“渋谷の父 ”ハリー田西の占い研究所

自身のことを含め世の中の森羅万象を占い師・運命学研究家の立場からつづります。

おつかれさま!東急東横線、86歳の渋谷駅の最期の日

2013年03月15日 23時09分01秒 | Weblog
明日の1番ダイヤから東横線と副都心線の相互乗り入れが始まるのにあたり、
今日をもって東急東横線の現行の渋谷駅が86年の歴史の幕を下ろすことになりましたが、
そのせいで、ここ数日間というもの、東横線の渋谷駅の周辺がすごいことになっています(笑)

とにかく駅のみならず、
ヒカリエに続く高架通路や東口の大歩道橋の上まで、
連日連夜、人山の黒だかり、いや黒山の人だかり状態。

いわんや今日などはもう尋常な混雑ぶりではありません。
(僕はまだ生まれてなかったので知りませんが)
おそらく戦後の買い出し列車の出着を囲む人の群れもあんなもんだったのかもしれません。

そこには、ふだんレギュラーで通勤通学に利用する客に加え、
この世の見納めに(笑)と東横線に乗りに来る客、ただただ興味本位に見物に来る人、
記念のスタンプを押してもらおうと長~~~い列に並ぶ人、
さらには、デジカメやケータイでパチパチ駅の様子や車両を撮りまくる人などなど・・・

この騒ぎの背景には、地上にある渋谷駅の最後の日ということもありますが、
同時に、相互乗り入れにともない、
「1000系」や「9000系」の車両が東横線から姿を消すからということもあるようです。
つまりは、この地上駅込みの「1000系」や「9000系」の最後の雄姿を
カメラに収めたいということなんでしょう。

ちなみに、撮り鉄の連中は、渋谷駅のみならず、お隣の代官山駅や中目黒駅、
また、邪魔になる乗降客が少なく(?)ベストアングルで撮影できる都立大学駅あたりにも出没していましたよ。

それにしても、東横線には僕もずいぶんお世話になりましたし、
東横の渋谷駅にも想い出がいっぱい残っています。

それにしても、この東横の渋谷駅の改札口前のロビーがなくなると、
そこにいつも無用に(?)たむろしていた青学の中高生や
コンパに向かうために集合していた慶應義塾の学生たちはどこへ行くのでしょうか?
僕がいつも新聞を買っていたおばちゃんたちがいる売店はどこへ行っちゃうのでしょうか?
う~ん、つまんないことだけど、気になる気になる・・・

それからもう一つ、
おそらく今日の夜中は、渋谷と代官山の間で、
地上の線路を地下につなげる最期の大工事をやるはずです。

僕は、このところ東横線に乗って渋谷へ向かう途中、代官山駅を通過するたびに、
“これ本当に、夜中のいっときの工事だけで、地上から地下に線路をつなげられるの?”と、
懐疑的に思っていたものですが、
果たしてそんな僕の心配をひと晩で払しょくしてくれるのでしょうか。これも興味あり!

ちなみに、前にもこのブログで書きましたが、
かつて、戦前のことですが、
この東横線の渋谷駅と代官山駅の間にもう一つ「並木橋駅」という駅が存在し、
今も渋谷駅近の線路上に、かすかにその駅の形跡が残っているのですが、
その並木橋駅の形跡も、渋谷駅と共に消滅してしまうことになるわけです。

この幻の並木橋駅は、東横線の電車が、渋谷駅に到着する直前に、
渋谷駅を出発する電車とすれ違うために一旦停止するあたりにありました。
そのため、僕はいつも一旦停止した車内で、
《ああ、このへんに並木橋駅があったんだよなぁ》としみじみ思ったりしていたのですが、
ここ2、3日は、《並木橋駅跡もご苦労さん!》と心の中で呟いていました。

今夜は、表参道の「パネルハウス」で飲んで、その帰りはとぼとぼ渋谷まで歩き、
万感の思いで東横線、それも各駅停車に乗って自由が丘までたどり着いたのですが、
満員の車両の中で、僕の背中側にいる若者が、
「明日、代官山駅で信号故障になったりしてな」
「いや、東武線の事故の影響でダイヤがめちゃくちゃになったりしてさ」
なんて、不謹慎な会話をしていたのが、ちょっと気になりました。

たしかに、5社の路線をつなぐ今回の首都圏の私鉄の新ダイヤは、
そういうどこか1社の事故やら不備の影響が全部に及ぶリスクもあるということですからね。

いずれにせよ、東横渋谷駅、長い間本当にご苦労さまでした。

それにしても、明日からは地下の5階から地上まで上がって来るのか・・・
う~ん、えらいこっちゃ。



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