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【左写真】韓国世界遺産地図:石窟庵→海印寺 【右写真】海印寺に向かう途中(車窓から)
午後は3つ目の世界遺産 「海印寺(ヘインサ)」へ。海印寺は伽耶山南麓にある。石窟庵から約2時間車を走らせ、その門前町に到着。途中のトイレ休憩の間に、ガイドの韓さんがどこかで小ぶりの”どら焼き”様のお菓子を買って来てくれた。杏味の甘酸っぱい餡が挟まれている。家族皆「おいしい。おいしい」と頬ばった。
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門前町到着直前の山肌を縫うように走る道路の左手には、青森県の奥入瀬を思い起こさせるような美しい渓流が続く(右上写真)。運転手が車をガンガン飛ばすので、なかなかシャッターチャンスを捕らえられない(T.T)。もっとゆっくり走らせてくれ~。
さて海印寺観光の前に腹ごしらえ。ちょっと遅め(午後1時過ぎ)の昼食は、門前山菜料理定食だ。皿数の多さにも慣れて来た(笑)。ウチのガイドの韓さんからは詳しい説明はなかったが、たまたま隣り合わせた他のツアーのガイドさんの説明によれば、地元産の人参のキムチが特に滋養強壮に効果があるのでお薦めらしい。一口食べてみたが「おいしい」というより「身体に良いから(味の良し悪しは別にして)食べよう」という感じだ。パクパクと頬張れるものではない。独特の食感があった。比較的おいしかったのは川魚の唐揚げとニラのチヂミとキノコと野菜の炒め物、そしてゴボウの煮物だろうか。青菜のお浸しもサッパリといただけた。
皿数の多さから言えば、韓国料理はかなりヘルシーだと思う。そう言えば韓国では肥満体の人は殆ど見かけなかった。以前ある人が家族で韓国に行った時に、小児肥満の息子が現地で大変珍しがられたと言う話も聞いたことがある。韓国料理に多用される唐辛子の成分カプサイシンの脂肪燃焼効果の賜なのだろうか?道行く女性にも美肌のスレンダー美人が多かったような…
ここも店の構えは食堂だが、”素朴な山間の食堂”という感じで、私は嫌いじゃない。帰りに「ごちそうさま」の意味で「カムサハムニダ」と言うつもりが、「アンニョンハセヨ」と言ってしまった。「失敗した!」と思ったら、店の人も「アンニョンハセヨ」と笑顔で応えてくれた。さらに地元の人も帰り際に「アンニョンハセヨ」と言い、それに対して店の人も「アンニョンハセヨ」と応えているのを聞いて初めて、「アンニョンハセヨ」がイタリア語の"Ciao"(チャオ)と同じように、出会いにも別れにも使える便利な挨拶言葉だと知った。因みにイスラム圏では道端で知り合いに会ったら、”アッサラーム・アライコム””アライコム・アッサラーム”と言葉を交わす。”アラーの神のご加護がありますように”というような意味合いだったと思うが、それぞれの土地ならではの挨拶には文化的背景も窺えて非常に興味深い。
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