線路はつづく

日々身近な神戸電鉄や 貨物列車の撮影中心に楽しんでいます 最近は 月いちで北条鉄道へも足を伸ばす様になりました。

1984年冬の福知山線

2017-10-20 20:54:34 | ディーゼル機関車
 今ではそんなに雪の降る事はなくなりましたが この頃は ひと冬に幾度か積もる事も 珍しくはなく 多い日は20cm以上積もる

事も有り 2~3日解けずに残っている事もしばしばで この時も雪が止んでから 晴れるのを待って出かけた記憶が有ります。

    


    1984年01月00日撮影 福知山線 道場~三田            DD51牽引 445レ

 一面の銀世界の中 DD51牽引の 下り列車がゆっくりと通過していきました 近年暖冬の影響もあってか 雪が降る日も少なくな

り 積もるほど降る事が珍しく 積もっても夕方には溶けてしまい この様な雪景色など見る事もなくなってしまいました。

 
    


    1984年02月00日撮影 福知山線 道場~三田            DD51 1178  725レ

 青空が広がり雪の白さが光ります 田圃の中には 今では見られなくなった「つぼき」が並び 線路には複線化工事のロープが 

伸びています。

 今ではコンバインで 刈り取りから脱穀まですまし 稲わらも細かく切って 田圃に播くのでこの様な風景は見られませんが 当時

は バインダーで刈り取った稲を稲架にかけて乾かし 脱穀を済ませた稲わらは この様に丸く積み上げて乾燥し 縄を編んだり蓆

を織ったり 畳の芯に加工したり 牛を飼っている家では 牛の寝藁や飼料に また牛糞とまぜて堆肥にしたりと 余す所無く使って

いました。

 特に特産の三田「うど」で有名なこの地では ウドを育てるための「うど小屋」を作るのにも使われました 今ではほとんど見かける

事は無くなりましたが それでもたまに見かける事が有ると 懐かしくて見入ってしまいます。

 

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福知山線の特急列車「まつかぜ」

2017-10-20 17:29:11 | 福知山線
 電化前の福知山線の花形列車は キハ82系・キハ181系使用の 気動車特急「まつかぜ」でした。

1961年京都~松江間を結ぶ 気動車特急として誕生し 今京都~福知山間は 東海道本線・福知山線経由で運転され 誕生当時

大阪~福知山間には停車せず 後に宝塚・三田を停車駅に加え 運転区間も博多まで延長され 松江で切り離される付属編成6輌

に グリーン車・食堂車を合わせ 堂々12輌編成で運転されていました。

 後追い撮影ですが 藍小学校傍のカーブを下る キハ82系の「まつかぜ」です。

    

   
    1982年04月00日撮影 福知山線 相野~藍本            キハ82系 5Dレ  まつかぜ

 この日は 1輌増車の13輌編成での運転でした。

生瀬を過ぎてトンネルを抜けると やがて武庫川渓谷に差し掛かります 博多(20時51分到着)までの 長い旅の始まりです。

    


    1982年10月00日撮影 福知山線 生瀬~武田尾            キハ82系 5Dレ  まつかぜ

 今では長いトンネルの連続ですが 旧線の頃は何度か武庫川を渡るので 車窓からは 右に左に秋の渓谷美を楽しめた事でしょ

う。

 付属編成で運転された 7Dレ「まつかぜ」です。

    


    1983年11月00日撮影 福知山線 武田尾~道場            キハ181系 7Dレ  まつかぜ

 此のころは 既に181系に置き換えられていました 屋根上に連続する放熱器が 厳めしいです。

非電化の頃の福知山線へは 出かける回数も少なかったので 「まつかぜ」も余り写していません。 

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