ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

冬を前に越後の貝掛温泉

2020-11-24 21:11:28 | 旅行・秘湯・巡礼 
このところ温暖な気候が続き、上越国境の山々もまだ積雪の状態にはない。
本格的な冬の到来を前に、秘湯に浸りたいとの思いから急いで手配をした。
23日の朝9時に出発し、川越ICから高速で石打塩沢インターまで走った。
関越トンネルを出たころの雨も止んで、薄日が射してくる運の良さである。
まずは北国街道の「塩沢宿牧之通り」へ、風情のある街並みを散策し昼食。
北に南魚沼市を15分走り、日本一の庵寺と呼ばれる「金城山雲洞庵」へ。
そこは奈良時代の創建以来、藤原一族や楠木正成などとも縁を結んできた。
また上杉景勝と直江兼続も教育を受け、その後の活躍は歴史に残っている。
そんな歴史を持つ名刹で、趣ある境内と大きな本堂は越後一の寺といえる。

見学後は高速道路で南に道を戻り、越後湯沢から奥湯沢の秘湯に向かった。
国道から細道に入り、急坂を下り細い橋を渡って今日の宿は「貝掛温泉」
質素ながら豪壮な庄屋づくりの宿は、眼病に効能があるという秘湯である。
豊富な湯量はぬるめの湯温で、ゆっくり湯に浸ることで効用があるという。
立派な露天風呂もあったのだが、冷えた外気の中では長湯は出来なかった。
夕食も朝食も、郷土色と季節感が十分に味わえる心づくしの料理であった。
翌朝は9時に出発し、高速道路を三条燕で降りて弥彦神社に11時に到着。
菊祭りの開催中で、菊を鑑賞しながら旅の安全と家内安全を祈願して参拝。
20分走って日本海側の寺泊へ、昼を食べて海産物を買って帰路についた。
『貝掛温泉の宿泊料は、売掛けでも買掛けでもなく現金払い』と、独り言。
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激戦/対立の選挙戦二つ

2020-11-10 07:24:36 | 社会・経済・国際 
9月に入ってから重要な選挙が二つ、それは大阪とアメリカで行われた。
大阪の「都構想を問う住民投票」と、アメリカの「大統領選挙」である。
その前の9月には、日本の二大政党の党首選びが代議員選挙(国会議員な
どの投票)によって行われ、いずれも 大方の予想通りの結果に終わった。
自民党は菅義偉氏が 立憲民主党は枝野幸雄氏が選ばれ、その後の国会手
続を経て菅内閣が誕生、新たな日本の政治体制が成立したところである。

大阪市の住民投票は、「維新の会」代表である松井大阪市長の提案によ
る「大阪都構想」の是非を問う選挙で、大阪府と大阪市の二重行政によ
る無駄解消を主目的に、大阪市を廃止し四つの新たな特別区を作るもの。
賛成と反対が拮抗した大激戦の結果は、僅差で反対派票が多数となった。
松井市長は責任をとり、市長任期の終了後に政界を引退すると表明した。
激しい選挙戦の結果は、市民の感情や地域間の対立や遺恨を招きそうだ。
 
そしてアメリカの大統領選挙は、現職大統領の是非を問う選挙になった。
4日に投票が行われたが、現職の共和党トランプ氏と 民主党バイデン氏
の大激戦は、一国のリーダー選出にとどまらずに世界中が注目していた。
複雑な制度と大接戦状況下、開票作業と判定は異常に長い日時を要した。
8日の判定による勝者側の言動は妥当でも、敗者の敗北宣言はまだない。
『民主主義の基である選挙が、分断や混乱を招くとは・・』と、独り言。
二つの選挙からは、民主主義にも新たな課題が生じているように思える。
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