30代半ばの男性をつかまえて「トップアイドル」もなんだけれど、SMAPの草なぎ剛(34)が、公然わいせつ罪で逮捕された。何でも今日未明、都心にある自宅近くの公園で全裸で騒ぎ立て、通報を受けて駆けつけた警察の忠告にも耳を貸せないほど泥酔状態だったと言う。今朝、9時前に速報が流れてから、マスコミは大騒ぎのようだ。
しかし、新聞社会面で大きく取り上げられるほどの大事件なのかなあ…。夕方のニュースで長い時間を割いてまで報道するほどの事件なのかなあ…。
草なぎ剛が、総務省の推し進めている地上デジタル放送周知キャンペーンのイメージキャラクターを務めている関係で(この頃何かとマスコミ露出が多い。次期総理の椅子でも狙っているのかな?)総務相がマスコミ取材を受けていたけれど、いつもながらに居丈高な態度で「最低の人間。絶対許さない」と断罪していた。そこまで言うほどのことかな?確かに、草なぎ剛の破廉恥な行為は自身の公的な立場(周囲への影響の大きさ)をわきまえてない浅はかさで、政府推進事業に泥を塗った形だけれど、総務相に「人間として最低」とまで言われるほどのことだろうか?
「最低」ってよほどのことだよ。「絶対に許さない」って、すごい剣幕だね。こうした極端な表現は、そう簡単に口に出すべきものではないと思う。それだけの激しい怒りを向けるべき対象は、もっと他にいるような気がする。まあ、この大臣は最近何かと高圧的。まるで自分が絶対的に正しいと言わんばかりの発言が続いている。しかし、大臣ご本人は常に正しい人なのだろうか?あまり強気の発言で人を責めてばかりいると、自らが守勢に回った時の反動はいかばかりか。
日本の社会は一般に酒に絡んだ失敗には寛容と言われて来た。しかし最近では、それは「世界的に見て、恥ずべきこと」と言う共通認識で固まりつつある。今回の一件も、そうした認識の変化に歩調を合わせるかのように、世間の目は厳しい。街頭インタビューでは「清潔感のある人だったのに、こんな事件を起こすなんて」「こんなに酒癖が悪かったなんて」と、イメージが裏切られたショックを率直に語っている声が多かった。
しかし、特に芸能人に対するイメージなんて、どれほどのものなんだろう?芸能事務所が所属タレントを売り出す上で、戦略的に作り上げたものに過ぎないのではないか?いわば商品の付加価値に過ぎない。それは生身の人間である草なぎ剛と単純にイコールで結びつけられるものではないはずだ。彼が深酒で起こした今回の事件は法的に許されるものではないけれど、彼が失念するほど深酒した原因は何だったのかにまで思いを致すと、何だか痛々しい。
さらに今回疑問なのは、彼と一緒に居酒屋で酒を飲んだという知人の男女二人は、彼が逮捕から4時間経過した後の呼気検査で、飲酒運転で逮捕される値の5倍ものアルコールが検出されるほどの飲酒をなぜ許したのか?と言うことだ。彼の酒癖の悪さは、SMAPメンバーの香取慎吾も日頃から心配していたと言うから、知人男女が彼とどの程度の親交の深さで、彼のことをどれだけ理解していたのかが気になるところだ。
人間は完璧な存在ではないから、誰しも時には過ちを犯すものだと思う。禍福は糾える縄の如し―酒に関わる問題は厄介だから、こうした形で彼が抱える問題が現時点で露見したことは、考えようによっては幸運だったのかもしれない。ここは一度立ち止まって、自分自身を見つめ直す機会が与えられたと思えば良いのではないだろうか?だって彼は10代の頃から走り続けて来たんだもの(彼には、子供時代から芸能界に身を置いて来た人に共通する痛々しさを感じるんだよね)。もちろん、今後、同じ愚行を何度も繰り返したら、本当に情けないけれど。
北野誠氏の一件もこれほどまでにクリア(すごいよね、報道態勢。5分おきくらいに続報が入ってくる・笑)なら、彼が全てのレギュラー番組を降板し、無期限謹慎処分を受けたことに納得できるんだけれどなあ…喉に小骨が刺さったような違和感が拭えないよ。
【追記1(09.04.24)】
3/24付『サンケイ・エクスプレス』紙に、本文下線部分の疑問点についての答となる内容の記述がありました。草なぎ剛と飲酒していた男女は、「彼行きつけの自宅近くの居酒屋の店長と従業員」だったらしい。
この事実を知って腹が立った。行きつけの店の関係者ならば、普段の彼の飲酒時の状態を十分知っていたはずだし、彼が社会的にどんな立場にいる人間なのかは当然知っていたはずだ。にも関わらず彼の深酒をたしなめるでもなく、泥酔した彼を自宅まで送り届けることもしなかった。
行きつけの店ということは、彼にとって心を許せる場所だったはずだが、店の関係者にとって彼は、沢山酒を飲んで気前良く金を払ってくれる上客でしかなかったのか?本当に常連客のことを思うならば、報道にあるような「ジョッキでビールと焼酎を10杯以上」も飲ませたりしないのではないだろうか?
