佐倉市議会はしおか協美
市政にキョウミ
 




ちよだニャンとなる会代表理事 香取章子さんの記事から

『開会式まてあと3日! 会場となる日本武道館とその周辺エリアの猫たちの保護が完了しました。来週から譲渡に向けての面会対応が始まります。


今から20年前、武道館と北の丸公園には60頭から80頭の猫がいて、苦情やトラブルも少なくありませんでした。管理事務所から保健所への相談で、病気や怪我、アレルギー、カラスに襲われた猫をニャンとなる会が引き取り譲渡してきました。


行政とボランティアが協働して去勢・不妊手術と保護・譲渡を行い、近年では、片手で数えられるまで頭数を減らしてきて、このたび東京都の事業に基づき、ついに猫ゼロになりました!! 今後も遺棄や移動もあるでしょうから、ゼロは瞬間のことかもしれません。ともあれ、オリパラでロックダウンになる前にすべて保護できました!!』

オリンピック開会式前に素晴らしいことです。


「猫の殺処分ゼロ」を実現している千代田区を数年前に視察させて頂き、佐藤地域保健課長、

ちよだニャンとなる会の現在の代表理事 

香取章子さんのお話を伺いました。

行政とボランティアが協働で「飼い主のいないネコ」の問題に取り組み10年目に猫の殺処分ゼロを達成した後、

現在まで、猫の殺処分ゼロを継続している取り組みは、「殺処分になる動物をなんとか助けたい」という、

行政の現場の職員の方々の思いから始まり、行政が、協力してくれるボランティアを募集したことがきっかけだったそうです。

千代田区でも、初期のころに、ボランティアが主導で去勢・不妊手術を行い、

トイレを設置・管理し、食べ物を与えたら片づけるという活動を実行した人たちもいたそうですが、

公園でのエサやりへの苦情、ふん尿をボランティアが片づけていると、ボランティアが

飼い主のいない猫への責任が発生してくるのでは・・などなど

問題が起きたそうです。

千代田区が飼い主のいないネコに対する先進自治体となった理由は、

まず区長と議会が旗を振り、行政が具体的な取り組みを考えてボランティアを集め、

獣医師と協力し、地域住民の協力を得て、一丸となって保護猫活動にあたったのが一番の成功要因です。

飼い主のいないネコの問題を解決する上でのポイントは、中立的な立場の存在であると千代田区の佐藤課長がおしゃっていました。

飼い主のいないネコについて様々なご相談を頂く私も同感です。

飼い主のいないネコの問題は行政だけで解決が出来ない問題であり、ボランティアだけでも解決できない問題です。

不妊・去勢の助成は行政予算ですが、

1匹の猫を保護して動物病院に運び、ノミや体内の寄生虫を駆虫して、

猫エイズなどのウイルスチェック、マイクロチップを装着し、譲渡するのはボランティアさん。

その費用をねん出するためのねこ祭りは観光資源であり、命の教育になっています。

自治体へ寄せられる飼い主のいないネコについての苦情は、

ふんや尿をされて臭い、鳴き声がうるさい、生ごみが荒らされる、車に傷をつけられる、

アレルギーを持っていて困っている、野良猫に餌を上げたら近所から苦情が来た、餌をあげるのをやめさせたい。

住民同士の対立に発展するケースも発生しています。

猫は多くて一度に6匹ぐらい子猫を産みます。年に2回産みますと、単純計算すると1年で

72匹になってしまいます。

日本動物愛護協会の広告に

「その一目惚れ 迷惑です」と掲載されています。

命の衝動買いで猫ちゃんワンちゃんが遺棄され

殺処分されている中、平成23年から千代田区の

殺処分ゼロを継続している取り組みは地道な活

動の積み重ねです。

飼い主のいない猫を一時保護して、去勢・不妊手術を行い、元の場所に戻す「TNR」

(Trap / Neuter / Return = 一時保護/去勢・不妊手術/元の場所に戻す)活動をし

地域ぐるみで一代限りの命との共生をめざす ちよだニャンとなる会代表理事 香取章子さんの

パワーは、周囲を温める力になっていると感じました。

お世話になりました。



 

 

 



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以前、視察した富里の動物愛護センターの譲渡会では、収容された犬・猫等について、

