慶州(キョンジュ)市大陵苑(テヌウォン)にて
私が海外の旅に求めているのはやはり異国情緒であったり、いまだかつて見たことのない風景であったり、未知の味覚であったり、現地の人々との交流であったり、思いもよらない体験であったりする。だから、まず旅立ちのモチベーションは彼の国への興味・関心であり、好意である。概して、彼の国へのイメージはさまざまなメディアによってもたらされる情報によって形成されるものだから、ネガティブなイメージで語られることの多い国への関心はなかなか芽生えない。
これまでイタリアを皮切りに、フランス、タイ、台湾、ヨルダン、キプロス、エジプト、トルコ、イギリス、オランダ、スイス、アメリカ、マレーシア(空気を吸ったと言う意味ではトランジットで立ち寄った際に香の匂いが強烈だったインドなど。ついでに飛行機の車窓からチラッと覗いたのは香港、ドイツ、レバノンなど。しかもイギリス、フランス、イタリア、キプロスへは複数回)と旅して来たのに、近隣の韓国へはついぞ行ったことがなかった。今回やっと韓国初上陸である。