はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

拡大路線は止めるべきなのだろう…

2007年01月17日 | 日々のよしなしごと
でも止めないんだろうなあ…(T.T)


映画『不都合な真実』より(UIP JAPAN)

ゴア元米副大統領が、自身が出演するドキュメンタリー映画
『不都合な真実』のジャパン・プレミア出席のため来日した。
「筑紫哲也ニュース23」では、そのゴア氏を招いて、
地球温暖化問題に関する特集を先程まで放映していた。
この100年?の間に地球の平均気温が0.7度上昇しただけで、
東京都の面積に匹敵する北極の棚氷が崩壊したり、
世界各地の氷河が後退したり、集中豪雨の一方で干ばつもあり、
地球温暖化がもたらした異変、異常気象は、
私達人間だけでなく、地球上のあらゆる生き物の生命を
脅かしている。

カエルが次々と絶滅しているという話には背筋がゾッとした。
温暖化によってツボカビと呼ばれるカビが体内で異常繁殖し、
死に至らしめているという。冬眠の時期も年々遅れ、
彼らの生体リズムにも異常を来している。それもカビに対する
免疫力を低下させている一因かもしれない。

時には100kmも泳いで移動するというホッキョクグマも
今や絶滅危惧種に指定されている。
時折挟み込まれる(たぶん『不都合な真実』からの)映像では、
せっかく氷原の端に辿り着いても、
薄氷のために体を乗せたとたん崩れてしまい、
いつまでも冷たい水の中を泳ぎ続けなければならない
ホッキョクグマの姿が映し出されていた。
そうして溺れ死ぬホッキョクグマが後を絶たないのだそうだ。

私達人類が文明生活を享受するために排出し続けるCO2が、
地球全体の命を脅かしている。その責任は重い。

自国の事だけを考えれば日本の”少子化”は、
国力維持において由々しき事態なんだろうけど、
地球規模で考えたら、日本という小さな島国のサイズに
見合った人口に戻りつつあるということなのかな?と
ふと思った。
それに伴って経済活動も縮小して行き、
経済的豊かさも失われて行くのかもしれないけど、
経済的豊かさが人間としての幸せに直結しているかと言えば、
そうとも言えない現実が今そこかしこに見えているし…

特にCO2の排出増加には経済活動の拡大が大きく関与している
と思うけど、そうなると近隣の大国の経済発展は、
地球温暖化へ拍車をかけることになるのは間違いないのかな。
河川への工場の廃液垂れ流しの話を聞くにつけ、
かつての形振り構わぬ日本の高度経済成長時代が想起されるし、
彼の国に本格的なモータリーゼーション時代の到来となれば、
大気汚染は対岸の火事とは行かなくなるだろう。
九州は大丈夫なんだろうか?
否、それどころか地球温暖化は、
恐ろしいまでに加速するのだろうか?

経済的豊かさを追求する拡大路線が地球のどこかで続く限り、
地球温暖化は止まらないのでしょうね。

私達人類は、母なる地球に迷惑のかけ通しですね(__;)。
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