毎年11月の第3木曜日はボージョレー・ヌーヴォーの解禁日。
では、11月3日は・・・
実は、この日は日本の勝沼ワインのヌーヴォーの解禁日。
この日から勝沼では2012年モノの勝沼産のヌーヴォーワインが解禁となり、
各ワイナリーを訪ねると、ヌーヴォーを試飲させてくれるのです。
というわけで、今年も長原の「三日月料理店」のマスターのMKさんを始め
お店に集うワイン好きの顧客たち数名で、昨日、今日の1泊2日で、
山梨県の甲州市(勝沼)へワイナリーめぐりの旅に出かけました。
とはいえ旅行の前夜は、親友の眼科医のH先生から、
「巨人の日本一の瞬間をテレビで一緒に見ようよ」と誘われ、
H先生の自宅で、二人で巨人の優勝に酔って、調子に乗り、
赤ワインを3本ほどパカパカ飲みまくったおかげで、
やや寝不足、(運転に差し支えない程度に)二日酔いだというのに、朝8時に集合です(笑)
車で東京から中央高速道の勝沼インターまで真一文字に走り、
まず、本日宿泊する民宿に車をいったん置き、
タクシーで向かったのはイケダワイナリー・・・
(ワインを試飲するツアーですから飲酒運転は禁物なのでタクシーで!)
イケダワイナリーは30ヶ所近くある勝沼のワイナリーでも、
ワイン作りの歴史が比較的浅い、ごくごく小規模で家庭的なワイナリーです。
同じ勝沼地区でも、メルシャンやマンズワインといった大手のワイナリーはもちろん、
いま一般のワイン通の間でもかなり名が知れているグレイスワインの中央葡萄酒や
ルバイヤートワインの丸藤葡萄酒などに比べても、
その知名度はまだまだはるかに低いといわざるをえません。
ところが、昨年のワイナリーツアーの折、ランチを食べに立ち寄った
勝沼のフレンチレストラン「エリソン・ダン・ジュール」で、
たまたま2本の白ワインと
衝撃的な邂逅(であ)いをしてしまって以来、
僕もMKさんもすっかりその虜になってしまったのです。
それがイケダワイナリーの甲州種を使った白ワイン
「樽熟甲州」と「セレクト」でした。
その透明度の高い天然水のような色、微かで上品なぶどうの香り、
クセのないすっきりとした、それでいて飽きのこない酸味が程よく効いた、
決して料理のジャマにならないバランスのよい辛口の白ワイン・・・
こう言ってはなんですが、聞こえてくる「エリソン・ダン・ジュール」の評判は、
このイケダのワインを抜きにしては語れないといってよいでしょう。
去年は、このイケダワイナリーを探しあて、訪ねるためにさんざん苦労しました。
なにしろ「エリソン・ダン・ジュール」での衝撃的な邂逅いから、
「とにかくそのイケダワイナリーに行ってみよう」ということになり、
勝沼地区のパンフレットでイケダワイナリーの所在地を調べあてたものの、
その目指すイケダワイナリーは、他のワイナリーと違って、
一般的なワイナリーの体裁をほとんどしておらず、
遠目に見ても近くで見てもごく普通の民家にしか見えず、
おまけに看板も見逃すのがあたりまえという程度のものしかなく、
地元のタクシーでも探しあてるのが難しいような場所にあったのです。
そんなわけで、結局去年はごく普通のお宅を訪ねるように、
玄関のチャイムをピンポンして、
「すみません。ここは・・・ひょっとしてイケダワイナリー・・・ですか?」
「はい」
「あのぉ、ワインの試飲って出来ますか?」
「今日はちょっと試飲が・・・」
「ああ、ならいいです。とにかくワインを売って下さい」
てなやりとりを、イケダワイナリーの前の路上でしたくらいなんですから・・・
なにやら農家の庭先に直接卵でも買いに行ったふうでした(笑)
その後、「三日月」でもダース単位で
イケダワイナリーの「樽熟甲州」や「セレクト」をワインを仕入れるようになり、
僕もことあることに飲むようになりました。
とはいえ、他のレストランや酒屋さんで、
このイケダワイナリーのワインを目にすることはほとんどありません。
まだまだ無名?・・・といってもいいですね。
ところが、ところが、ところが、どっこい、驚きました!超驚いた!
そのあまりに目立たぬ普通の民家風だったイケダワイナリーが今年移転して大変身、
まったく別の場所に、立派な試飲所と売店まで構える体裁になっていたのです!
いやぁ、これにはびっくり!
