佐倉市平和式典では、毎年、被爆地
広島、長崎を訪問した中学生が中心に執り行われています。
今年は台風の影響で長崎訪問は中止となったそうですが、被爆者の体験を聞いたり、8月9日の長崎での式典をライブで見たそうです。感想はそれぞれだと思いますが、平和の尊さと命の重さを感じたようです。
私は、佐倉市平和式典に参列し、忠霊塔でお参りし、靖国神社へ。
『来てあげなくちゃ戦友たちが可哀想でしょ』と、生前言っていた亡父に替わり参拝。
午後3時過ぎでしたが、まだ行列は続いていました。生きたくても生きられなかった方々が苦しんで苦しんで残してくれた平和を噛み締めました。
ところで、「月光の夏」という映画をご存知でしょうか。
1945年初夏、太平洋戦争の末期、鳥栖国民学校(現鳥栖市立鳥栖小学校)を、陸軍の二人の特攻隊員が訪れたお話です。
そのうちの一人は、音楽学校ピアノ科の学生で、翌日特攻隊として知覧(鹿児島県)へ向かうことが決まっており、今生の思い出にどうしてもピアノを弾きたいと、目達原駐屯地(現三田川町)から歩いてきたと言うのです。
その隊員は、ベートーベンのピアノソナタ第14番「月光」を弾き、その演奏に立ち会った上野さんと子供たちは「海ゆかば」で二人を送り出したのだそうです。
涙。
先日、佐倉中央ロータリークラブがイオンタウンにストリートビアノを贈呈しましたが、いつでも弾けるビアノがある平和と幸せは当たり前ではないと改めて感じました。