タイトル写真はサンマリノ共和国の入国スタンプ。添えられた花の図柄の印紙?が愛らしい☺️。
すべて美味しくいただきました。ごちそうさまでした。
シェンゲン条約でEU域内での移動で出入国審査は免除されていますが、サンマリノ共和国の入国スタンプは入国記念として、現地のツーリスト・インフォメーションで有料(€5)で押して貰えます。
帰国時、入国審査官がそのスタンプを見るなり「えっ、サンマリノ?!初めて見た。へぇ〜」と言われました。私も審査官の素の反応にビックリしました🫢。
このご時世、空気を読めない能天気な記事かもしれませんが、滅多に行けない海外なので、記憶が薄れないうちに旅の記録として残しておきたく、ここに書きます。
40年近く前のGW期間中に新婚旅行(ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィア、ミラノ)で初めて訪れて以来、中東駐在時に初春のローマに1週間滞在(日帰りでポンペイやソレント半島にも)、次いで息子が小4の夏休みに、お盆の時期としてはひとり17万円台と言う、マレーシア経由南回りで行った、とんでもなく格安のツアーで1週間の強行軍周遊(ローマ、フィレンツェ、ピサ、ヴェネツィア、個人で夕方にパドバにも)そして、それから20年を経て新型コロナが世界で猛威を振るう直前にエミレーツ航空で入国し、新幹線イタロを利用して、1週間でミラノ、フィレンツェ、ローマを周遊と、イタリアには都合4度訪れています。
しかし、イタリアと言う国はつい150年ほど前に幾つかの都市国家が統合して出来た国なので、地域ごとに特色があり、独自の食文化があり、そして良くも悪くも街並みが大きく変わることもない(←いつまでも変わらぬ安心感?)ので、何度でも訪れたくなる国です。
個人的には団体ツアーには参加せず、1都市に最低1週間滞在するのが理想ですが、今回は新型コロナの流行が収まった直後の海外と言うこともあり、敢えて大手旅行社の団体ツアーでイタリアに行きました。
さて、大手旅行社の催行するツアーは、1週間から10日間ほどかけて有名観光地を周遊するのが定番ですが、今回私達夫婦が参加したのは、イタリア行きが初めてではない、リピーター向けのちょっとマニアックなツアーでした。
中東系航空会社でミラノ入りし、バスで数カ所を周遊した後、ローマから帰国する約1週間の旅程でしたが、ミラノでもローマでも、はたまたフィレンツェでも一切観光はしませんでした。
では、どこを見て回ったのか?
今回のツアーでは、そこそこ有名だが、交通の便等で個人ではなかなか周遊出来ない地域を、バスで効率良く訪れた、と言う感じです。
その内の1か所ぐらいなら定番ツアーに組み込まれていることも珍しくはないのですが、敢えて”通常ならサブ扱いの地方都市のみ”を周遊する、と言うのが今回のツアーのミソ。
しかし、上掲の有名都市は徹底スルーと言うマニアックさが祟ったのか😅、6回の募集で催行に至ったのは今回のツアーのみと言う、定番化はしないであろう幻のツアーとなりそうです。
特に今回ツアーを選ぶにあたって食指を動かされたのが、表題のサンマリノ共和国に行けること。
個人で行こうと思ったらボローニャ駅から電車で最寄りのリミニ駅まで1〜2時間、リミニ駅前からさらにバスで50分かかる上にバス便は1時間15分に1本と、なかなかハードルが高い。
レンタカーで行けないことはないのですが、中心部は小高い丘の上にあるのでヘアピンカーブを何度も曲がらなければ辿り着けません。
しかも私達が行った時には深い霧で視界も悪いのに、対抗車への配慮もなく猛スピードでカーブに向かって下って来る車があり、そのせいで私達の乗ったバスが坂で立ち往生することもあり、自分にはここでの運転は無理だなと思いました。
サンマリノ共和国は地図で見ると、フィレンツェからアドリア海(東)に向かって直線距離で約250kmの丘陵地帯にあり、国土のほぼ中央に標高750mのティターノ山⛰️がそびえ、それを囲むように旧市街が広がっています。
晴れた日には高台から緑の平原とアドリア海を望むことが出来るそうですが、私達が訪れた時は一面雲海でした。それはそれで、私は雲海を間近に見たのは初めてだったので感動しました。
到着してすぐに昼食を取りました。
すべて美味しくいただきました。ごちそうさまでした。
この後、旧市街を観光したのですが天気が崩れ、土砂降りの中を傘を差しながら石畳の坂を上る羽目になり、私は添乗員さんのガイドにも集中できず😅。
天候には勝てませんね😅。
途中にさまざまな店があり、興味津々なのですが、なんせ時間がない😢。
なぜかホラーな「ヴァンパイア博物館」がありました。
