佐倉市議会はしおか協美
市政にキョウミ
 



自由民主さくらを代表して
議案について以下を申し添え賛成の立場から討論しました。

議案第1号佐倉市一般会計歳入歳出決算の認定については予算の執行が適切に行われているか、限られた財源を有効に活用できているか、市債の借り入れは適正かなど、様々な観点から審議を行いました。
令和5年度の市債発行額は元金償還額以内に収められてはいるものの、その他政策的経費拡充のための財源確保に努められるよう求めます。

包括管理業務委託による公共施設の管理運営の効果が表れていますので、市内業者の理解を深めることに引き続き力を入れ、再委託に関しては市内業者の割合を高めてください。

小中学校での担任の未配置については令和5年度10名10クラス、現在は13名13クラスと教職員の人員不足は深刻化しています。子ども達の教育環境を整えるために、県教育委員会と連携して改善に努めてください。

子ども医療費助成事業の実現で、近隣他市との格差が解消され、安心して子どもを産み育てる環境の整備が確保されました事、大変評価しています。引き続き保護者の負担軽減を図り子育て支援の充実に努めてください。

民生費の決算額については今後も膨らむことが避けることが出来ない中、物価高騰対策臨時給付金支給事業については、住民税非課税世帯や均等割りのみ課税世帯、また子ども加算分、そして追加支給分と併せて6事業が行われました。エネルギー食品価格等の物価高騰に苦しむ対象世帯の市民の皆さまに素早く給付がいきわたり、90%以上の方へ給付がなされたこと、また担当課職員のみならず、他課からの応援、また会計年度任用職員等も加わり、万全な協力体制で対応していだいたことは評価すべき点です。

近居・同居住み替え支援事業補助をはじめ、住生活基本計画推進事業は、条件をクリアし様々な補助金メニューを足し合わせると令和5年度は最大で145万円、令和6年度は165万円受けることが出来ますので、使いやすさと補助額の大きさについて市内外への周知し、定住人口の増加に努めてください。

議案第6号、令和5年度佐倉市災害共済事業特別会計歳入歳出決算の認定について、災害が多発している昨今、災害に見舞われた、佐倉市災害共済にご加入の市民の皆さんの支援策として、職員が現地に出向き、確認し、迅速かつ適切な対応により、5件50万円の給付金の支給がなされたことは、加入者にとって大変安心していることと考えます。

議案第8号、令和5年度佐倉市水道事業会計決算については、 令和5年度水道管耐震化工事が水道管総延長830kmのうち380km完了したと答弁がありました。避難所・病院を含む重要地点98kmのうち令和5年度の耐震化率は67.3パーセントですので、令和10年度末水道管耐震化率100パーセントを目指し事業を進めてください。 

議案14号 佐倉市立幼稚園設置条例及び佐倉市立幼稚園園児保育料徴収条例を廃止する条例の制定については、閉園か存続かという議論の前に市民との合意形成に課題がありました。自由民主さくらとしては、基本的に事業精査を進めながら、社会の変化に対応したニーズのための自主財源を生み出していくという共通認識を持っております。昨年の閉園の提案は、今後の公共施設の再配置を進めていく観点から提案に至るまでに瑕疵(かし)があったことから修正案を提出しました。
今回、あり方検討会議の会議録等から以下について確認しました。
送迎バスの導入はかなりの費用が保護者負担になること
認定こども園化も待機児童がゼロであり、新たな保育の受け皿は必要ない事。
佐倉幼稚園側の幼児教育の運営というところでは「人数は少ないが対話と主体的な学びが深められるように努力はしているが、集団としての遊びが充実できるかというと、やはり難しい。理想的な1学級の幼児数も文科省の調査結果と同様」であるというお考え
だという事から、質疑を通して現在入園している幼児たちに少しでも集団の学びを提供しようと苦慮されている事。
私立幼稚園協会の意見として、障害のあるお子さんの受け入れに関して、公立が年度途中での人材確保が難しいため逆に私立で受け入れた例もあり、さらには人数だけでなく男女比を心配されてもいる点を確認しました。
閉園ありきの議論ではなく、少人数でもずっと続けていくという案と、今年度で閉園する案、そして現在受け入れている幼児が卒園までお預かりする3案の中で議論されたことを確認しました。本来在り方検討会は閉園するかしないかではなく、幼児教育の意味を考えたうえで、次の段階として現状の在り方でいいのかを議論するのが筋だと考えていましたが、その点に関しても「園児の数が少なくなったから閉園なのではなく、教育委員会としては集団の学びをあくまでも大事にしているので、それが達成できないのであれば閉園もやむなし」という考えは、疑問点を払拭するものであると捉えております。
以上のことから議案第14号には賛成致します。今後の公共施設の再配置を進めていく中で、佐倉幼稚園が多世代が交流できる場にすることを求めるとともに、今回の合意形成の課題についてはしっかりと検証し今後に役立てるようにしてください。
また、本日追加提案された議案第17号、18号、19号については、3億7000万円余りの随意契約での税金の使い道について市議会の議決を経ずして執行したものです。これは佐倉市の行政運営に大きな課題を投げかけていると同時に@はしおか協美 討論ありがとうございました。追認議案にの討論の最後、「投げかけていると同時に予算編成時においても議会の議決の必要性をチェックするなど、二度と追認事案が発生しない体制づくりを改めて構築してください。



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