はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

服の色

2015年12月12日 | 日々のよしなしごと
 先日、ある女性がきれいな赤紫のセーターを着ていらしたので、
 「今日のそのセーター、よくお似合いですね。顔の血色も良く見えますよ。」と褒めて差し上げたら、思いのほか喜ばれた。

 いつもは黒ばっかり着ているんだけれど…、これユニクロで買った着古しのセーターなんだけれど、あら、そう、顔色が良く見えるの?、と。

 そして、今日、久しぶりにお会いしたら、

 「ねぇねぇ、はなこさん、このあいだ、はなこさんに明るい色目のセーターを褒められたから、いつもは黒ばっかり着ている私だけれど、思い切って赤いセーターを買ってみたの」と、はにかんだ笑顔で話しかけて来られた。今日はワインレッドのセーターを着ていらした。

 「まあ、素敵な色ですね。色彩心理学では、身につけている色は周りの人間以上につけている本人に影響を与えるそうですよ。特に私達の年代は顔色もくすんで来るから、きれいめの色を着ると良いらしいですね」と私は応えた。

 先日は本当に赤紫色のセーターがよくお似合いだったので、ごく自然に褒め言葉が出たのだけれど、まさか、彼女がセーターを新調して来られるとは思ってもみなかった。

 夫にこのことを話したら、「その女性、はなこに褒められて、きっと嬉しかったんだよ。もしかしたら、そんな風に褒めてくれる人が、今までいなかったのかもしれないね」と夫が言った。

 自分の何気ない一言が、人に影響を与えるなんて思いもしなかった。

 今日のワインレッドの彼女も、落ち着いた大人の女性の優美さが感じられて素敵だった。 
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