彼は今回の失敗を教訓に、今後は心許せる相手をもう少し慎重に選んだ方が良いと思う。仕事柄、「時には彼の為に苦言を呈するような親友」を作ることは難しいのかもしれないけれど。
【追記2(09.04.24)】
正午のニュースによれば、今朝、総務相が「最低の人間」発言を撤回したと言う。「期待が大きければ大きいほど、失望や怒りも大きいということ」と釈明していたけれど、おそらく、自身の発言の反響の大きさに慌てて撤回したのだろう。今更撤回したところで、総務相の高慢なイメージは払拭できないと思う。どうもこれまでの総務相の発言を聞く限り、彼は短気で、冷静さを欠く感情的発言が多過ぎる(いい大人なのに(-_-))。素の人間性は変えようがないだろうけれど、仮にも公人なのだから、自身の発言の影響の大きさをもっと自覚して、(予め推敲した原稿を用意する、発言の前にひと呼吸置く、なりして)今後は慎重に言葉を選んで発言して欲しい。
しかし、新聞社会面で大きく取り上げられるほどの大事件なのかなあ…。夕方のニュースで長い時間を割いてまで報道するほどの事件なのかなあ…。
草なぎ剛が、総務省の推し進めている地上デジタル放送周知キャンペーンのイメージキャラクターを務めている関係で(この頃何かとマスコミ露出が多い。次期総理の椅子でも狙っているのかな?)総務相がマスコミ取材を受けていたけれど、いつもながらに居丈高な態度で「最低の人間。絶対許さない」と断罪していた。そこまで言うほどのことかな?確かに、草なぎ剛の破廉恥な行為は自身の公的な立場(周囲への影響の大きさ)をわきまえてない浅はかさで、政府推進事業に泥を塗った形だけれど、総務相に「人間として最低」とまで言われるほどのことだろうか?