健康状態等を確認したうえで希望者に譲渡しています。

譲渡会では、受付の後、譲渡を受けるための講習を約30分間受講後、

譲渡イヌ・ネコと対面&マッチング。

飼い主になるということは全てに責任を持つという事。

全体の2割が動物好きで、2割が動物嫌いという割合を踏まえ、全ての人が動物好きとは限らない

事を理解した上で飼うことが大切であると講師の獣医さんが教えて下さいました。

交通事故や動物のご近所トラブルの苦情が動物愛護センターセンターに寄せられ事もしばしば。

迷い犬や猫の相談が月に1000件寄せられるそうですから、

マイクロチップ と迷子札と 鑑札の3点セットで犬に付けておくことをお勧めいたします。

迷子や地震などの災害、盗難や事故などによって、飼 い主と離ればなれになっても、

マイクロチップの番号を リーダーで読み取り、データベースに登録されている飼 い主の

情報と照合することで、飼い主のもとに戻ってく る可能性が高くなります。

※リーダーは、全国の動物保護センターや保健所、 動物病院などに配備されています。

マイクロチップの番号と飼い主 の名前、住所、連絡先などの データを、

飼い主が「動物ⅠD 普及推進会議(AIPO)」

※のデ ータベースに登録します。(登 録料は1千円)

昭和61年の殺処分はイヌとネコを合せて33,000頭。

飼い主が亡くなったり、高齢で飼えなくなったりという特別な理由がある場合のみ

動物愛護センターで引取りをし、その中で譲渡をしています。

現在は約1,000頭、それでも約37パーセントが殺処分となっています。
(平成12年は97パーセント殺処分)

殺処分をなくすために、無責任飼い主ゼロを目指します。

飼い主の居ないネコを減らす取り組みが進むように千葉県ではネコの屋内飼育を基本としていますが

無責任飼い主ゼロにする事で、捨てられるイヌやネコを減らすことが出来るのではないでしょうか。

以下は、飼い主の居ないネコと迷いイヌについて一般質問

◆(橋岡協美) 2030年には、空き家が現在の2倍になるという試算もあります。空き家の問題の一つに飼い主のいない猫が居ついて、子猫をたくさん産んで困っている事例を佐倉市内でも聞くようになりました。猫による苦情には、ふんや尿をされて臭い、鳴き声がうるさい、生ごみが荒らされる、車に傷をつけられる、アレルギーを持っていて困っている、野良猫に餌を上げたら近所から苦情が来た、餌を上げるのをやめさせたい。住民同士の対立に発展するケースもあり、佐倉市としてはどのような対処をしているかお伺いいたします。また、公園や市保有施設における対策はありますでしょうか。

○議長環境部長。

◎環境部長 お答えいたします。
 猫による苦情に関しましては、状況に応じて保健所等の関係機関と連携しながら対応しております。具体的には、餌やりを行っている方に対して自分の敷地内で餌を与え、周辺にされたふん尿の掃除を行うことや猫に不妊去勢手術を受けさせるなど、周辺住民に迷惑をかけず、自分の飼い猫と同様に責任を持つよう指導しております。なお、公園におきましては、幾つかのグループが猫に餌を与えていることを確認しております。餌の腐敗による悪臭や不衛生な状態となることから、行為者へは餌の放置は公園利用者の迷惑になりますので、やめてくださいという内容の看板を立てるとともに、これらのグループにも指導してまいります。その他の市の施設につきましては、現在のところ餌やりの問題が起きているという報告は受けてございません。
 以上でございます。

○議長 橋岡協美議員。

◆ 平成22年度に殺処分された、猫の合計数は、全国で5万3,473頭、猫16万134頭、合計で21万3,607頭、そのうち飼い主からの引き取り数、すなわち飼い主による飼育放棄は30%に上っています。すなわち、、猫ともに3割近くが飼い主の無責任さの代償として殺処分されているというのが現状なのです。動物愛護精神の育成のため、佐世保市の小学校では猫と人の共生をテーマにしたスライドを上映し、命の大切さや動物愛護の精神を広めているところもあります。市内の小中学校で飼育している小動物や地域の小動物を通じて、命の大切さを学ぶ状況についてお伺いいたします。

○議長 教育長。

◎教育長 お答えいたします。
 市内小学校、幼稚園、全ての園と学校で小動物を飼育しております。内訳は、ウサギなどの哺乳類が17校、鶏などの鳥類が8校、亀などの爬虫類が9校、メダカなどの魚類が14校となっております。中学校でも7校で亀や魚類等の小動物を飼育しております。具体的に学ぶ場面では、小学校の生活科でウサギやバッタなどの身近な生き物の世話を通して生き物は生命を持っていることや成長していることを学びます。授業の中で子供たちは、ウサギを実際に抱きかかえることにより体温の温かさを実感し、驚きの声を上げます。また、小学校の理科ではモンシロチョウやカブトムシ、メダカ等の動物を継続観察し、動物の生命の誕生や成長について学習する中で、生命のとうとさを知り、生命あるものを大切にする心が育まれてきます。加えて小学校においては、北総地区獣医師会との連携による特別授業を実施し、飼育環境の整備や飼育方法、動物がかかりやすい病気等についての専門的な指導を受けている学校もあり、命の大切さを学ぶよい機会となっております。そのほか小中学校の道徳では、生命に対する畏敬の念を養うことを狙いとした授業を行っており、学校で飼育している小動物や地域の小動物を取り上げることもあります。このように多くの学校で小動物を飼育しており、係や委員会活動はもちろん学校教育活動のさまざまな場面で動物愛護の精神や命の大切さについて学ぶ機会がございます。
 以上でございます。

