大府市の人口は92,000
面積は33平方キロメートル
財政規模は佐倉市とほぼ同じですが、交付団体ではありません。
国デジタル田園都市国家構想推進交付金を活用し、令和4年度に市内で営農する農業者がスマート農業用機械の導入する際の費用の一部を補助しました。
Max400万円の補助ですが、国からの補助金を市に申請することで、申請者の負担は100万円で受けることが出来ました。申請者は8団体、採択は7団体。
以下、採択された団体の内容です。
- サグワットファーマーズ株式会では、 露地野菜において、走行速度と連動した薬剤散布量の自動調整、進行ルートのモニター確認ができる乗用管理機を導入することにより、人による作業のムラおよび作業時間を低減できたそうです。
- 有限会社あぐりサービスでは、水稲において、自動操舵装置、可変施肥機能、密苗仕様を有する田植機を導入することにより、田植えに必要な人員を2名から1名に低減、作業時間や施肥量を軽減できたそうです。
- 株式会社山銀では、長らくぶどう栽培のみしていたそうですが、ハウスイチゴにおいて、マイクロナノバブル発生装置を導入して酸素を取り入れることにより、液肥の吸収効率や耐病性を高め、収量アップと防除作業時間を軽減、更には春から夏場だけのぶどう農家が通年を通じて雇用を生むことが出来たそうです。
- いちごやでは、ハウスイチゴにおいて、高圧細霧・防除システムおよびUV-Bランプを用いたスマート防除を導入することにより、防除作業時間を軽減。ダニ、うどんこ病がなくなったそうです。何よりも作業員の負担軽減と作業効率向上がはかれたそうです。
- なりた農園では、果樹において、スマートフォンによる遠隔操作ができるロボット草刈り機を導入することにより、下草管理の時間を短縮。機械を動かすためにほ場に出向く時間が軽減されたそうです。
- 橘萄園では、異常気象による問題発生が多くなったため、ハウスでのブドウ栽培をはじめ、天窓換気、サイド換気、循環扇、潅水装置をスマートフォンによる遠隔制御する環境制御システムを導入し、栽培管理の時間を短縮。更には農薬の使用量も10回から1回に低減できたそうです。
- 森蔵園では、露地野菜において、既存のトラクターに後付けで自動操舵装置(ハンドル、モニターなど)を導入し、畝立てやマルチ張り作業の効率化により作業時間を短縮。
申請期間が短かく、ご苦労されたそうですが様々な意見の中庸を取り素晴らしいと感じました。