はなこのアンテナ@無知の知

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レパートリーを増やす

2007年01月19日 | 「食」についての話題

私のレシピ・カード。
書き込んだり、切り抜きをそのまま貼り付けたり…
大学の時に教わった”情報カード活用法”の応用です(笑)。


実家の母が父の病気を機に外で働きに出るようになってから、
(他の働くお母さん方はそうではないと思いますが)
徐々に料理は手抜きがちとなり、
同じようなメニューが繰り返されることが多くなりました。
それが子供心に悲しかったのを思い出します。
私も炊飯とおかず一品と汁物作りを担当していましたが、
いかんせんレパートリーが少ない。
それで利用したのが雑誌や新聞に掲載されたレシピでした。
時々そのレシピを見ながら料理を作ったりしたものです。
結婚してからは、テレビの料理番組が好きでよく見ていますが、
おいしそうなものがあれば、メモしたり録画したりして、
それを実際に作ってみることが多いです。
料理番組の何が面白いかというと、
まず段取り良く料理が仕上がること。整然と用意された材料を、
テレビの出演者がテキパキと調理して行くさまを見ているのが
楽しいのです。変な話、器から調理鍋に材料を移す際の手元に
注目したり…限られた時間内で作り方を披露するために
考え出されたであろう演出の工夫が随所に見られるのも楽しい。

また、分量をきちんと量って調理するのも何となく好きです。
私の記憶が正しければ(笑)、大さじ(15cc)、小さじ(5cc)
といった日本版計量スプーンを考案したのは女子栄養大学の
創設者・香川綾先生で、この計量スプーンの出現により、
目分量で伝承されていた料理が、誰にでも簡単に再現できる
ようになりました(元々は栄養学の見地から、
正確な計量を目的に考案されたものらしい)

よく「私は料理が苦手で…」「味オンチで」と言う方がいますが、
レシピに書かれた分量通りに作れば、極端に味が不味くなる
ということはないはずです。
材料の切り方が雑で見た目が少々悪くても、
家庭料理はおいしければOKではありませんか?
(「家庭料理」と言ったら、また小林カツ代さんのことが
思い出されます。お体の具合はいかがなのでしょうか?)

ということで、私はいまだにレシピカードを見ながら、
キッチリ計量スプーンとカップで量って調理しています
(幼い頃、母の調理する姿を傍らで見て覚えた料理は
目分量でも作れるのですが)


一時期ヨシケイなどの食材配達サービスも利用したことがあり、
そのレシピも気に入ったものは切り抜いて残してあります。
生協は利用して10年以上になりますが、
最近は特に生協カタログのレシピが充実していて、
紹介されたレシピを試すことが多いですね。
昨日も早速、作ってみました。
今が旬の大根を使った煮物《ホクホク大根の肉みそあん》

作ってみました《ホクホク大根の肉みそあん》

にんにくとしょうがとねぎの辛味がポイントでしょうか?
水溶き片栗粉でつけたとろみで大根と肉みそがほどよく絡んで、
大根のうま味がより一層強調されたようなおいしさでした。
冬は煮物、鍋物で野菜が一度に沢山とれるのが嬉しいです。
それなのに、夫があまり煮物を好まないのが残念。
男性って「煮物=おふくろの味」という公式で
煮物好きだとばっかり思っていたのですが…でも体に良いので、
これからもさまざまな煮物レシピにチャレンジするつもりです。
一方、息子は梅干し以外は大抵好き嫌いなく「おいしい」と言って
食べてくれます。それにはかなり精神的に助けられているかも。

初めて試してみたレシピで家族に好評だったものは、
レシピカードとして残し、私のレパートリーに加えます。
参考までに以下に《ホクホク大根の肉みそあん》のレシピを。

【材料】2人分
大根 300g 
豚挽き肉 150g
にんにく、しょうが 各1/2片
ねぎ 1/4 本

みそ 大さじ1/2
ごま油 大さじ 1/2
水溶き片栗粉 適宜

<合わせ調味料A>
 ガラスープ(の素) 小さじ2
 しょうゆ、酒  各大さじ1
 砂糖 小さじ2

【作り方】
(1)大根は薄めの乱切り、にんにく、しょうが、ねぎはみじん切り
(2)フライパンにごま油を熱し、にんにくとしょうがを炒める。
 香りが立ったら挽き肉を加え、ほぐしながら炒める。
(3)肉の色が変わったら、みそと大根を加えて炒め合わせる。
(4)合わせ調味料Aと水1と1/2カップ(300cc)を
 混ぜ合わせて加え、アルミ箔で落としぶたをして、
 大根が柔らかくなるまで10~15分煮る。
(5)水溶き片栗粉でとろみを付けて器に盛り、ねぎを散らす。

そう言えば、ほうれん草と豚しゃぶ用薄切り肉で
《常夜鍋》を楽しんだ後の煮汁
昆布と豚肉から出たダシがほどよく混じり合っています。
私はこれで簡単なスープを作ります。
ねぎの小口切りとエノキダケを煮て、ポン酢で味付けするのです。
サッパリした味でおいしいですよ。
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