○議長 橋岡協美議員。

◆ さまざまな形で行っていると思うのですが、船橋市のホームページには船橋市こどもホームページが独立してあり、、猫を飼うときに守ってほしいことというのが掲載されています。子供たちが命の大切さを学ぶ方法はさまざまあると思いますが、現在行われている道徳や生活科で学習している命の大切さを学ぶ学習の中にペットは最後まで責任を持って飼うことや飼い主のいない猫にむやみに餌を上げることが野良猫をふやし、結果、その命を無駄にしてしまうことを盛り込めるように検討してほしいと思います。この問題の根源は、や猫を捨てた人がいることです。捨てる人がいる限り飼い主のいない猫は減りません。動物の愛護及び管理に関する法律、動物愛護管理法の第44条に「愛護動物を遺棄した者は、五十万円以下の罰金に処する」とあります。つまり捨て猫は犯罪なのです。不妊手術を施さないまま、放し飼いにされている飼い猫もいます。その一方で、動物を所管する県の機関である千葉県動物愛護センターや保健所でも猫の捕獲を行うことができません。飼い主への室内飼育や不妊手術の普及啓発も同時に行っていただきたいと思いますが、不妊手術に対する助成等についての取り組みについてお伺いいたします。

○議長 環境部長。

◎環境部長 お答えいたします。
 当市では、不妊去勢手術の助成制度はございませんが、千葉県獣医師会及び千葉県動物保護管理協会が不妊去勢手術費用の一部を助成しております。この助成につきましては、毎年9月の動物愛護週間にあわせて行っている事業であり、市といたしましてこの時期に合わせて「こうほう佐倉」や市のホームページにより市民にご案内をいたしております。
 以上でございます。

○議長 橋岡協美議員。

◆(橋岡協美) いろんなことにおいて広報していくというのが全て「こうほう佐倉」、ホームページでということなのですが、ぜひ職員の皆様も事に触れてご自分の口で説明してあげる機会を捉えていただきたいと思います。
 地域で野良猫対策に取り組んだ、上座のある地域なのですけれども、地域の有志48軒から集めた寄附金5万9,000円と先ほど説明がありました千葉県獣医師協会助成金で6匹の猫と母猫の不妊去勢手術をし、不足分は有志で出し合った事例がありました。残りの4匹は里親を見つけたそうですが、この手術の費用のほかにワクチン接種代金や捕獲時の餌等も含まれています。捕まえるためには、餌を一旦上げながら、なれさせて捕まえなければいけないという作業があるのです。先ほど公園で餌を上げているグループがいるということでしたが、餌やりには2種類ある。むやみやたらと餌を上げている、猫かわいがりの場合と、不妊去勢手術をするためにいっとき餌を上げて捕獲するということ、2種類あるということなのですけれども、篤志家たちの温情だけに頼っていては飼い主のいない猫の数は減りませんので、佐倉市としての対応を打ち出してほしいと思います。猫は多くていっときに6匹ぐらい子猫を産みます。年に2回産みますと、単純計算すると1年で72匹になってしまいます。野放しにすることがどれだけ野良猫をふやすことになるかということを考えていただきたいと思います。
 地域住民と飼い主のいない猫との共生を目指し、将来的には飼い主のいない猫を減らす地域猫と呼ばれる活動がありますが、行政としてどのようにお考えでしょうか。地域猫活動は、トラップ、捕獲する、ニューター、不妊去勢手術を施して、リターン、もとの場所に返す、TNRの活動をしています。野良猫を駆除しても数を減らすことはできません。かつてアメリカで野良猫がふえて困ると片っ端から捕まえて処分をしてしまいました。しかしながら、処分をしても猫が減るのはほんの少しの間で、隣接地から吸い込まれるように猫が移動してくる。バキューム効果であっという間にふえ、数の抑制には全く効果がなかったそうです。去勢しても縄張り意識は残るので、外部から新しい猫は入ってきません。不妊去勢手術を施すことでふえることもなく、けんかによる鳴き声のうるささもなくなり、穏やかに共存し、いずれ天寿を全うしていなくなるのです。餌をやる場所と時間を決め、食べ終わったらすぐ片づけ、猫用のトイレを設置してきれいに保ち、手懐けてやっと捕獲して動物病院に連れていきますが、中には手懐けるのに4年もかかった猫もいたそうです。また、この去勢、避妊の手術に獣医師さんはこういった地域の活動で手術する場合は割り引いてくださるというか、そういった協力してくださっている病院もあります。既に市内でもこのような地域猫活動を自前でやっている方も多くいます。中には、物心ともに本当にウン百万使っている方もいらっしゃいます。行政としてどのような連携をとっていますでしょうか。

