はなこのアンテナ@無知の知

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はとバスたび写真館3

2014年05月02日 | 国内旅行(旅の記録と話題)
《長瀞・畳岩》



羊山公園で開催の「芝桜まつり」に合わせて催行されるこのツアー。
1年を通して最も混雑が見込まれる行楽シーズンとあって、
催行が休日に当たる日は、出発時間も30分早まる上に、
この「長瀞・畳岩」見学が行われません。

同じ料金で、これはもったいないですねhorori
この奇観は必見の価値ありです!

今回バスの駐車場を提供して下さり、
畳岩まで案内して下さった「万寿庵」店主の解説によれば、

この畳岩は、地下深いところで高い圧力を受けて作られ、
長い年月をかけて隆起し、地表に表れたもので、
遠くは四国の名勝、大歩危・小歩危にまで連なる、
日本列島を縦断する強固な岩盤だそうです。

地質学的には、「結晶片岩の岩石段丘」に分類されるようです。

3年前の震災時には近隣が震度5に見舞われる中、
この「畳岩」を地盤とする長瀞地区は震度3で済んだとのこと。
しかし、土壌はけっして肥沃とは言えず、
米の栽培ができない土地柄だそうです。

この土地は古くは野性の藤が自生していたことから
「藤谷淵(ふじやぶち)」と呼ばれ、
「野上町」と言う町名を経て、1972年に「長瀞町」に変更されたとのこと。
意外に新しい地名なんですねbikkuri

長瀞は隅田川の源流である荒川の中流部の渓谷を指す地名で、
「長瀞」の「瀞」は「川底が深く、水の流れの静かな所」を意味し、
長瀞地区を除く荒川の上流と下流は激流なんだそうですbikkuri

あのナウマン象の発見者ナウマン博士が当地を調査に訪れたことから、
「日本地質学発祥の地」とも言われています。

今冬の大雪では、店主計測で1.2mもの大雪に見舞われた当地。
その被害は甚大だったようで、例年ならこの時期、
対岸の赤壁(中国の長江に倣った名称)は藤色に染まっているのが、
今年は藤の蕾がことごとく雪の重みにやられた為、見る事が叶いませんでした。

残念ですが、これもまた自然の為せる業で、
人智の及ばないことなのかもしれません。
来年には再び藤の花が咲きますように…

地震年表を見ても、日本は度々大きな地震に見舞われています。
おそらく、その度に甚大な被害を受けて来たのでしょう。
それでも日本人はけっして挫けることなく、生活を立て直して来ました。

自然の恵みを感謝して受け入れ、
自然の脅威をも厳粛に受け止め、
まさに自然と共に生きて来ました。

それが日本人なんだと思います。
そこに日本人の強さの秘密があるのかもしれません。

「万寿庵」店主ご自慢のまんじゅうです。

定番の、生地にみそを練り込んだ「みそまんじゅう」と熊笹を練り込んだ「熊笹まんじゅう」。

そして、さくらを練り込んだ「桜sakuraまんじゅう」。この時期限定の味ですmeromero2

どれも地元の食材を使った昔ながらの素朴な味わいで、どこか懐かしい…meromero2

まんじゅうを頬ばりながら、旅の余韻に浸ります…

次は"長瀞ライン下り"に挑戦?してみたいなniko稀少な"天然氷"も口にしてみたいですmeromero 

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