はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

厄払い?

2009年07月13日 | はなこのMEMO
 昨日、美術館から自宅に戻った私に些かショックな出来事がありました。小銭入れキーケースを紛失したとの連絡が、夫から入ったのです(ただでさえ気の滅入ることが続いているのに。これ以上追い打ちをかけるなーhorori>夫)。 

 このキーケースは、1週間遅れで父の日のプレゼントとして、息子と私とでお金を出し合って買ったばかりの物です。ン千円もする、イタリア産本革の日本製です。これまで何年も使っていた小銭入れに穴が開き使用不能となったので、新調したものです。穴が開いたのが経年劣化もさることながら、中に家の鍵を入れていたことが原因だったので、今回は小銭入れのついた「キーケース」を、夫に買ってあげたのです。

 しかしプレゼントして早々に、いつもスラックスの前ポケットに小銭入れを入れていた夫が、これまでの小銭入れの「正方形」からキーケースの「縦長」の形状に変わったことで、装着に違和感を訴えました。そこで後ろポケットに入れるよう私がアドバイスし、彼がそれに従った直後に紛失してしまったのです。こんなことってあるのでしょうか?hi

 帰宅した夫は「後ろポケットに入れたのがいけなかった」と繰り返します。買ったばかりのキーケースを紛失したのもショックですが、その中に入っていた家の鍵をなくしたのが痛い。これは同じマンションに住む知人を通してキーメーカーから買ったもので、街の鍵屋さんで簡単に合い鍵を作れるようなタイプのものではないのです。特殊で高価な鍵なのです。

 不思議なことに、その日、帰りのバスにその知人のご子息が同乗しており、ご子息を迎えに来られたその知人(ご主人)に、私はバス停近くで久しぶりにお会いしていたのでした。もしかして、そのほぼ同じ時刻に、夫は鍵の入ったキーケースを紛失したのか?とにかく、ご子息とも同じマンションでありながら久しぶりの再会で、思わず「○○ちゃん(←幼稚園時代からの愛称で、彼は息子の幼なじみ)、すっかりお兄ちゃんになって…(見違えるようだわ)」と言って、知人が照れ笑いを浮かべたのを微笑ましく思った記憶もほやほやのところへ掛かって来た、夫からの電話でした。

 せっかくの息子や自分の思いが台無しになってしまったこと、私の良かれと思ったアドバイスが裏目に出たことに落胆しつつも、「大事なものをなくす」ということは、それ以上の災厄を避ける為の厄落としだったのかな、なんてことも考えたのでした。もっともそんな考え方は、「そう思わないとやり切れない」とも言える、心理学で言うところの「補償行為」なのかもしれませんが…hekomi


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