2022年10月1日、寅卯天中殺の中、“燃える闘魂”アントニオ猪木氏がこの世を去った。
1954年生まれの私にとって、
「アントニオ猪木」は野球の長嶋や王、相撲の大鵬と並ぶスーパーヒーローだった。
1966年、猪木氏が日本プロレスを離脱し
豊登とともに東京プロレスを立ち上げた時から、
大のプロレスファンだった私はかれこれ60年近くも彼の後を追い続けてきた。
そして、猪木氏が逝去した日、
彼のYouTubeチャンネル『最後の闘魂』が更新され「最期の言葉」と題した動画が流れた。
晩年「心アミロイドーシス」という難病に侵された猪木氏は
YouTubeを始め亡くなる直前まで病気と闘う姿、
というよりは(言葉は悪いが)死んでゆく様をファンにさらし続けた。
以下、その「最期の言葉」の一部を転載する。
――今、どんな毎日を送っているか
「毎日毎日、この3年近く天井を見上げて話し相手もいない。
天井に数あれど、あれを全部数えていて。
(木目を数えている?)そのくらいやることもあるようでない。
だいたい、見せたくないでしょ、こんなザマを。みんなに見せたくないでしょ、
普通は。こういう状況が分かってて、みんなに見てもらって弱い俺を。しようがないじゃん」
――Youtubeチャンネルを見た人がたくさんコメントを書いてくれている、猪木さんの姿を見て勇気をもらっている
「そういうファンもいることを、
自分はしっかり分かっていなきゃいけないのかなと思います」
この動画は亡くなる10日ほど前の9月21日に撮影されたものだそうだが、
私はこれを見てびっくりした。
インタビュアーの問いかけに答える
猪木氏の姿はもはやかつての無敵のヒーローの片鱗もなく
明らかに数日先の死を予感させるほど衰弱しきっていたからだ。
まさかあの俊敏で頑丈な猪木氏が、ある面あのような無残な姿をファンの前に見せるとは…
実は、彼のこうした行動は私の想像をはるかに越えるものだった。
以下、アントニオ猪木氏の命式からそんな驚きと晩年の彼の思いについて私見を綴りたい。
アントニオ猪木(1943年2月20日生まれ/享年79)
◇ 己 甲 癸 禄存星 天南星
寅 酉 寅 未 鳳閣星 牽牛星 貫索星
卯 ――――― 天貴星 牽牛星 天極星
天 辛 甲 己
中
殺
猪木氏の陽占の中央の星は牽牛星。
牽牛星を中央に持つ人間は非常に自尊心の強い、プライドの高い。
まじめで几帳面で責任感が強く、
人にいつもかっこいいい自分を見せていたいと考える。
それゆえ自分の弱さや欠点などを隠してしまう。
だからこそ、本来の牽牛星の人間にしたら、
あの動画の中の猪木氏のように、
死を前に衰弱していく自分の姿を人前にさらすなどということは、
到底考えられないことなのだ。
ちなみに彼の場合は、この牽牛星を南方にも持つので、
自分をよく見せようしてがむしゃらに行動する面があり、
東方には貫索星があるので、
我が強く個人主義で、なによりも自分の思いを優先させて動く。
しかしながら、このように自尊心が強く個人主義の猪木氏も、
晩年は西方の鳳閣星と北方の禄存星的な生き方になったと考えられる。
(※晩年の生き方は陽占の西方と北方の十大主星で読む)
おだやかで自然体な鳳閣星、やさしくて奉仕的な禄存星。
――彼が晩年衰えゆく自分の姿をさらし続けたのは、
あくまでも自らの死期を悟った上でおだやかに生きる心と
ファンに対する徹底したサービス精神のせいであったといえよう。
最後にアントニオ猪木氏の遺した数々の名言の中から、
私がいつも心に留めている彼の言葉を綴り締めとしたい。
『人は歩みを止めたときに、そして挑戦をあきらめたときに、年老いていく』
私のヒーロー、アントニオ猪木殿、長い間夢と勇気を与えてくれてありがとう。
どうか安らかにお休みください。合掌。
さて『渋谷の父ハリー』では、新型コロナウィルスの蔓延に配慮して、
大型対面パネルの設置や消毒対策など行った上での対面鑑定、メール鑑定のほか、
skype、zoom、Facrbook、LINEなどによるオンライン鑑定も承っております。
いずれの鑑定を希望される方もお気軽に下記のホームページからお問い合わせください。
☆お問い合わせはこちらからどうぞ!
