今年の見初めはジム・キャリーのコメディから。
主人公のディックが夢に描いた幸せは、
突然の会社の倒産から脆くも崩れ去ってしまう。
上昇志向の強いディック。夫婦共に少し見栄っ張り。
しかしいくら生活が困窮したからって、
犯罪に走るのはどうなんだろう?
コミカルに描いているけど、
結局自分本位な身勝手な行為だ。
一応それも、ディックやジェーンの”勝ち組”志向を
皮肉った描写らしい。
本作では、大企業やそれを支配するCEOの傲慢さも
十分皮肉っている。
皆、足るを知らないなあ、と思う。
しかしディックとジェーンを苦しめた元凶への復讐方法には
ユーモアがあって救いがある、かな。
最後のオチもブラック・ユーモアが利いていました(^_^)
本作は1976(本によっては77)年製作
”Fun With Dick&Jane”のリメイクのようです。
因みにその時のジェーン役はジェーン・フォンダ。
ハリウッドはホント、リメイク流行りですね。