昨年と状況も気持ちも変わっていないので、
2020年3月11日のブログをそのまま再掲載させ
て頂きます。
東日本大震災の翌年3月10日、塩竈神社の帆手祭に伺った。
この神事は300年余り前に塩竈が大火に見まわれた時に、
火災の鎮圧と景気回復を鹽竈さまに祈って始められた祭だそうですが、
まつりを毎年行うのは贅沢とのお代官樣よりのお達しが出て
一旦中断したところ、この年に再び大火に見まわれ、お祭りを復活し、
その後は戦時中も中止することなく受け継がれているそうです。
各国が他国からの入国を制限する事態にまで発展した
今回の感染症の原因はウィルスであり科学的な対処が
一番重要なのは分かっていますが、この塩竃の神事
のように漁ができること、疫病が流行っていないこと、
交易が盛んであること、戦がなく平和なこと、
大火などの災いがないことなど、一つ一つに感謝し
お祭りを毎年重ねる日々の過ごし方も重要かつ
忘れがちなのではないかと、私自身を顧みています。
塩竃の景色は源融がこよなく愛したことでも知られています。
9年の月日が流れた東日本大震災を忘れないこと、
東北復興につながる物を買うこと、訪問することは
少しづつでも続けていきたいと思います。
心は、再び東北へ塩竃へ。