○議長 環境部長。

◎環境部長 お答えいたします。
 飼い主のいない猫に関する問題は、全国的なものとなっております。当市でも飼い主のいない猫が自宅の庭にふん尿をしていった、物置の中で子猫を産んでしまったなどの相談が寄せられているところです。このような問題に対する解決策の一つとして、飼い主のいない猫を適正管理する地域猫活動がございます。地域猫活動を行い、飼い主のいない猫を減らすには、長い時間がかかります。その地域の住民の理解と協力、何よりも活動の継続により効果が出るものと理解いたしております。市民の方から地域猫活動を行いたいとのご相談を受けた場合は、保健所等と連携しながら、市民に対して助言をしてまいりたいと存じます。
 以上でございます。

○議長 橋岡協美議員。

◆橋岡協美  飼いのふんをそのまま片づけないでいるということもよく聞きますけれども、井野地区のある自治会では防犯カメラを設置し、これは犯罪に対する防犯カメラではなく、そういったペットのふんに対する防犯カメラを設置して、そういった始末の悪い飼い主さんに対して注意喚起をしたというところもありますので、住民としても努力をしていますので、行政としてもどういった仕組みをしていけばよろしいのかということをちょっと考えていただきたいと思います。
 佐倉市のホームページには、ペットのふん尿の後始末について、狂病の予防注射について、愛、愛猫のマイクロチップ、ペットのための防災用品についてほかが掲載されていますが、飼い主のいない猫については特に記載されていません。また、「こうほう佐倉」でもペット飼うマナーについて述べるにとどまり、飼い主のいない猫については特に記載されていません。近隣では、市川市のホームページでは飼い主のいない猫という項目があり、餌やりについてや猫の繁殖力の強さ、猫の捕獲や処分ができないこと、不妊去勢手術について掲載されています。飼い主のいない猫、いわゆる野良猫にむやみに餌や水を与えたまま片づけないことは、周囲の環境に悪影響を与えることになり、ご近所トラブルの原因となりがちであること、餌を与えてかわいがるなら、ふえないように動物病院で不妊去勢手術を受けさせることが重要であることが記載されています。佐倉市でもホームページや「こうほう佐倉」を通じてペットを飼うマナーの向上や飼い主のいない猫を減らすための注意事項を記載すべきと考えますが、いかがでしょうか。

○議長 環境部長。

◎環境部長 お答えいたします。
 市といたしましては、これまでも自治会回覧や「こうほう佐倉」、ホームページ及びケーブルテレビを活用し、ペットの飼い方やマナー向上についての啓発を行ってまいりました。今後は、より充実した内容で記事を作成し、ペットや飼い主のいない猫等に対する市民意識の向上に努めてまいります。
 以上でございます。

○議長 橋岡協美議員。

◆(橋岡協美) この項目のところのホームページをぜひ一度見てほしいのですけれども、全部項目が出て、PDFというか、要するに飛んでいって、その先にチラシが1枚ぺろっと出ていくような状況ですので、ぜひともわかりやすいホームページにしていただきたいと思います。
 次に、平成23年度の交通事故による動物死体の市の回収状況は全体で440件、その内訳は平日で351件、が25件で猫が326件、休日は89件と伺いました。事故に遭う確率は圧倒的に猫が多いことがわかりますし、事故に遭った猫を道路沿線の方がお墓をつくって弔ってくださった件数を除いても件数がこんなにあるということです。飼い主のいない猫を減らすことでこの動物死体回収業務が減り、また衛生環境を守ることができるのではありませんでしょうか。この引き取り時の警察、その他との連携はどのようになっていますか。昨年雷の音に驚いて飼いが自宅から逃げ、残念なことに車にひかれてしまったをその事故を知らずに3カ月間捜し回っていた飼い主さんがいらっしゃいましたが、事故で鑑札がとれてしまうこともありますので、市と警察、動物愛護組合、保健所との連携についてお伺いいたします。

○議長 環境部長。

◎環境部長 お答えいたします。
 佐倉市内での動物死体の回収は、市が回収するほかに警察官による回収も行っております。交番等に届けられたものや警察官により回収されたものは市が引き取り、鑑札や首輪から連絡先が判明した場合は市から飼い主に連絡をしております。しかし、鑑札や首輪がなく、連絡先がわからない死体につきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律第2条第1項において廃棄物として扱うことになり、市職員により佐倉市、酒々井町清掃組合に搬入しております。なお、飼い主不明の犬が保護された場合には、千葉県動物愛護センター、保健所と情報を共有するように努めております。
 以上でございます。