下写真は、リベルタ広場(Piazza della Liberta)
面積61㎢、人口3万2,000人、世界で5番目に小さい国家の行政の中心地です。東京都大田区(60.42㎢)とほぼ同じ面積ですね。しかし人口は(大田区 71.64万人、2016年調べ)大田区の約22分の1です。
広場の突き当たりに建つ政庁(Palazzo Pubblico)は14世紀のオリジナルを模して19世紀に再建されたネオ・ゴシック様式建築。なんともこじんまりとした行政府。
この日の観光があまりにも物足りなかったので、翌朝はいつもより早く起きて早めに朝食を済ませ、サンマリノのシンボルである要塞(Rocca)に夫婦で行ってみました。
要塞は前日に上った石畳の坂の先をさらに進んだ、ティターノ山の尾根の3つの頂きにあり、城壁と小道で下の町と結ばれています。
出発時間を気にしながら、急ぎ足で要塞に向かいます。ずっとダラダラ坂なので、私にはきつかったです。
町の中心に近い方から、ロッカ・グアイタ(Rocca Guaita)、チェスタの塔(La Cesta)、ロッカ・モンターレ(Rocca Montale)。
残念ながら何れも修復中で、内部を見ることは出来ませんでしたが、塔付近からの眼下の眺めは雄大でした。
1泊はしたものの雨に祟られ観光らしい観光も出来ず、お土産も買い損ねて、ちょっと残念なサンマリノ訪問でした。
しかし、生まれて初めてこの目で雲海を見られたし、昼食のレストランで支払った飲み物代のお釣りで、珍しいモナコ公国の€2コイン(写真)をゲット出来たし(EU圏の国々はそれぞれの国でユーロ硬貨を発行していますが、国の経済規模によって流通量が違います)、パスポートに入国の痕跡も残せたので(笑)、まあ、良かったかな☺️。おそらく年齢的に、もう2度訪れることはないでしょうが…😥
これが一般的な庶民の参加する、何かと気忙しい周遊パッケージツアー(ツアーにもランクがあるようですから😅)の泣きどころとも言えます。
つづく
新婚旅行のツアーは探しに探して、大手ではないヨーロッパ専門の旅行社で見つけました。その旅行社は今はもうないみたいです。インターネットがなかったので、探すのは大変でした。
イタリアの後にフランスのパリとベルサイユ宮殿も訪ね、計10日間のツアーでした。
まーこさんは希望に叶うツアーが見つからなくて残念でしたね😢。
私の海外旅行は美術館巡りが主な目的なので、行き先はヨーロッパが殆どです。自由度と予算重視でパッケージツアーより個人で行くことが多いですね。ブランド品に興味はないので、お土産は美術館のガイドブックや現地の民芸品や食材など。
だから、美術館や博物館の入館料が基本的に無料の英国なんて最高ですね。イタリアは国全体が美術館みたいですが☺️。今回のイタリア行きは、3年前からイタリア語を勉強していることもあって決めました。
それではCiao !
うわぁ🫢、私のイタリア🇮🇹旅行記、楽しみにしていただいたのですか?長らくお待たせして申し訳ありません。書く量が多そうで中々書き出せませんでした😅。
旅行記ですが、旅程順には書かないと思います。書きたい場所から書くと言いますか…😅。
コロナ禍後に驚いたのは旅費の高騰ぶり!😲コロナ禍以前の倍以上です。それに追い討ちをかけての円安。でも、今回のツアーメンバーの皆さんは旅慣れているだけでなく、お金持ちの方が多かったようで、彼らには旅費の高騰や円安や物価高も関係ないのだなと痛感しました。そう言う意味では、今回の旅行記は「人間観察記」を兼ねたものになるかも、です。
一方、決して裕福ではない私達は、4年間行かなかったんだから、を言い訳に奮発しました。それと夫の年齢でしょうか?四捨五入したら70歳なので、夫も身体が動くうちに、海外の行きたい所に旅行したいと言っています。
と言うことで、次号?をお楽しみに☺️。
それでは、Buona notte !
まぁ 素敵です!!新婚旅行の行く先が 私が行きたかった所です。
ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィア、ミラノ
行きたかった~!!
そんな素敵な ツアーがあったんですね。
私の時は 無かったので残念でした(T_T)
5回も イタリアに行かれてるんですね?
羨ましいです。
サンマリノ共和国 お天気が悪かったようですが
雲海も見られて ヨシですね♪
イタリア旅行記 愉しみにしてました
私もイタリアが好きで2度周遊しました
もう訪れることはないと思います
マニアックなツアーに興味深々です
お天気ハプニング~サプライズ入国スタンプ…便乗させてもらい 旅した気分
ありがとうございます
お次は何処でしょうか