ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

春で賑わう家庭菜園

2011-04-26 06:21:55 | 家庭菜園・庭・花 
本格的な春を迎え、気温もあがってツバメが空を忙しく飛び回っている。
桃の花が終わり、リンゴや栗やブルーベリーなどが花咲こうとしている。
畑では早生種の玉ネギが玉をふくらまし、キャベツも結球をはじめた。
きぬさやが初収穫の時を迎え、ジャガイモも芽を出し茎を伸ばしている。
ブロッコリーやカリフラワーも、背丈を伸ばして収穫に向けて育っている。
まわりの田圃では、銘柄米コシヒカリの田植えが最盛期を迎えている。
今年は市会議員選挙が行われた関係で、例年より遅い田植えになった。

我が家のビニールハウスには、キュウリとトマトの接木苗を植え付けた。
キュウリは、節成種の「夏すずみ」を5本、トマトは「桃太郎」種を10本。
片隅には、4月上旬に播いたカボチャやインゲンなどの苗が育っている。
畑のビニールトンネルの中では、水ナスと長茄子が花をつけ始めている。
その後の畑には、小玉種のスイカにピーマンやシシトウを植える予定だ。
さらにオクラを種まきし、カボチャやインゲン等夏野菜の苗を植え付ける。
そして畑は、レタス等の春野菜の収穫と夏野菜の栽培とで賑やかになる。

東日本大震災の被災地は、地場産業も農業も漁業も壊滅的被害にある。
福島と茨城の農水産物の中には、放射能汚染で出荷出来ない物も多い。
さらに福島県の一部地域では、田植えさえも自粛している厳しい状態だ。
たとえ収穫できても、風評被害という災難による売れ行きが心配になる。
夏祭りの頃までには、放射能漏れが終息し 安心できるよう望んでいる。
「風評被害は、農産品以外でも世界に広がっている」と、ひげ爺の独り言。
近代産業の頂点とも言える自動車まで、云われもない風評にあっている。
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東日本大震災の40日

2011-04-19 14:48:10 | 社会・経済・国際 
国内での観測史上最大となるマグニチュード9.0を記録した超巨大
地震と大津波によって東日本は大震災にみまわれた。 そして福島
原発は緊急的処置を行っているが放射性物質の放出という深刻な
状況が続き、地震の発生から40日が経過しても収束のめどは立っ
ていない。この大震災による死者と行方不明者の総数は、現時点で
2万8千人に到っており さらに増える見通しだ。
原発事故を含めて避難所で暮らす被災者数は、今も12万人を超え、
被害の全容まで正確には把握できていない状態だ。

地震発生後の首都圏では、震災5日後の3月16日、飲料水の需要
は平時の31倍に上り パスタ類は27倍 カップ麺14倍 米は10倍、
日用品のボンベが30倍 乾電池が16倍だったという。一方で供給も
飲料水が2.5倍 パスタが3.6倍 カップ麺が2.7倍 米が2倍など、大
半が平時の供給を上回ったとのこと。
もし消費者が冷静に行動していれば、一部の商品を除いて店頭での
品不足などが起きることはなかったといえる。

一般的に、疑心暗鬼から買いだめ心理が働き、お店での緊迫感や報
道や携帯などの情報によって行動が行動を呼んでしまうらしい。
買いだめが一巡した今月中旬の調査では、米とカップ麺の需要は震
災前の2割減に落ち込んでいたという。 今では、買いだめした在庫を
抱えて「あれは何だったのか」という人が大半であろう。
「電気も飲食も節制し、昔の清貧な生活も良い」と、ひげ爺の独り言。
・・で、慌てて買いだめした人ほど被災地支援の協力心が薄いようだ。
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母が96歳で骨折の手術

2011-04-14 11:17:15 | 食楽・年金ライフ 
私の母は、お彼岸の3月20日に誕生日を迎えて満96歳になった。
高齢ながら、歯も耳も眼も十分に機能していて髪の毛も黒色が多い。
食欲は極めて旺盛で、時には私の食事量を越えるほどによく食べる。
間食にいたっては、糖尿病でひかえている私などは及びも付かない。
しかし、パーキンソン症状があり足元が不安定な小刻み歩きだった。
認知症も徐々に進行し、時には訳の分からない言動を連発している。
一年前から介護認定を受け、デイサービスを受けるようになっていた。