○議長 橋岡協美議員。

◆(橋岡協美) 今議会初日にありました市長の所信表明の選ばれるまちの基礎的な条件として、快適に、安全に、安心して暮らせるという点が挙げられていました。独居高齢者のみの世帯がふえる中、や猫を家族の一員としての思いを強くしている方がふえている反面、動物が苦手な方もいる現状を踏まえ、ペットによって困る人もいなく、ペットも安心して暮らすことができるペットと地域住民の共生を目指すための佐倉市の取り組みを示していただけるよう要望いたします。
 選ばれるまちづくりということで、私はユーカリが丘に住んでおりますので、土曜、日曜になりますと佐倉市、ユーカリが丘に住んでみたいという方がよくお見えになっています。その方々にお話を伺いますと、事前に佐倉市のホームページをよくよくごらんになっています。その上で物件を見る以上に、やはりまちです。まちに例えばのふんとか猫のふんがあったらば、やはりちょっとぞっとすると思います。都内のある区では、下を向いて歩かないと危ない。要するに踏んでしまうということです。そういった市、そういったところもある。普通の子育てをしていく、子供たち、家族をふやすと先ほども市長がおっしゃっていましたけれども、そういった家族が安心して遊んで暮らしていきたいと思うときに、ふんやごみが落ちているまちを選ばないと思います。今回や猫のことを中心に申し上げましたが、行政ができることには限界があるのは十分わかっています。17万いる市民の全体のマナーを向上することを仕組みづくりとしてやっていただきたいという思いで質問をいたしましたので、ぜひよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

H29年8月議会で以下のように質問し飼い主のいないネコを一代限りの命にする施策を進めるようもとめました

議席11番橋岡協美

◆11番(橋岡協美) 
ペットと共生と地域猫について伺います。2兆3,000億円と言われる猫市場、3割の猫が逃げてしまう迷い猫のうち3分の1が見つからないと言われている中、飼い主のいない猫と地域猫活動について平成25年2月定例会で質問して以来、さまざまな立場の市民からいただくご相談は絶えない状況です。猫は飼い主が終生責任を持って飼育すべき愛護動物であることが法律で定められています。しかしながら、ひとり暮らし、あるいは高齢者世帯が病気、入院、あるいは死亡することもあり、飼い主がいなくなってしまうケースも存在します。地域には飼い主のいない猫が数多く存在するのが現状で、飼い主のいない猫は地域の環境問題であるとともに動物愛護の課題でもあります。
 改めて伺いますが、飼い主のいない猫、わかりやすく申し上げれば野良猫を1代限りの命にするための地域猫活動、もしくは飼い主のいない猫を一時保護して去勢、不妊手術を行い元の場所に戻すTNR、Trap-Neuter-Return、一時保護、去勢、不妊手術、元の場所に戻す活動を行っています。この目的について伺います。

○副議長 環境部長。

◎環境部長 お答えいたします。
 環境省の住宅密集地における犬、猫の適正主要ガイドラインや千葉県の地域猫活動に関するガイドラインなどにおいて、地域猫活動の目的は飼い主のいない猫によって引き起こされるさまざまなトラブルを減らすとともに、最終的にはその地域から飼い主のいない猫をなくすこととされております。また、TNRは、今お話がありましたとおりトラップ、ニューター、リターン、つまり捕獲、不妊去勢手術、地域に戻すという地域猫活動の一過程をなすものでございますので、その目的は地域猫活動と同じであると理解しております。いずれも地域の皆様の理解と協力により実現する住民主体の活動であると考えております。
 以上でございます。

○副議長 橋岡協美議員。

◆11番(橋岡協美) それでは地域猫活動もしくはTNR活動の必要性について伺います。必要か不必要かについても伺います。

○副議長 環境部長。

◎環境部長 お答えいたします。
 飼い主のいない猫を減らし、これらの猫に起因する生活環境上のさまざまなトラブルの未然防止につながることから地域における合意形成などの条件が整えば有益な活動であると考えております。
 以上でございます。

○副議長 橋岡協美議員。

◆11番(橋岡協美) 地域の合意形成が図られた上で必要な活動だというご答弁だったと思います。
 それではこの地域猫活動もしくはTNR活動における佐倉市の役割を伺います。

