はるにわ日記

古民家再生の記録、薪ストーブ、子供との戯れ、大好きなバイクと英国旧車のこと、サッカー、カフェ。徒然なるままに・・・・。

座禅、そして食事

2008年10月23日 23時35分30秒 | 古民家暮らし
さて、座禅の後は食事です。

廊下かと思っていたところに机が置かれ、ずらっと並んで座ります。
左の方から、おひつに入ったお粥さんと梅干し、たくあんが回ってきます。

漆の茶碗にお粥さんを、もう一つのお椀に梅干しとたくあんを一切れ入れました。

よく分からないので、見よう見真似です。

お経が書かれた紙が回ってきて、食べる前にこれを全員で唱えます。

そして食事。お粥を食べるのに箸ではちょっと不便。
最初は音がしないようにすくって食べていたのですが、隣の人が「ずずっ」とすすっていたので、真似をして「ずずずずっ」とすすったら、「すすらない!」と怒られてしまいました・・・

どうやら隣に座った方は、お寺の方のようで、箸がお椀を叩くカチャカチャ音に「音を立てない!」と注意されていました。

梅干しでごはんを頂きます。なぜか両脇の方はたくわんには手をつけていなかったので、何かあるな・・・と思って食べませんでした。

ごはんを食べ終わって箸とお椀を置いたら「箸は置かない!」と言われたので、箸だけは手に持ってずーっと待っていると、再びお粥のお櫃が回ってきました。

どうやらお代わりができるようです。
一杯目はなんだか遠慮してしまって、ちょっとしか注げなかったのでちょっと嬉しかったのですが、自分の所に来た時にはもうほとんど空っぽでした・・・・

そのあと、お茶が回ってきました。お茶は茶碗に注ぎます。
ここで残しておいたたくわんの出番!! 茶碗の内側をたくわんでこすってきれいにします。
そしてそのお湯をもう一個のお椀にいれ、くるくるとまわして洗って、飲み干しました。

うむむ、合理的というか、シンプルで無駄がないというか・・・・。

目指すべきものの究極の姿、贅肉をそぎ落としたエッセンスがここにあるような気がしました。



座禅、グルグル歩いて、また座禅

2008年10月23日 00時26分56秒 | 古民家暮らし
一回目の座禅が終わると、建物の外に出て、その周りをぐるぐる歩きます。

それほど大きい建物ではないので、多分先頭と最後尾がくっついて、外から見ると切れ目なく歩いているように見えると思います。

歩きながら、一体なぜ歩くのだろうと考えていましたが、結局分かりませんでした。

痺れた足をほぐすためかと思いましたが、こんな初心者ばかりじゃあるまいし、静から動へ、そしてまた静へ、メリハリをつけるためのものでしょうか・・・?

もしかしたら、座禅を組んでいるときと同様、歩きながら無の境地にならないといけなかったのでしょうか?

歩き終わると、座禅の第二回目です。

なぜかすっかりリラックスしています。
でも相変わらず、何も考えないことはできません。

でもずっと集中していると、ある瞬間に視界が暗くなってすぅーっと吸い込まれるような感じになります。

でも「おっ!! これが無か?」と思った途端にまた現実に引き戻されます

でもこれを2回ほど繰り返した後、完全に無の世界に吸い込まれました。



・・・・・別の言葉で言うと、眠りに落ちていました。