ＤＤ51 1043号機牽引迂回高野臨

　高校野球応援の臨時列車も迂回運転で走りました。

　　　　


　　　　1995年03月29日撮影　福知山線　草野～古市　　　　　　　　　　　　ＤＤ51　1043　　熊本工業高校（臨）

　阪神淡路大震災では　甲子園球場の有る西宮市も大きな被害にみまわれました　球場に大きな被害は有りませんでしたが　選手

や大会関係者　それに応援団を受け入れるとなると　宿泊施設や道路事情などに不安があり　大会の中止をと言う声も上がりまし

たが　関係者の努力も有って開催にこぎつけ無事　開催する事が出来ました。

　熊本工業高校の応援団も　福知山線への迂回を余儀なくされましたが　長旅の疲れも見せず応援され事とでしょう。

　この列車の牽引は　宮原機関区のＤＤ51 1043号機でした。

福知山線迂回貨物

　短い間でしたが貨物列車も設定されました。

　　　　


　　　　1995年03月29日撮影　福知山線　谷川～柏原　　　　　　　　　　　　ＤＤ51　1182　　上り臨時貨物

　貨物列車の運転は　新潟機関区のＤＤ51牽引です　寒冷地仕様の旋回窓付き1182号機の牽引でした。

8両に増結した「北近畿」

　1995年の阪神淡路大震災で被災した不通区間の旅客輸送を確保するため　福知山線の特急「北近畿」が　2輌増結し8輌で運転

されました。

　　　　

　　　　1995年03月15日撮影　福知山線　道場～三田　　　　　　　　　　　　183系　　北近畿

　自身で普通になった阪神間の輸送を補うため　姫路方面へのう回路としては　加古川線・播但線・福知山線しかなかったので　輸

送力を確保するため　普段は6輌編成の所を8輌編成に増結し運転されました。

　

福知山線を走った寝台特急「あかつき」

　1995年1月17日の早朝　淡路島北部を震源とする「阪神淡路大震災」に襲われ　神戸市東部から西宮にかけての東海道本線は　

壊滅的な被害に見舞われ　長期間の運休を余儀なくされました。

　その間大阪と九州を結ぶ物流の迂回路として　福知山線・山陰本線・播但線に　寝台列車や貨物列車が設定されました。

　寝台列車は　「なは」と「あかつき」の上下2本の設定でしたが　「なは」は　夜の間に通過してしまうので記録していませんでした　　

一方丹波大山で長時間停車する「あかつき」は　明るくなってから大阪に向かうので　何度か撮影することが出来ました。

　丹波大山で朝を迎える「あかつき」です。

　　　　


　　　　1995年03月15日撮影　福知山線　丹波大山駅　　　　　　　　　　　　ＤＤ51　1116　9004レ　　あかつき

　ＤＤ51の運転区間は短く然も和田山折り返しだったのと　迂回列車ではなく臨時列車扱いだったからか　ヘッドマークの掲出は有

りませんでした。

　「なは」と「あかつき」を牽引するのは　米子機関区の1115・1116・1117の3輌の運用でしたが　この日は1116号機の牽引です。

　　　　


　　　　1995年03月16日撮影　福知山線　武田尾～道場　　　　　　　　　　　　ＤＤ51　1117　9004レ　　あかつき

　翌16日は1117号機の牽引です。

　　　　


　　　　1995年03月26日撮影　福知山線　道場～三田　　　　　　　　　　　　ＤＤ51　1116　9004レ　　あかつき

　この日の牽引も1116号機でした。

　テールマークは臨時ではなく　「あかつき」となっていました。

　　　　


　　　　1995年03月17日撮影

　　　　

　　　　1995年03月26日撮影

　臨時列車とは言え　寝台特急が福知山線を走るのは　この時が初めてでした。