「最低」ってよほどのことだよ。「絶対に許さない」って、すごい剣幕だね。こうした極端な表現は、そう簡単に口に出すべきものではないと思う。それだけの激しい怒りを向けるべき対象は、もっと他にいるような気がする。まあ、この大臣は最近何かと高圧的。まるで自分が絶対的に正しいと言わんばかりの発言が続いている。しかし、大臣ご本人は常に正しい人なのだろうか?あまり強気の発言で人を責めてばかりいると、自らが守勢に回った時の反動はいかばかりか。
日本の社会は一般に酒に絡んだ失敗には寛容と言われて来た。しかし最近では、それは「世界的に見て、恥ずべきこと」と言う共通認識で固まりつつある。今回の一件も、そうした認識の変化に歩調を合わせるかのように、世間の目は厳しい。街頭インタビューでは「清潔感のある人だったのに、こんな事件を起こすなんて」「こんなに酒癖が悪かったなんて」と、イメージが裏切られたショックを率直に語っている声が多かった。
しかし、特に芸能人に対するイメージなんて、どれほどのものなんだろう?芸能事務所が所属タレントを売り出す上で、戦略的に作り上げたものに過ぎないのではないか?いわば商品の付加価値に過ぎない。それは生身の人間である草なぎ剛と単純にイコールで結びつけられるものではないはずだ。彼が深酒で起こした今回の事件は法的に許されるものではないけれど、彼が失念するほど深酒した原因は何だったのかにまで思いを致すと、何だか痛々しい。
さらに今回疑問なのは、彼と一緒に居酒屋で酒を飲んだという知人の男女二人は、彼が逮捕から4時間経過した後の呼気検査で、飲酒運転で逮捕される値の5倍ものアルコールが検出されるほどの飲酒をなぜ許したのか?と言うことだ。彼の酒癖の悪さは、SMAPメンバーの香取慎吾も日頃から心配していたと言うから、知人男女が彼とどの程度の親交の深さで、彼のことをどれだけ理解していたのかが気になるところだ。
人間は完璧な存在ではないから、誰しも時には過ちを犯すものだと思う。禍福は糾える縄の如し―酒に関わる問題は厄介だから、こうした形で彼が抱える問題が現時点で露見したことは、考えようによっては幸運だったのかもしれない。ここは一度立ち止まって、自分自身を見つめ直す機会が与えられたと思えば良いのではないだろうか?だって彼は10代の頃から走り続けて来たんだもの(彼には、子供時代から芸能界に身を置いて来た人に共通する痛々しさを感じるんだよね)。もちろん、今後、同じ愚行を何度も繰り返したら、本当に情けないけれど。
北野誠氏の一件もこれほどまでにクリア(すごいよね、報道態勢。5分おきくらいに続報が入ってくる・笑)なら、彼が全てのレギュラー番組を降板し、無期限謹慎処分を受けたことに納得できるんだけれどなあ…喉に小骨が刺さったような違和感が拭えないよ。
【追記1(09.04.24)】
3/24付『サンケイ・エクスプレス』紙に、本文下線部分の疑問点についての答となる内容の記述がありました。草なぎ剛と飲酒していた男女は、「彼行きつけの自宅近くの居酒屋の店長と従業員」だったらしい。
この事実を知って腹が立った。行きつけの店の関係者ならば、普段の彼の飲酒時の状態を十分知っていたはずだし、彼が社会的にどんな立場にいる人間なのかは当然知っていたはずだ。にも関わらず彼の深酒をたしなめるでもなく、泥酔した彼を自宅まで送り届けることもしなかった。
行きつけの店ということは、彼にとって心を許せる場所だったはずだが、店の関係者にとって彼は、沢山酒を飲んで気前良く金を払ってくれる上客でしかなかったのか?本当に常連客のことを思うならば、報道にあるような「ジョッキでビールと焼酎を10杯以上」も飲ませたりしないのではないだろうか?
彼は今回の失敗を教訓に、今後は心許せる相手をもう少し慎重に選んだ方が良いと思う。仕事柄、「時には彼の為に苦言を呈するような親友」を作ることは難しいのかもしれないけれど。
【追記2(09.04.24)】
正午のニュースによれば、今朝、総務相が「最低の人間」発言を撤回したと言う。「期待が大きければ大きいほど、失望や怒りも大きいということ」と釈明していたけれど、おそらく、自身の発言の反響の大きさに慌てて撤回したのだろう。今更撤回したところで、総務相の高慢なイメージは払拭できないと思う。どうもこれまでの総務相の発言を聞く限り、彼は短気で、冷静さを欠く感情的発言が多過ぎる(いい大人なのに(-_-))。素の人間性は変えようがないだろうけれど、仮にも公人なのだから、自身の発言の影響の大きさをもっと自覚して、(予め推敲した原稿を用意する、発言の前にひと呼吸置く、なりして)今後は慎重に言葉を選んで発言して欲しい。