○副議長 環境部長。

◎環境部長 お答えいたします。
 千葉県においては県の衛生指導課、保健所及び動物愛護センターが中心となって住民の方への支援等の取り組みが進められております。市といたしましては県と連携し、地域猫活動に関する理解や振興を図るためのチラシの配布、市民の皆様からのご相談への対応、そして市の広報により千葉県飼い主のいない猫不妊去勢手術事業補助金の周知を図っているところでございます。ご紹介のあったTNRにつきましては、今後、他自治体の取り組みを参考に、その支援のあり方等について検討してまいりたいと考えております。
 以上でございます。

○副議長 橋岡協美議員。

◆11番(橋岡協美) 住宅密集地における地域猫活動が余り普及しない理由は、長い年月をかけ飼い主のいない猫を少なくしようと活動する人と、鳴き声や猫のふん尿によって生活衛生上の被害を受け、今すぐ飼い主のいない猫の解決を望む人との間で合意形成を行うことが非常に困難であるためなのではないでしょうか。市の見解を伺います。

○副議長 環境部長。

◎環境部長 お答えいたします。
 今お話のありましたとおり飼い主のいない猫により被害を受けている方、被害を心配される方の中には地域猫活動に否定的な意見を持つ方もおられますことから、地域内における合意形成がなかなか難しいことが大きな課題であると考えております。千代田区などで行われているTNRに特化した活動も含めまして、先進的な取り組みを研究するとともに千葉県と連携いたしまして、よりよい対策、手法を検討し、その周知に努めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。

○副議長 橋岡協美議員。

◆11番 千葉県と連携してとの答弁がありましたが、がん予防展については市と県が大変よく連携してできた事業だと思うのです。ぜひとも県と連携して飼い主のいない猫についての対策を進めていただきたいのですが、行政とボランティアが協働で猫の問題、課題に取り組み、目に見える成果を上げた千代田モデルを視察しました。地域保健法に基づき千代田区は保健所が設置されているという点が佐倉市とは事情が違いますが、千代田区とボランティア組織、一般社団法人ちよだニャンとなる会は飼い主のいない猫の問題に協働で取り組み、全国に先駆け、2011年、猫の殺処分ゼロを実現し、2017年現在もゼロを継続しています。
 全国の自治体の施設で殺処分となる猫のおよそ8割が生まれたばかりの子猫で、猫の繁殖率は旺盛で生後四、五カ月で生殖能力を持ち、年に二、三回、四、五頭の子猫が生まれますので、1頭の猫が一生に200頭の猫を産むとも言われています。野放しにすることがどれだけ飼い主のいない猫をふやすことになるかということを、まず市民に理解していただくことが重要です。
 生まれた子猫を全て飼うことはできません。全てを譲渡することもできません。殺処分を削減するためには去勢、不妊手術が決め手であると千代田区の担当者が話されていました。飼い猫については飼い主が責任を持って去勢、不妊手術を行い、飼い主のいない猫については行政とボランティアが連携、協力して去勢、不妊手術を行うことが必要です。ちよだニャンとなる会では千代田区と連携、協力して飼い主のいない猫を一時保護して去勢、不妊手術を行い、元の場所に戻すTNR活動を行っています。
 千代田区と佐倉市は事情が違うということはわかった上で紹介しておりますが、千代田区の場合は区長と議会が方向性を示し、行政が具体的な取り組みを考えてボランティアを集め、獣医師と協力し、地域住民の協力を得て、一丸となって保護猫活動に当たったと伺いました。飼い主のいない猫の問題を解決する上でのポイントは、中立的な立場の存在であるとおっしゃっていました。飼い主のいない猫の問題は行政だけで解決できない問題であり、ボランティアだけでも解決できない問題です。
 全国的に見ますと現場に対応する職員も猫嫌い、猫好き、そして今すぐ解決してほしい人、それから長い年月をかけて飼い主のいない猫を減らしていこうと考えている人との間、また毎年変わる輪番制の自治会の役員との間に立ち、大変精神的に負担を感じた仕事をしていると聞いておりますので、この不妊、去勢の助成はありますが、千代田区のように1頭の猫を保護して動物病院に運び、ノミや体内の寄生虫を駆除し、猫エイズなどウイルスチェック、マイクロチップを装着し、譲渡するのはボランティアさん。その費用を捻出するための猫祭りは観光資源であり、命の教育になっています。その上で厳しい譲渡条件をつけて猫の譲渡をしています。
 これだけの結果を出している千代田区においてもTNR、トラップ、ニューター、リターン、この活動の中で最初に捕獲するという作業がどうしても必要なのです。そのためにはえさやりをしてなれさせてから捕獲するということですので、難しいのはえさやりが捕獲を目的としたものか、地域の環境を悪化させるためのえさやりか、そこの判断が難しいのだと思います。
 この地域猫及びTNR活動の課題について伺います。

