はるにわ日記

古民家再生の記録、薪ストーブ、子供との戯れ、大好きなバイクと英国旧車のこと、サッカー、カフェ。徒然なるままに・・・・。

激走!!自転車in台湾 58 基隆

2012年01月30日 04時41分58秒 | 自転車

九份を出て、次の目的地の基隆(キールン)に向かいます。 

基隆には砲台跡や仏教洞窟があります。

まず、洞窟好きのボクのこと、洞窟に仏様がたくさん祭ってある「仙洞」にどうしても行ってみたい。

暑い・・・、道に迷いながらも基隆到着。

仙洞は港のすぐ近く、物々しい海軍の基地の脇を通っていきます。

駐車場に自転車を停めて、「さすがにこの中には持って行けないなぁ・・・」と、自転車に鍵をかけていると、脇の売店?屋台?の方がなにか話しかけてきます

どうやら、自転車は見ててあげるから、安心していって来い、と言ってるようです

ありがたいです、、、でも、一応は鍵をかけます。

安全なのは日本だけ。外国では地面に置いたものは誰のものでもない、それは台湾でも例外ではありません。

「謝謝」と言って洞窟の中に入ります。

すずしい・・・・

壁に仏が掘られていますが、もう気持ちよくてそれどころではありません

奥まで行くと、ご本尊が・・・。手を合わせます(作法がよく分からないので・・・とりあえず)。

ふと見ると、横に隙間があって、鉄格子がはまっています。

洞窟好きのボクのこと、例のごとく奥に何があるのか覗いてみると、真っ暗で何も見えません。

その代わり、その隙間から冷たい空気が吹き出してきてます

こ、、、これは、、、、 キモチイイ

その場に座り込んで、体を冷やします。

後から来た参拝者が話しかけてきたので、おそらく「そこで何してんの?」と聞かれていると(勝手に)推測し、「冷、冷」と答えていると、近寄ってきて、「あぁ」とにっこり笑って去って行きました。

おそらく分かってもらえたのだと思います

すっかり涼んで外に出ると、売店の人が話しかけてきます。

日本語が少し話せるタクシーの運ちゃんが居て、なんだか楽しい会話が始まってしまいました。

運ちゃんによると、店のおばちゃんは昔はそれはキレイで、みんなのアイドルだったらしい。

今でもキレイですよ~

そうこうしていると、お持ち帰りで食べ物を買いに来た方も話に入ってきました。

この方も日本語が話せます。妹さんが日本に住んでるらしい。

こんなところで日本語で会話できると思っていませんでした・・・・

楽しかったし、自転車のお礼の意味も込めてアイスクリームを頼むと・・・・

お持ち帰りの方が一緒にお金を払ってってくれました ありがとうございます!!

その後、郵便局の場所を聞こうとして四苦八苦。

適当に話してるときは問題ないのに、正確な情報を得ようとするとこんなに苦労するのか・・・・

まず郵便局が分かりません、これを説明するのにかなり時間がかかりました。

台湾では「郵局」というらしい。

場所はタクシーの運ちゃんに地図まで書いてもらったのですが、曲がり角の目印が無い。

「右に曲がって、左に曲がって・・・」と教えてもらったのですが、どこで曲がるかが分からないまま、4時半に閉まるから、とせかされて、急いで出発しました。でも楽しかったです~

途中、おもしろいものを発見しました。

防空壕ですね。水が溜まったりしていて、あまり良い状態ではありません。

戦時中の遺構なのに、観光地としても、もっと大事にすればいいのに・・・・・

と思っていたのですが、今考えてみると、これって現役? なのかな?

 

道草の後、地図の通りに走りましたがやはりよくわからないので、消防署で郵便局の場所を聞くと・・・・

外にまで出てきてくださって「そこだよ」と教えていただきました。

目の前の交差点の反対側に「郵局」が・・・・ すみません、気が付きませんでした。

あの何の目印も無い簡単な地図・・・まんざらでもなかったということですね・・・・ありがとう、運ちゃん

 

郵便局で、後ろに積んでいる荷物が重いので、買った使わない本を日本に送ろうと思ったのですが・・・・

意外と送料が高かったのですね~ 買った本の値段よりかは安いのですが、送っても多分使わないしなぁ

ということで、本は送るのをやめて、今日の最終目的地、金山(ジンシャン)を目指します。

・・・目指していたはずなのですが、道に迷い、地図とにらめっこ、人に尋ねて、ウロウロしているうちに、気付いたらなぜかまた基隆の繁華街に戻ってきてしまいました・・・・

かなり走ったので、このショックはものすごく大きくて、落胆の度合いは量りしれないものがあります

うむむ、、、この時間でここにいるということは、もうここで宿を探した方が良さそうです・・・・

さて、どうしようか・・・・ さっきのとは違うデカイ郵便局の前で途方に暮れていると、何やら話しかけてくる人がいます。

「我是日本人(ウォシーズーペンレン)」(最近は、この言葉だけはきちんと発音できるようになってきました)と言うと、今度はその人、日本語で話します

「どうしたの? どこ行くの? 何か困ったことある?」

渡りに船とはこのことか・・・・ なんで台湾の人はこんなに親切なのか、なんで困っていると、頼んだりもしてないのに颯爽と現れて助けてくれるのか・・・・

事情を話したら、知り合いの宿があるから紹介してくれると言います。

バイクについて行くのは一苦労ですが、台湾の人の例にもれず、予算額を聞いてくれるので、ものすご~く立派なホテルに入って行った時もあまり気後れせずについて行けました。

交渉してもらいましたが、あいにく予算内には入らずあきらめました。

次のところはそんなにきれいじゃないがいいか? と聞くので、全然構いませんとお願いすると・・・・

そこから少し離れたところのホテルに行って再交渉、すぐにまとまりました。

一泊2500円くらいで、十分予算内です

ほんとにありがとうございました~

荷物を置いて、一旦は見るのをあきらめた砲台のある公園に急げ!! まだ間に合う!!!

(つづく・・・)