厚生労働省研究班/社団法人 日本小児科学会により監修されている、
子どもの救急 http://kodomo-qq.jp/index.php のホームページは
夜間や休日などの診療時間外に病院を受診するかどうか、判断の目安にする目的て作られています。
病院を受診するかどうかの最終的判断はおかあさん、おとうさん、ご自身ですが、
参考にしてはいかがでしょう?
直接相談したいときは、局番なしの全国同一の短縮番号#8000をプッシュすることで、看護師さんからアドバイズを受けたり、
場合によっては小児科医に転送してくれます。(午後7時~午後10時)
市民の救急医療の受診体制、担当する医師のご負担、今後の救急医療を国・県・市で守っていくために、
9月の議会で、小児および休日夜間急病診療所の運営について質問しました。
問 小児初期急病診療所、休日夜間等急病診療所について、設立当初から運営形態は変わっていない現状であります。
今後、利用する市民や職務にあたる医師にとって、時代に適合したより良い運営形態を模索していく必要があると思われるが、
市の見解を伺いたい。
答 小児および休日夜間急病診療所の運営は、印旛市郡医師会をはじめ関係者の献身的なご尽力により
成り立っていますが、診療に当たる医師の負担が増加している状況です。
印旛地域振興協議会の専門部会で印旛広域圏全体での当該科目の分担や休日夜間急病診療体制
の印旛広域圏への拡大を提案して救急医療体制を維持継続し、地域の将来を担う子どもたちや市民の
皆様が安心して医療が受けられるように急病診療所の体制確保に取り組んでまいります。
現状は?
平成24年度休日夜間等急病診療所の実績をみますと、年末年始が含まれる12月は診療日が8日で
内科受診者が67人、歯科が12人。1月は診療日が8日で内科80人、歯科が15人。
ゴールデンウイークを含む5月は診療日が7日で内科41人、歯科が11人でした。
一方で、8月の診療日数は、4日で、内科6人、歯科1人でした。
歯科については、年間診療日数72日で診察実績は66人です。
ご多用な中、市民のためにという使命感で健康管理センターまで先生方にいらして頂きながら、
現状を踏まえるといかがでしょうか?
歯科の先生には平成元年から行っている成人歯科検診、8020運動の取り組み、
小中学校での歯磨き指導、口腔がん対策などお力を借りなければならない課題がたくさんあると考えます。
また、印旛管内救急搬送の5割強を受け入れている東邦佐倉病院では、一次救急の患者さんが
救急車で搬送されてくるケースが増加し、二次救急の受け入れが困難な状況になりつつあります。
救急車の適正利用の啓発も必要ですし、体の具合が悪くなった時に救急にかかるべきかどうか相談できる
体制を充実させる必要があります。
千葉県医療整備課による「こども急病電話相談」♯8000の昨年度の
佐倉市利用者数が400人ありました。
これは、あくまでも子どもが対象ですので、子どもから大人までが平日夜間も含めて相談体制を充実させることが、
佐倉市の救急医療体制を守る事に繋がりますので、医師会をはじめ関係各所と連携について丁寧に検討を始めることを
要望しました。
○印旛管内の二次救急医療機関14医療機関の救急車による搬送件・平成24年度 332件
うち、東邦大学医療センター佐倉病院への搬送件数・平成24年度 178件