コロナ禍明けで久々の対面での開催となりましたタウンネットワーク主催の防災フォーラムに参加しました。第一部は「高層住宅における緊急時の対応」について元志津消防署長の笹山実氏からの講演では、能登半島地震は地下の水が地表に向かって動いた逆断層型の地震で近年にはなかった地震だと冒頭話されました。阪神・淡路大震災の場合、10日間で175箇所の火災が発生し、そのほとんどが通電火災だったので、対策は必ずしたほうがよいとのことでした。ちなみにスカイプラザは全戸に通電火災防止のボールがブレーカーに設置されています。
また、ユーカリが丘は海岸から15キロあり、1981年6月以降の(高層)マンションが倒壊する危険性は無いという前提ですが、長周期地震動が想定されますので、地震が発生したらまずは、身の安全の確保(頭、首の保護はマスト)のため机の下などに潜り、机の脚をしっかりと掴む事が重要と話されました。
休憩時間には、全国に42台配備されている津波・大規模風水害対策車を見学させて頂きました。水陸両用、キャタピラも取り付けて走ることが出来るので、被災地で悪路を支援物資を運ぶことが出来るそうです。
第二部は佐倉市社会福祉協議会杉山美枝子氏による「高齢者のための防災対策」について講演がありました。
発災後3週間後に被災地にDMATメンバーとして入った方からの教訓には様々な学びがありました。
能登半島地震では1ヶ月経過しても断水が続き、ボランティアを受け入れることが出来ない状況は、これまでの地震被災地には無かったことです。今、現在ボランティア活動している方も被災者ファーストなので紙おむつをして活動をしていると伺いました。佐倉市と市外との防災意識の比較や発災時に家族との待合場所は具体的にする事やクイズを交え、防災対策について学ぶ事が出来ました。 午後は佐倉市支え合い講演会「ご近所パワー活用術」です。