また飽きもせずと言うか、熱海梅園の「梅祭り」開催に合わせて限定公開される尾形光琳の「紅白梅図屏風」目当てに、再びMOA美術館を訪れました☺️。
途中階に巨大な円形ホールがあり、ドーム天井が丸ごと万華鏡になっています。著名な日本人万華鏡作家、依田満・百合子夫妻による世界最大級の万華鏡なんだとか。
前回訪れた際はあいにくの曇天だったのですが、今回は快晴❗️真っ青な空を背景にベージュを基調とした美術館の外観が映えます。手前にある彫刻はヘンリー・ムア作《キング&クイーン》(1952頃)。
「ムアスクエア」と呼ばれるこの広場からは風光明媚な相模湾が望めます。天気が良ければ最高の眺めを楽しむことが出来ます。
頂上の本館には、熱海駅からバスでヘアピンカーブが続く急坂を上ること10分弱、バスを降りて麓のエントランスから200mを、計7基のエスカレーターを乗り継いで漸く辿り着きます😅。
なんだか美術館へと向かう道程自体がある種の修養のようで…😅。
途中階に巨大な円形ホールがあり、ドーム天井が丸ごと万華鏡になっています。著名な日本人万華鏡作家、依田満・百合子夫妻による世界最大級の万華鏡なんだとか。
今回はそのホールに、美術館が主催する、国内外の児童生徒を対象とした絵画や書道コンクールの入賞作品が展示されていました。既に33回を数える歴史あるコンクールのようです。
これが素晴らしくて、しばし足を止めて、子ども達の作品に見入ってしまいました。その一部をご紹介したいと思います。
最も感銘を受けたのがこの作品。タイトルは「仏像を水で洗い清める」。
中央には光り輝く仏像が、それを取り巻くように数十人の人物が、生き生きと描かれています。出色なのは藍色一色に見える背景に丹念に描き込まれた無数の人物。
画像を拡大してみると、その細かな描写に驚かれると思います。敬虔な仏教国タイのお子さんさんならではのテーマと描写の拘りを感じます。なんと小学1年生の作品です。
まるで絵本の1ページを思わせるような完成度の高さに、感嘆せずにはいられません。
私は過去12年間に渡って、国立美術館で鑑賞教育のボランティアとして、ワークショップ等で何百人と言う子ども達の作品を見て来ましたが、これほどまでの作品を見たことがありません。子どもの純粋で真摯な思いの発露に心を打たれました。
展示されていた作品全てが個性的で、それぞれが明確なメッセージを発して甲乙付け難く、順位を付けることがナンセンスに思えました。
展示されていた作品全てが個性的で、それぞれが明確なメッセージを発して甲乙付け難く、順位を付けることがナンセンスに思えました。
子ども達の作品を見られただけでも、今回、美術館に来た甲斐があったと言うものです☺️。
子ども達に賞賛の拍手を贈りたいです☺️。👏👏👏👏…