昼下がり、空路で釜山入り。あいにくの雨(T.T)
私は一応英語と伊語なら旅先で不自由しない程度に話せるのだが(ペラペラというわけではありません。そこのところ誤解なきよう…笑。ついでに言うならカタコトのアラビア語もOK!)、韓国語は例の『冬ソナ』ブーム以来日本の少なからぬ壮年女性が学んでいるにも関わらず、私自身はこれまであまり興味がなく(そもそも『冬ソナ』自体見たことがない)勉強したことがなかったのでハングル文字も読めないし(基本的にローマ字に似ているようですね)、知っている単語は「アンニョンハセヨ」と「カムサハムニダ」のみ。ことほど左様に言葉に関しては心もとない状態で韓国初上陸を果たしたのだった。
それにしても今回は雨に祟られた旅だった。旅行の予約をしたのが5月上旬。韓国の気候を改めて調べてみると、年間を通して最も降雨量が多いのは8月ではないか?!道理で雨が多いわけだ。しかもシトシト雨、嵐のような横殴りの雨、バケツをひっくり返したようなどしゃぶり、私達の降車に合わせたかのようなタイミングの雨―とさまざまなパターンの雨の洗礼を受けた格好だ。おかげで靴も服もビショ濡れ状態。足下はジトッとして不快この上ない。とは言え、悪いことばかりでもない。雨に洗われた緑はことのほか瑞々しく清澄で美しい。これには感動した。
さて、久しぶりに家族3人で海外に行きたいと思い、韓国を旅先に選んだのは消去法による。夫は長期休暇は取れない→遠くへは行けない。休暇の初日と最終日は休養に充てたいので両日を除くと賞味4日間のツアーが上限。息子が6月に訪ねたばかりであり、食材の危険性がとやかく言われる中国は対象外。この時期酷暑の台湾や香港も避けたい。―ということで韓国に決定。
生活圏として考えれば国民の3分の1が集中するソウルは東京と殆ど変わらないし、今後何度も訪ねるとは限らないことも考慮して、釜山を起点に7つの世界文化遺産を巡りながら北上しソウルへと至る周遊型パッケージツアーを予約した。釜山の空港からソウルまで現地の日本語が堪能なスルーガイドが付き、全行程食事付。韓定食に始まってサンチュしゃぶしゃぶ、石焼きビビンバ、プルコギ、サムゲタンとさながら韓国料理のフルコースだ。ガイドブックで紹介された店やツアーに含まれる食事は不味いと相場が決まっているようだが、韓国初心者にはこれで十分。
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