これも僕が地道に飲んではあちこちでPRした効果が
少しでもあったのかなぁと自画自賛!涙、涙、涙・・・
そして、勇躍1年ぶりに訪ねたイケダワイナリーでは、
ツアーの幹事のIちゃんが事前に連絡してあったこともあり、
イケダワイナリーの池田俊和社長が、畑に出ている時間なんだけどという予定を曲げて、
お店で僕らを待っていてくれました。
朴訥で一見ぶっきらぼうな口調の池田さんですが、根は意外にいい人っぽいです(笑)
もうちょっと商売っ気があるともっと流行るってか?!
それでも僕は・・・
「(お宅のワインは)味もコストパフォーマンスも、
樽熟甲州はシャブリに負けていないし、
セレクトはプイイ・フュッセに負けていないと思います」
なぁ~んて、最大級の誉め言葉で讃えたのでした。
それを聞いて、MKさん、苦笑いしてたけど・・・(笑)
でも、こういう小さな隠れた優秀なワイナリーのワインが
もっと脚光を浴びる日が来てほしいものだと思います。
僕は、この味を決して自分だけの独り占め的な楽しみにするつもりはありませんので、
皆さんもどこかでイケダワイナリーのワインを見かけたらぜひ飲んでみて下さい。
ちなみに、北海道の池田町の十勝ワインではなく、
勝沼のイケダワイナリーのワインです!
また、この日は、大手のメルシャンのワイナリーに寄り、
メルシャンのワイナリーのホリデースペシャルの見学ツアーに参加しました。
ここでは、メルシャンの真杉茂夫さんから、
ワインの試飲の仕方やワイン作りの苦労、
メルシャンにつながる国産ワインの歴史の話などをじっくり聞き、
ワイナリーの中やワインナリー博物館、ぶどう畑などを案内してもらいましたが、
個人的にはこれが非常に勉強になったし、
ワイン好きとしての一人としてとてもよい刺激をもらいました。
その他、準大手のフジッコワイナリー(あの佃煮のフジッコのワイナリーです!)や、
漫画『神の雫』に出てくる「古代甲州」の大和葡萄酒なども回りました。
大和葡萄酒では地ビールも生産していて、こちらもなかなか美味しかったですよ。
ああ、それにしても昨日から今日にかけても
けっこうチビチビだったりガブガブだったりワインを飲みまくりましたね。
あはは、いつものことですけど・・・
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では、11月3日は・・・
実は、この日は日本の勝沼ワインのヌーヴォーの解禁日。
この日から勝沼では2012年モノの勝沼産のヌーヴォーワインが解禁となり、
各ワイナリーを訪ねると、ヌーヴォーを試飲させてくれるのです。
というわけで、今年も長原の「三日月料理店」のマスターのMKさんを始め
お店に集うワイン好きの顧客たち数名で、昨日、今日の1泊2日で、
山梨県の甲州市(勝沼)へワイナリーめぐりの旅に出かけました。
とはいえ旅行の前夜は、親友の眼科医のH先生から、
「巨人の日本一の瞬間をテレビで一緒に見ようよ」と誘われ、
H先生の自宅で、二人で巨人の優勝に酔って、調子に乗り、
赤ワインを3本ほどパカパカ飲みまくったおかげで、
やや寝不足、(運転に差し支えない程度に)二日酔いだというのに、朝8時に集合です(笑)
車で東京から中央高速道の勝沼インターまで真一文字に走り、
まず、本日宿泊する民宿に車をいったん置き、
タクシーで向かったのはイケダワイナリー・・・
(ワインを試飲するツアーですから飲酒運転は禁物なのでタクシーで!)