○副議長 環境部長。

◎環境部長 お答えいたします。
 地域猫活動、あとTNR活動は、今お話がありましたように飼い主のいない猫を1代限りでありますが、その地域で生涯を全うさせる活動であるということから長期にわたって活動する必要があると。したがいまして、活動を全うするためには地域住民の方の共通の理解、連携、協力が重要であるというふうに考えております。
 以上でございます。

○副議長 橋岡協美議員。

◆11番(橋岡協美) 殺処分を少なくする取り組みとして千葉県でも子猫のミルクやりボランティアという活動も始まっておりますので、研究、検討して、佐倉市として取り組めることは何か、千葉県と連携してできることは何かを考えていただきたいと思います。
 将来にわたって住み続けたいと思えるまちにする観点からペットとの共生について伺います。

○副議長 環境部長。

◎環境部長 お答えいたします。
 ペットは一緒にいることで心が癒やされるなど飼い主の精神的な充実、ひいては健康にも資することがございます。したがって、人とペットが共生するまちは魅力ある選ばれるまちの一要素になり得るものと考えております。一方で動物アレルギーのある方や動物が苦手な方もおられますので、飼育に当たっては周囲の影響に配慮することが不可欠であると考えております。飼い主の皆様に動物を適正に飼育し、ほかの人に迷惑をかけないなど動物の愛護及び管理に関する法律などに規定された飼い主の責務を果たすようにお願いしていくことが、誰もが快適に暮らせるまちにつながると考えて啓発に努めているところでございます。
 以上でございます。

○副議長 橋岡協美議員。

◆11番(橋岡協美) さまざまな観点からペットの共生について進めていただきたいと思います。



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先日、茅ケ崎市役所前で犬、猫の譲渡会が開かれていました。

譲渡会は、捨てられた犬や猫の飼い主を募集し、マッチングする会です。

昨年、富里の動物愛護センターの譲渡会を視察しました。

動物愛護センターでは、収容された犬・猫等について、健康状態等を確認したうえで希望者に譲渡しています。

譲渡会では、受付の後、譲渡を受けるための講習を約30分間受講後、譲渡イヌ・ネコと対面&マッチング。

飼い主になるということは全てに責任を持つという事。

全体の2割が動物好きで、2割が動物嫌いという割合を踏まえ、全ての人が動物好きとは限らない事を理解した上で

飼うことが大切であると講師の獣医さんが教えて下さいました。

交通事故や動物のご近所トラブルの苦情が動物愛護センターセンターに寄せられ事もしばしば。

迷い犬や猫の相談が月に1000件寄せられるそうですから、

マイクロチップ と迷子札と 鑑札の3点セットで犬に付けておくことをお勧めいたします。

迷子や地震などの災害、盗難や事故などによって、飼 い主と離ればなれになっても、

マイクロチップの番号を リーダーで読み取り、データベースに登録されている飼 い主の

情報と照合することで、飼い主のもとに戻ってく る可能性が高くなります。

※リーダーは、全国の動物保護センターや保健所、 動物病院などに配備されています。

マイクロチップの番号と飼い主 の名前、住所、連絡先などの データを、

飼い主が「動物ⅠD 普及推進会議(AIPO)」

※のデ ータベースに登録します。(登 録料は1千円)

昭和61年の殺処分はイヌとネコを合せて33,000頭。

飼い主が無くなったり、高齢で飼えなくなったりという特別な理由がある場合のみ

動物愛護センターで引取りをし、その中で譲渡をしています。

現在は約1,000頭、それでも約37パーセントが殺処分となっています。
(平成12年は97パーセント殺処分)

殺処分をなくすために、飼い主の居ないネコを減らす取り組みが進むように

千葉県ではネコの屋内飼育を基本としていますが

無責任飼い主ゼロにする事で、捨てられるイヌやネコを減らすことが出来るのではないでしょうか。

空き家でネコが子猫をたくさん産んでしまった、飼い犬が雷の音に驚いて逃げてしまい、その後に交通事故に遭ってしまった

などのご相談を頂き、ペットの課題、飼い主のいないネコの課題に取り組んでいますので

茅ヶ崎での譲渡会もとても勉強になりました。



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千葉県では、飼い主のいない猫を増やさないために「飼い主のいない猫不妊去勢手術事業」を実施しています。

1.応募できる方
市内で「地域猫活動」に取り組み、飼い主のいない猫の不妊去勢手術を実施しようとする団体・グループ

*「地域猫活動」とは、特定の飼い主のいない猫(地域猫)を、地域の理解と協力を得て、えさや糞尿の管理、

不妊去勢手術の徹底、周辺美化など地域のルールに基づいて適切に管理する活動です。飼い主のいない猫による

トラブルを減らし、将来的に飼い主のいない猫をいなくすることを目的としており、人と飼い主のいない猫が

共生していくための有効な方法のひとつと考えられています。

2.募集期間
・1次募集:平成30年8月1日(水)から9月12日(水)まで

 ※1次募集は、これまでに本事業を利用したことのない団体が対象。

・2次募集:平成30年9月18日(火)から10月31日(水)まで

3.応募方法
千葉県の事業実施要領及び事業実施計画募集要項をご覧の上、必要な書類を提出

 