永年住み慣れた自宅で生活しながら、あれこれ母権を主張していた。
夜の室内徘徊とも言える「鍵まわり」が習慣で、眼がはなせなかった。
3月上旬、足元から崩れ落ちして腰骨を部分骨折し痛い思いをした。
電動ベッドを持ち出し家具の配置換えをし、車椅子の生活になった。
大震災で余震が続くなか、介護施設に短期の体験的入所もしていた。
歩行厳禁を云われたが、痛みが和らぐと勝手に歩き出してしまった。
そんな8日、施設で部分骨折していた大腿骨を完全骨折してしまう。
救急車で総合病院に運び込むことになり、完全な骨折と診断された。

年齢や体力等も考慮したが、激しい痛みを思うと手術の道を選んだ。
母に骨折の説明や手術の話しをしても、他人事のような理解である。
自分が何処で何をしているのかが理解できていないため心配も多い。
主治医とリスクや準備などを相談、4月13日の午後に手術をうけた。
夕刻に手術も終わり 体調も良好で一安心したが夜は付添い看病だ。
「その日は私の誕生日、でも母の手術で看病日」と、ひげ爺の独り言。
早く治ってくれると良いのだが、するとまた転倒しそうで心配になる。
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自治会長役が廻ってきた

2011-04-12 08:16:15 | 地域活動・つながり
親父が会長を勤めて以来、久しぶりに自治会長の役が廻ってきた。
私の住む地域の自治会、規模も小さく会長も輪番制で勤めている。
地域集落の組織体として歴史も古く、しきたりや財産も多くある。
一昔前までの納税組合機能を受け継ぐ、財産管理団体とも言える。
また、地域のお祭りや行事 行政組織の組合として維持されてきた。
町長や議員などの選挙には、積極的に候補を出し取り組んできた。

一方で、地域を取り巻く環境変化が自治会の課題にもなっている。
行政組織としての役割に加え、地域コミュニティーが重要になる。
言い換えれば、行政の補助業務と自主的な地域活動の両面になる。
いま地縁意識が薄くなり、自治会への参加や理解が弱まっている。
しかし、少子高齢化の進む地域では共助の取り組みが大切になる。
災害対策や防犯、青少年対策や生涯活動に「地域力」は欠かせない。
行政の見直しがなされるだろうこの時期に、自治会改革も必要だ。

自治会には、自治体の補助組織としての役割が増える傾向にある。
そんな中で、周辺の五つの自治会を併せた行政区も存在している。
合併して広い市となり、全市域に共通する組織とルールが必要だ。
旧自治体ごとに、自治会の役割や補助金などに相違点が多くある。
行政の区を基本に、統一性のある組織体づくりが行われるべきだ。
「古い組織やしきたりが、弊害にもなっている」と、ひげ爺の独り言。
会長としては、今までどおり無難で忙しくない方が良いのだが・・・。
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被災者の受入と地方選

2011-04-05 09:05:54 | 社会・経済・国際 
暦は4月ながら、気温も気持ちも例年に比べ寒く遅い春を迎えている。
春を告げるウグイスの鳴き声も滅多に聞こえず、さえずりも上手くない。
東北関東大震災の被災地では、寒い中で救済復旧が遅々としている。
原発の深刻な状況は今も続いて、放射能拡散の不安が広がっている。
福島の農畜産物に放射能汚染が観測され、出荷停止の物が出ている。
ガソリン不足は解消したが、納豆 牛乳 タバコなど品切れの物も多い。

桜の蕾もやっと開き始めたが、花見は遠慮して話題になっていない。
中旬以降この辺の農家は、田かきと田植えの最盛期で大忙しになる。
一方で、地震に大津波と福島原発事故によって埼玉アリーナに避難し
ていた福島の双葉町が、役場ごと市内の旧騎西高校に避難してきた。
予定の1300名の他、直接来た「いわき」ナンバーの車も多くあった。
私たちも、被災者を迎える市民として協力し支援しなければならない。
そんな非常時のなか、地方選挙が実施されたり 予定されたりしている。
1日告示の県議選では、ほとんどの候補が街頭での連呼を自粛した。

16日告示の市議選は、合併して初めての選挙で激戦が予想される。
選挙も大切だが、直面する厳しい状況や被災者心情も考慮すべきだ。
私は、市議選の選挙街宣活動に一定の自粛をするよう要望してきた。
県議選に続き市議選も、街宣活動時間の短縮など自粛される事だろう。
「こんな時、ウグイス嬢の声はどんなものだろうか」と、ひげ爺の独り言。
春を告げる鶯の声も選挙カーの訴え声も、今年は小さくて良いだろう。
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