えなしで行けると分かったのでツアーをキャンセルし、自力で行くことにした。

 チケットはUSHのホームページ(以下、HP)にアクセスし、HPのみで購入可能な1日分のチケット代金で2日(連続でなくとも良い)利用できるチケット(2 days for the price of 1 ticket 69.99$/人、印刷代込みの価格)を入手。クレジットカード払いで、チケットは自宅のプリンターで印刷できる(サイズはA4大)。右上写真がUSHのEチケット。これを通常の入場口に持って行くと、チケット購入時に使用したクレジットカードの提示を求められた後、Eチケットのバーコードが読み込まれ、その場で指紋登録も行われる。指紋登録は「マミー・ザ・ライド」利用時に手荷物を預けるロッカー開閉の認証等に使われたり、次回来訪時の本人確認に使われるようだ(結局、2回目もEチケットとクレジットカードの提示は求められるけれど)

 我が家はUSJに行くときもHPでオンラインチケットを購入して行く。そうすれば、訪問当日にチケットブースに並ぶ必要もなく、USHのようにお得なチケットを買うこともできたりする。どうせ米国に行くのなら英語に苦手意識など持たずに(高校までの英語力で十分)、辞書片手にオンラインでチケットを買うことに挑戦する方が、旅行気分も盛り上がるというものだろう。通常日本や現地で、USHのオプショナルツアーを申し込むと100$以上はするので、オンラインチケットを利用すれば30$以上浮く計算になる。その分をお土産代や食事代に回せると考えれば、試す価値は大いにあると思う。

 以上のように、旅行の出発前にメインの訪問地への足やチケットを確保しておいた。シャトルタクシーやオプショナルツアーの日程は決まったので、後は現地の状況を見て、USHにいつ行くかを決めれば良い。調べてみると、やはり土日はかなり混雑するらしいので、平日にあたる現地到着2日目に行くことにした。その時点では2回行くかどうかは未定だったが、家族で話し合って、最終日はあえて旅程を立てずにフリーにして、もし1日で物足りなければ、最終日にまた半日でも行こうと言うことになった。滅多に行けない海外。行きたい所はいろいろあるが、限られた日数ではどこかを諦めなくてはならない。今回はゲッティ美術館以外の美術館・博物館やUCLAを諦めることにした。いつになるかわからないが、次回訪問の楽しみとしておこう。

 




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