飼い主のいないネコについては、エサやりの課題、自治会の課題、いのちの教育、環境問題、

ペットの避難所同行避難の課題として今後も取り組んでまいります。

昨日開催した、私の議会報告会意見交換の部は中止としましたが、台風の中会場に

いらして下さった方々には、先の議会の議案とのぞみ代表質問の内容について報告と説明を

させて頂きました。あわせてご意見やご要望も頂き、今後の活動にいかしていきたいと思います。

 

さて、8月4日(土)から9日(木)にかけて、千葉市内で野生のサルが目撃されていますので、見かけましたら110番通報願います。

昨日夜には、成田市宗吾から飼い犬2匹が居なくなりましたが、翌日、無事発見出来ました。

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前日の大雨で空気が澄んだ晴天の中、富田さとにわ公園では収穫体験について、

県立青葉の森公園では愛犬との暮らし方教室の先生とドックランにつぃて視察しました。

青葉の森公園は指定管理者が、バーベキュー場や飼い主のマナー啓発のためにドックラン場を運営しています。

公園内の樹木の剪定、刈り込み、除草、清掃、花壇づくりなどの作業をする

ボランティア活動も盛んで、平成14年度から県民参加による公園づくりに取り組んでいる点については、

佐倉市でも学ぶ点が多くありました。(樹木の選定はことぶき大学の学習の場になっていて人気のボランティア活動です)

青葉の森公園ドックラン場の登録は795頭、北総花の丘公園と同じくはガイダンスを受講した上で、蓄犬登録、

1 年以内に狂犬病予防接種及び 3 種以上の 混合ワクチンを接種済みであることが条件で、登録料は650円、更新料は500円。

近隣住民の合意を得ながら、公園内に設置する場所を選定するのも一苦労と伺いました。

そういえば、今では大小問わず公園での子どもの声にクレームがついたり、ラジオ体操するにもボリュームを小さくしたりと

何をするにも難しい時代になってしまいましたが、そもそも公園自体での犬の散歩が禁止されていた過去の歴史を

振り返ると、飼い主のマナー啓発によって、ノーリード(放し飼い)や糞尿の後始末をきちんとするように

なったようです。

犬の糞を公園のトイレで流すと人間の糞より粘り気があるので詰まってしまいます。フンは持ち帰るのが原則です。

ドックランでの遊び方にもマナーがあって、中に入ってすぐにリードを放してはいけない事を初めて知りました。

先ずはリードをつけたままドックランの中を1周し安全を確認させ、オスワリをして落ち着かせてから

リードを離すのがポイント。

今日視察したドックランでは、「ドッグラン登録証明書」を首から下げ、他の利用者から見えるようにしてから

入口のアプローチゾーンにおいて利用者ノートに登録番号と時間を記入して中に入ります。

「フリーゾーン」と「小型犬ゾーン」に分かれていますが、フリーゾーンに大型犬がいるときに小型犬を遊ばせて

事故が起きそうになるので、小型犬は出来るだけ小型犬ゾーンで遊ばせるのが安全です。

ドッグラン利用規則 にも以下のように記されています。


場内での事故・紛争・病気感染・怪我など、トラブルが発生した場合

は当事者間で話し合い、解決してください。公園指定管理者は一切責任

を負いません。皆様十分ご注意いただくようお願いいたします。


上記の3行はドックラン内だけでなく、犬を散歩する時の注意点と共通です。

入口の利用者を記載する台の下には糞が残置されたままでしたから、ドックランがあってもなくても、

一番問われるのは飼い主のマナー啓発というところにいきつくのではないでしょうか。

公園内の飼い主のいないネコについても様々なお話を伺うことが出来ました。

青葉の森公園では夏場を除き、月に1回愛犬との暮らし方教室が開かれていますので、

噛みグセ、吠えグセ、しつけの悩みなどを相談しながら、基本的なマナーやしつけを学んでみてはいかがでしょうか。

http://www.cue-net.or.jp/kouen/aoba/dogrun/kyousitu.html

咬傷事案、迷子犬、飼い主のいないネコ、ドックラン、地域ネコ活動、ペットの糞尿クレーム

T.N.R(trap, neuter, return)、譲渡会他について市民から相談を頂いていますので

今後も取り組んでまいります。

夜は、5月21日開催のチャリティーコンサートの打ち合わせをしました。

 富田さとにわ公園



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