イケダワイナリーは30ヶ所近くある勝沼のワイナリーでも、
ワイン作りの歴史が比較的浅い、ごくごく小規模で家庭的なワイナリーです。
同じ勝沼地区でも、メルシャンやマンズワインといった大手のワイナリーはもちろん、
いま一般のワイン通の間でもかなり名が知れているグレイスワインの中央葡萄酒や
ルバイヤートワインの丸藤葡萄酒などに比べても、
その知名度はまだまだはるかに低いといわざるをえません。
ところが、昨年のワイナリーツアーの折、ランチを食べに立ち寄った
勝沼のフレンチレストラン「エリソン・ダン・ジュール」で、
たまたま2本の白ワインと
衝撃的な邂逅(であ)いをしてしまって以来、
僕もMKさんもすっかりその虜になってしまったのです。
それがイケダワイナリーの甲州種を使った白ワイン
「樽熟甲州」と「セレクト」でした。
その透明度の高い天然水のような色、微かで上品なぶどうの香り、
クセのないすっきりとした、それでいて飽きのこない酸味が程よく効いた、
決して料理のジャマにならないバランスのよい辛口の白ワイン・・・
こう言ってはなんですが、聞こえてくる「エリソン・ダン・ジュール」の評判は、
このイケダのワインを抜きにしては語れないといってよいでしょう。
去年は、このイケダワイナリーを探しあて、訪ねるためにさんざん苦労しました。
なにしろ「エリソン・ダン・ジュール」での衝撃的な邂逅いから、
「とにかくそのイケダワイナリーに行ってみよう」ということになり、
勝沼地区のパンフレットでイケダワイナリーの所在地を調べあてたものの、
その目指すイケダワイナリーは、他のワイナリーと違って、
一般的なワイナリーの体裁をほとんどしておらず、
遠目に見ても近くで見てもごく普通の民家にしか見えず、
おまけに看板も見逃すのがあたりまえという程度のものしかなく、
地元のタクシーでも探しあてるのが難しいような場所にあったのです。
そんなわけで、結局去年はごく普通のお宅を訪ねるように、
玄関のチャイムをピンポンして、
「すみません。ここは・・・ひょっとしてイケダワイナリー・・・ですか?」
「はい」
「あのぉ、ワインの試飲って出来ますか?」
「今日はちょっと試飲が・・・」
「ああ、ならいいです。とにかくワインを売って下さい」
てなやりとりを、イケダワイナリーの前の路上でしたくらいなんですから・・・
なにやら農家の庭先に直接卵でも買いに行ったふうでした(笑)
その後、「三日月」でもダース単位で
イケダワイナリーの「樽熟甲州」や「セレクト」をワインを仕入れるようになり、
僕もことあることに飲むようになりました。
とはいえ、他のレストランや酒屋さんで、
このイケダワイナリーのワインを目にすることはほとんどありません。
まだまだ無名?・・・といってもいいですね。
ところが、ところが、ところが、どっこい、驚きました!超驚いた!
そのあまりに目立たぬ普通の民家風だったイケダワイナリーが今年移転して大変身、
まったく別の場所に、立派な試飲所と売店まで構える体裁になっていたのです!
いやぁ、これにはびっくり!
これも僕が地道に飲んではあちこちでPRした効果が
少しでもあったのかなぁと自画自賛!涙、涙、涙・・・
そして、勇躍1年ぶりに訪ねたイケダワイナリーでは、
ツアーの幹事のIちゃんが事前に連絡してあったこともあり、
イケダワイナリーの池田俊和社長が、畑に出ている時間なんだけどという予定を曲げて、
お店で僕らを待っていてくれました。
朴訥で一見ぶっきらぼうな口調の池田さんですが、根は意外にいい人っぽいです(笑)
もうちょっと商売っ気があるともっと流行るってか?!
それでも僕は・・・
「(お宅のワインは)味もコストパフォーマンスも、
樽熟甲州はシャブリに負けていないし、
セレクトはプイイ・フュッセに負けていないと思います」
なぁ~んて、最大級の誉め言葉で讃えたのでした。
それを聞いて、MKさん、苦笑いしてたけど・・・(笑)
でも、こういう小さな隠れた優秀なワイナリーのワインが
もっと脚光を浴びる日が来てほしいものだと思います。
僕は、この味を決して自分だけの独り占め的な楽しみにするつもりはありませんので、
皆さんもどこかでイケダワイナリーのワインを見かけたらぜひ飲んでみて下さい。
ちなみに、北海道の池田町の十勝ワインではなく、
勝沼のイケダワイナリーのワインです!
また、この日は、大手のメルシャンのワイナリーに寄り、
メルシャンのワイナリーのホリデースペシャルの見学ツアーに参加しました。
ここでは、メルシャンの真杉茂夫さんから、
ワインの試飲の仕方やワイン作りの苦労、
メルシャンにつながる国産ワインの歴史の話などをじっくり聞き、
ワイナリーの中やワインナリー博物館、ぶどう畑などを案内してもらいましたが、
個人的にはこれが非常に勉強になったし、
ワイン好きとしての一人としてとてもよい刺激をもらいました。
その他、準大手のフジッコワイナリー(あの佃煮のフジッコのワイナリーです!)や、
漫画『神の雫』に出てくる「古代甲州」の大和葡萄酒なども回りました。
大和葡萄酒では地ビールも生産していて、こちらもなかなか美味しかったですよ。
ああ、それにしても昨日から今日にかけても
けっこうチビチビだったりガブガブだったりワインを飲みまくりましたね。
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