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2日目の朝食。ホテルすぐ近くの大衆食堂で食す。やはり皿数は多い(笑)。
万国共通かもしれないが、”都会度”が増すにつれ皿数は減り、味は洗練されて行く。
以後毎食、自家製のキムチが登場するが、これらは全てそれなりにおいしい。さすがは韓国。
グツグツと煮立った鉄鍋で供された「ミソチゲ」は日本で言えば「みそ汁」か。
エビのダシが利いているが、元々私はエビが苦手なので味は好みとは言えず。
唐辛子も入っているので、タイの「トム・ヤム・クン」にも似た味わい。
旅行社のパンフの日程表には「市内のレストランで朝食」とあったが、
店の看板は「大衆食堂」。看板通りの雰囲気と味でした。
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「大衆食堂」店内の様子。なぜか壁面にはヨーロッパの街並みを描いた壁画が…
およそ店の雰囲気に似つかわしくない風景画が、却って「大衆食堂」らしいかも。
食後、店外のトイレに行ったら、個室のゴミ入れに高さ1m以上の
使用済みの(トイレット?)ペーパーの山。当然のことながらそれが異臭を放っていた。
その衝撃的な光景に圧倒されてトイレに入る気が失せた。
今回訪韓3度目というS夫人から、
「トイレが詰まりやすいのでペーパーを流さない習慣がある」と後で聞いた。
流せないのは仕方ないとして、もっとマメに清掃すべきでは?
さて、いよいよ韓国にある七つの世界文化遺産を巡る旅のスタートである。実際のところは混雑を見越してスケジュールを前倒しして、前日の夕食前に世界遺産ではないが、慶州市を代表する文化遺産、古墳公園「大陵苑(テヌンウォン)」の訪問は済ませていた。以下は前日「大陵苑」を訪ねた際のレポート。
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写真左「天馬塚」、右「夫婦塚」:仲睦まじかった夫婦が一緒に埋葬されている古墳。
「天馬塚」は被葬者不明。その名の由来は、出土した副葬品の中にあった天馬図による。その「天馬塚」がある「大陵苑」は慶州市内の中央に位置し、約12万5400坪の敷地に新羅1000年の古墳23基が散在する公園。「天馬塚」は内部が公開されており、古墳の造成を内部から見ることができる。さらに博物館に収められた、5~6世紀頃のものと見られる副葬品のレプリカも展示されている。何処にも墓荒らしがいるらしく、豪華な副葬品がごっそり盗まれた古墳も少なくないのだとか。そのガイドの解説にエジプトのピラミッドのことを思い出した。確か墓荒らしに手を焼いた王家はピラミッドを造ることを止め、「王家の谷」にミイラや副葬品を埋葬したのだよね。
当時の金工技術の素晴らしさを今に伝える「金冠」(「奈良博」で来日)の造形は見事なものだ。純金の冠に彩りを与えている勾玉の玉(ギョク)は慶州では産出せず、中国から伝来のものらしい。
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「天馬塚」の名の由来となった天馬図
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白樺の皮を幾重にも重ねて作られた「あおり」(障泥:泥よけの馬具。下鞍の間に差し込んで馬腹の両脇を覆う。後には飾りとなり晴天にも用いた。以上『広辞苑』より)に描かれた天馬の図。