渋谷の父 ハリー田西 “渋谷占い”
1954年生まれの私にとって、
「アントニオ猪木」は野球の長嶋や王、相撲の大鵬と並ぶスーパーヒーローだった。
1966年、猪木氏が日本プロレスを離脱し
豊登とともに東京プロレスを立ち上げた時から、
大のプロレスファンだった私はかれこれ60年近くも彼の後を追い続けてきた。
そして、猪木氏が逝去した日、
彼のYouTubeチャンネル『最後の闘魂』が更新され「最期の言葉」と題した動画が流れた。
晩年「心アミロイドーシス」という難病に侵された猪木氏は
YouTubeを始め亡くなる直前まで病気と闘う姿、
というよりは(言葉は悪いが)死んでゆく様をファンにさらし続けた。
以下、その「最期の言葉」の一部を転載する。
――今、どんな毎日を送っているか
「毎日毎日、この3年近く天井を見上げて話し相手もいない。
天井に数あれど、あれを全部数えていて。
(木目を数えている?)そのくらいやることもあるようでない。
だいたい、見せたくないでしょ、こんなザマを。みんなに見せたくないでしょ、
普通は。こういう状況が分かってて、みんなに見てもらって弱い俺を。しようがないじゃん」
――Youtubeチャンネルを見た人がたくさんコメントを書いてくれている、猪木さんの姿を見て勇気をもらっている
「そういうファンもいることを、
自分はしっかり分かっていなきゃいけないのかなと思います」
この動画は亡くなる10日ほど前の9月21日に撮影されたものだそうだが、
私はこれを見てびっくりした。
インタビュアーの問いかけに答える
猪木氏の姿はもはやかつての無敵のヒーローの片鱗もなく
明らかに数日先の死を予感させるほど衰弱しきっていたからだ。
まさかあの俊敏で頑丈な猪木氏が、ある面あのような無残な姿をファンの前に見せるとは…
実は、彼のこうした行動は私の想像をはるかに越えるものだった。
以下、アントニオ猪木氏の命式からそんな驚きと晩年の彼の思いについて私見を綴りたい。
アントニオ猪木(1943年2月20日生まれ/享年79)
◇ 己 甲 癸 禄存星 天南星
寅 酉 寅 未 鳳閣星 牽牛星 貫索星
卯 ――――― 天貴星 牽牛星 天極星
天 辛 甲 己
中
殺
猪木氏の陽占の中央の星は牽牛星。
牽牛星を中央に持つ人間は非常に自尊心の強い、プライドの高い。
まじめで几帳面で責任感が強く、
人にいつもかっこいいい自分を見せていたいと考える。
それゆえ自分の弱さや欠点などを隠してしまう。
だからこそ、本来の牽牛星の人間にしたら、
あの動画の中の猪木氏のように、
死を前に衰弱していく自分の姿を人前にさらすなどということは、
到底考えられないことなのだ。
ちなみに彼の場合は、この牽牛星を南方にも持つので、
自分をよく見せようしてがむしゃらに行動する面があり、
東方には貫索星があるので、
我が強く個人主義で、なによりも自分の思いを優先させて動く。
しかしながら、このように自尊心が強く個人主義の猪木氏も、
晩年は西方の鳳閣星と北方の禄存星的な生き方になったと考えられる。
(※晩年の生き方は陽占の西方と北方の十大主星で読む)
おだやかで自然体な鳳閣星、やさしくて奉仕的な禄存星。
――彼が晩年衰えゆく自分の姿をさらし続けたのは、
あくまでも自らの死期を悟った上でおだやかに生きる心と
ファンに対する徹底したサービス精神のせいであったといえよう。
最後にアントニオ猪木氏の遺した数々の名言の中から、
私がいつも心に留めている彼の言葉を綴り締めとしたい。
『人は歩みを止めたときに、そして挑戦をあきらめたときに、年老いていく』
私のヒーロー、アントニオ猪木殿、長い間夢と勇気を与えてくれてありがとう。
どうか安らかにお休みください。合掌。
さて『渋谷の父ハリー』では、新型コロナウィルスの蔓延に配慮して、
大型対面パネルの設置や消毒対策など行った上での対面鑑定、メール鑑定のほか、
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